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今日から、隊長の長い夏休みが始まる。
題して”夏休みイケイケ旅シリーズ”!
第1弾は、和歌山県・古座川沖の無人島”九龍島”(くろしま)へ
シーカヤックへ出かけます。
東牟婁郡串本町の古座観光協会では、レンタルカヌーの
貸し出しを行っており、古座川・小川でのカヌーツーリングの他に
近海(九龍島)へのシーカヤックもできる!
1人=千円でカヤックをレンタルできることもあり、
自艇を塩水に浸けたくない隊長は
シーカヤック(シット・オン・トップ)をレンタルした。
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写真のシーカヤックはシットオントップという種類のもので
その開放感あふれる乗り心地は、他と一線を画する
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昨年05-09-17は悪天候のため断念せざるをえなかった九龍島。
今日はそのウップンを晴らすかのような晴天!
観光協会の気さくなお兄ちゃんと一緒に、
舟を古座橋のたもとまで運んだ。
そして簡単な注意事項・航行ルールを教えてもらったあと
大海へと漕ぎ出した!
↓ツーレポに載ってない詳細・写真有り↓
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古座大橋は右側通行で突破!
あんまり右岸側へ寄りすぎると、テトラがあったり、浅くなります。
海に出た途端、視界が開けた。
その爽快感とは裏腹に、ドンブラコ波で酔いそうになった。
海は、川と違い潮流があるので
漕ぐ手を休めると、あらぬ方向へじんわりと流される。
また波も絶え間なく押し寄せるので
普段乗り物酔いをしない人でもチョッピリやばいかも。。。
でもまぁ、常に漕いで推進力をつけていれば
気にするほどでもない。
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海岸から離れるにつれ、
「流されたらヤダなぁ。」とか「風も吹かないでおくれよ。」
と心細くなる。。。
しかし、このリクリエーションカヤックはなかなか面白い!
こんな舟で、自力だけでダイビングスポットへ行き、
ダイビングができれば楽しいだろうな。。。
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かずけいさんと初めて一緒にカヌーをしたのが古座だった。
あの時もレンタルカヌーだったなぁ。。。
この夫妻とは、世代は異なるが、その枠を越えて話ができる。
いろんなことを吸収できる良き先輩なのだ。
ついこないだカヌーを始めたというのに
隊長よりも漕ぐのが速い! カヌーマラソンに出場すれば、
結構いいところまでいくかもしれない。(^;^)
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ちょうど中間地点までやってきた。
見渡す限りの大海原。
足下は恐いくらいの深い碧。
海に出ると、なんだか体の奥底に眠っていた何かが
呼び起こされるような気持ちになる。。。
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天候に恵まれ、舟は順調に進み半時間ほどで島に着いた。
「あー、よかっった!よかった!」
安堵の表情を浮かべながら、島の西側にある浜辺へ舟を着けた。
浜に降りてビックリ!
「ゲッ!他にも人が居るじゃないか!
ここは無人島じゃなかったのか?
こんなんじゃフルチンで泳げないじゃないかっ!」(オイオイ)
近年、レジャースポットとして有名になったのか
家族連れなど十数人で賑わっていた。
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かずねぇが興奮気味に語った。
「マサルさんの無人島生活(TV番組)は
ココでロケが行われたらしいよ。それで有名になったから
こんなに賑わってるんじゃないの?」
このことを、あとで観光協会のお兄ちゃんに聞いたところ
やはり、いきなり黄金伝説というTV番組の企画
”浜口まさるの無人島0円生活”のロケ地だったそうだ。
本来、九龍島近海でのモリ突きなどは禁止されているが
マサルさんは地元漁協の許可を得て収録を行ったそうだ
もっとも、我々が雑魚釣りをする程度は構わない、とのことだった。
なるほど! さすが大阪の主婦である。
だてに井戸端会議をしてはいない。(笑)
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しかし、こんな小さな島だと、
排便の紙クズは一定の場所にたまるだろうし
そこにあるべきでないゴミも増えるんだろうな。。。
島に見とれていて、観光協会に電話するのを忘れてたよ。
「あっ、今、無事に着きました!また帰る時に電話しまーす!」
島に渡る時は、無事を確認する為こんなシステムになっている。
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島には、いくつもの洞窟があった。
中にはかなり広い空間があり、
ここでキャンプできれば面白いだろうな、と思った。
ここでもやはり、かずねぇだけは
「ココちゃうん?ココちゃうん?
