09-04-30 北川(宮崎県)

____________________29日___________________
28日”九州おっさん二人旅シリーズ”番匠川を堪能した二人。
29日は朝から野宿値を撤収し、宮崎へ向けて移動。 一般的な道路ではなく、山の中の酷道をひた走る。
狭い道幅。次々に現れるカーブ。のりさんはそれらと戯れるように走り去っていった。
隊長の車はバイクと違って、どうしてもカーブで減速したあとの加速が遅い。 のりさんとの差はどんどん大きくなっていった。。。

北川ダムのそばにある”道の駅・宇目(うめ)”で、のりさんが待ってくれていた。
「山越えの道は想像していたよりも過酷だったなぁ」と、互いに疲れ笑い。 コーヒーを飲みながら一息ついた。
ついでに煙草で息を整えたあと、いよいよ北川に沿って南下。 カヌーツーリングのスタート地点兼野宿地に適した場所を探しながら走る。
そして今回もまたノリさんの驚異的な”野宿地探査嗅覚”により、いとも簡単にテント場を発見することができた!
その場所は緑に囲まれ、辺り一面に大量の”乾いた薪”が落ちており
すぐそばからカヌーを出艇できるという、近年マレに見る快適な野宿地だった。
その光景を目の当たりにした二人は、もう天国にでもやって来たかのような笑顔になり
鼻歌交じりでテントを建て、小さく飛び跳ねながらカヌーまで組み上げてしまった。
思わず二人並んでキャンプ地を眺め「うん、パーフェクトだな。。。」と頷いた。

おっと、この光景にウットリしてばかりもいられない。
明日のカヌーツーリングのゴール地点を探しに下流へと車を走らせた。

北川は、川(河原)へ下りる場所が至る所にあり、
”行政的な象徴”とも言える車止めも少なかった。
それはもう「どうぞ川で遊んで下さい」という雰囲気で、二人はとても気に入った。

北川橋下流の河原を明日のゴール地点に決め
近くのスーパーで買ったお弁当をその河原で広げた。

今日は全ての物事がスムーズに運んだ。こんなにトントン拍子で進むことも珍しい。
そのせいか、河原に吹くそよ風がとても心地よかった。。。
ただひとつだけ難点が。。。 この辺りにはホッコリできる温泉施設が無い。(”五ヶ瀬の湯”も今はもう無くなっている)
ゆえに近い入浴施設は”ヘルストピア延岡”に限られる。 二人はその大きな施設の前までやって来たものの
その人出の多さに目まいがし、「こんな所に入るくらいなら、今日一日くらい風呂に入らない方がマシ」と思い
ゲッソリした顔で野宿地へとUターンした。

ヘルストピア延岡にはプールもあるので、多くの人手で賑わっていた。
我々はその”必要以上の喧噪”に嫌気が差しただけなので、皆さんはどうぞ御利用下さい。(^;^)
隊長「さぁ、陽のあるうちに地鶏の黒焼きでも始めますかっ!」
のりさん「せやな。ちょっと早いけどイッちゃいますか? (プシッ!)

この開栓音を合図に二人は、飲む→食う→飲む→食う→・・・を繰り返し
辺りが真っ暗になったことにも気づかず、
なぜか”水曜どうでしょう”の挿入歌「1/6の夢旅人」を大合唱していたのだった。(^:^)

普段は静かであろう”街灯も人気もない林の中”で、
我々のその歌声は、山中の獣たちへ不気味に伝わったらしい。
このあと二人はエラいめに遭ってしまうのであった。。。
暗闇で分からなかったのだが
この時すでに我々は包囲されてしまっていたようである。(汗)
そんなことなどつゆ知らず、二人は歌い、食い、酔いしれていった。。。

しばらくして、、、のりさんのひと言で我に返った。
のりさん「あれ?地鶏はっ!? もう買ってなかったっけ? これでおしまいか?」
隊長「あっ、ほんまや。もう無いわっ!(汗) 美味しすぎてアッという間やったなぁ!」

のりさん「しまった、もっと買っておくべきやったな。。。」
隊長「たしかに。。。 しかしエラいうまかったな!」

このあと二人は、ただただ焚き火を眺め、男同士の話を燻らせていった。。。
そして夜がドップリと更けた頃、ちょうど酒も尽きたので
二人は非常に良い気分のままテントへともぐり込んだ。。。

”この野宿地、平坦やし、下は落ち葉で柔らかいし、静かやし、サイコーやな”
もう思いっきりリラックスした状態で眠りについた。。。

と思ったのもつかの間。
キヒィーン! キヒィーン! という
なにやら得体の知れない鳴き声で目を覚ました!
それは甲高い鳴き声で、5秒おきに聞こえてくる。(恐)

隊長「なんや?なんや? この鳴き声は初めて聞くぞ!
    イノシシか? 鹿か?。。。」
息を殺し、外の様子に神経を集中させる。

どうやらそれはテントの周りに数頭居るらしく、あちらこちらから聞こえてくる。
その中の一頭は、どうも隊長のテントの先1mのところに居るようだ。
キヒィーン! キヒィーン! キヒィーン!