マサルさんが暮らしてたところ、ココちゃうん!」と、
一人浮き足立っていた。
なんやかんや言うて、かずねぇもミーハーだったんだな。。。(笑)
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陽の明かりがある方へ進んで行くと
島の東側(岩場)へ抜け出た。
波がスゴイ勢いで押し寄せ、岩に叩き付けられそうだったので
ここで泳ぐのは諦めた。
それからしばらく洞窟探検した後、
今度はカヌーで九龍島をぐるり一周のお散歩へ出かけた。。。
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島の南側へ向かう。
岸に近づき過ぎると、波で岩礁に打ち上げられそうだ。
かといって、沖の方に出過ぎると、めちゃ速い潮流に流されそう。
なんてったってここは太平洋。
瀬戸内のなだらかな海とはスケールが違う!
殻にイボイボのあるサザエも
潮の流れがなだらかな瀬戸内海のサザエには
そのイボイボがほとんど無いという。
同じ海でもそれだけ違うということだ。
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島の南西に位置する鯛島。
その見た目が鯛のようだから、その名がついたらしいが
隊長にはアニメ”タイムボカン”シリーズに出てくる
ブタの鼻にしか見えなかった。
だから隊長はこの島のことを、心の中でひっそりと
”タイムボカン島”と呼ぶことにした。 そう、ひっそりとね。。。
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島の南側には、広い岩棚があった。
段差が高いので舟を着けるのに苦労しそうだが
この上に登れば面白い空間が広がっていそうな場所だった。
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島の東側より見る洞窟の開口部。
この島の上のジャングルも面白そうだな!
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島の周りには、白波立つ浅い場所もあり
そこを回避するようにぐるりと回り込みながら浜へと戻った。
あっという間のお散歩だった。。。
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木陰で、お昼ごはんを食べる。
かずねぇは、もっぱらマサルさんの話だった。。。
隊長は釣り道具を準備して来たのだけれども
砂地の海域では子供が海水浴をしていたので断念。
岩場の海域は空いていたのですが、見るからに
仕掛けが引っ掛かり、釣りにならない感じだった。。。
そこで3人は、シュノーケリングに出かけた。
これが予想をはるかに上回る楽しさだった!
大きなアイナメやカラフルな魚が目の前を泳いで行き
見ていて飽きなかった。
そして極めつけは、大きな真ウニ!思わずヨダレが。。。
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この島では、あっという間に時間が過ぎ去っていた。
気がつくと、帰らなくてはならない時間が迫っていた。
浦島太郎の心境だった。。。
できればもうちょっとゆっくりしたかった。一泊二日で。
と思うほど楽しい島だった。
この後、無事に河口へ戻り、カヌーを返却。
そして”南紀月野瀬温泉ぼたん荘”で塩抜きし
その足で赤木川の河原へと向かった。
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この日の宴は、海の幸づくし。
けいにぃの焼いてくれたサザエはうまかったなぁ〜。
お刺身もうまかったなぁ〜。(^;^)
明日の赤木川カヌーツーリングに期待満々のかずけいさん。
特に、けいにぃは
「明日は、いよいよ清流や!ダッキーで清流を漕ぐんじゃー!」
と、鼻息荒く星空を見上げるのだった。。。
”夏休みイケイケ旅シリーズ”第2弾 06-08-06赤木川へ続く。 |