”うるさいなぁー! おまえいったい何星人やねんっ!?”と思うほどの奇声を聞いているうちに、隊長はあることを思い出した。
そういえば、この野宿地のまわりにある杉林には防護ネットが張られていたなぁ。。。
あれはたぶん木の皮を食べに来る鹿除けのものなんだろう。
隊長は心の中で「たぶん鹿だね。。。」と納得させ、奴らを刺激せぬように息を潜め、気配を消そうとじっとしていた。
さきほどの僕たちの怪しい大合唱が気に障ったのか?それを聞いた群れの中の血の気の多い若鹿が警戒しにやって来たのだろう。
ここはひとつおとなしくして、彼らが立ち去るのを待とう。。。
そんな緊迫した暗闇の中、向こうのテントから、静けさを打ち破る声がっ!
のりさん「おぉーい!たいちょー! おぉーいっ!」

隊長「!? ったくう。。。(こんなデリケートな場面で、なんてデリカシーのない声なんだ!)
   せっかくおとなしくして気配を消していたのに台無しじゃないかっ!
   たぶん今の一声で、周りの鹿達は一斉に”のりさんテント”に角を向けたに違いない!
   鹿の標的が確定したようなもんじゃないかっ。バカだなぁ。。。
   オレは相変わらず気配消しちゃうもんねー。」

というわけで依然”音無しの構え”をとる隊長。

のりさん「た、たいちょー!? おーい、たいちょーお!」

隊長「ひょっとしてオレに何かあったのかと思って、ノリさん焦ってるんじゃないのかな?
    だけど、オレは標的になりたくないからじっとしてるよ。。。(^:^)」

相変わらず無視し続ける隊長に、のりさんの声はうわずっていった。
のりさん「たた、たいちょ〜! たいちょおおおーーーー!

うるせーなぁー! こうなってはもう、隊長の”気配消しちゃうぞ作戦”も台無しである
隊長「なんやねん、もぉー! ここにおるがなー!」

のりさん「おっ、おぉおぉ。  あれ、シカやなぁ!」

隊長「せ・や・な・あ!(解ってるならいちいち大声あげんなよっ!)」



のりさん「。。。。。」

隊長「(何を急に黙り込んでん?) じっとしてたら鹿もそのうち向こうへ行くやろ。」

のりさん「。。。。。。。。」

隊長「(なんで返事せんねん?) なぁ!テントから出るなよっ!」

のりさん「。。。。。。。。。。。」

隊長「(だからなんで返事せんねん?) おぉーい!大丈夫かぁ〜!?

のりさん「。。。。。。。。。。。。。。 ZZZZZ〜〜〜!

隊長「てめ、寝てんじゃねーよっ!
あっ、ヤバ! 大きな声出しちゃったじゃないか〜。
これで今度はオレが鹿の標的になっちまったじゃねーか!コノ野郎!

この夜、我々はこの”シカの嫌がらせ奇声”に3度遭い、
デリケートな心を持つ隊長は、明け方になってようやく眠りにつくことができたのでした。


____________________30日___________________
30日朝。
隊長「鹿の鳴き声をあんなに間近で聞いたのは初めてやったわ!オレ、じっとしてたのにノリさんが急に大声出すからビックリしたじゃないかっ!」

のりさん「いやいや、そやかて最初な、あの鳴き声が聞こえる前に落ち葉を踏みしめる足音が聞こえてきてん!
      ミシ!ミシミシ!って。 そら焦るやろっ! 隊長には聞こえんかったんかぁ?」

隊長「ぜんぜん。。。 オレはあの鳴き声しか聞いてないなぁ。」

のりさん「オレ、そのミシミシ!っていう足音を聞いた時、まさか熊ちゃうやろなっ!って焦ってん。(汗)
      そしたらあのキヒィーン!キヒィーン!って鳴き声がしたからホッとしたわ。(^:^)」

隊長「んだらワザワザ”鹿やなぁ?”って大声かけてこなくてもいいじゃんかっ!」

のりさん「いやいや、オレはなぁ、隊長がテントの中で、あの奇声にビビッてるんちゃうかなぁ〜思うて、安心させたろ思うて声かけたんやで。」



隊長「ぜんぜんビビッてへんし。。。  鹿や!って解ってたし。。。」

のりさん「ほんまかぁ〜?おまえじつはテントの中で漏らしてたんちゃうんかー!?
      テントん中、びっしょびしょで、声も出んかったんとちゃうんかー!?(^:^)」

隊長「アホかっ! 
    あれはたぶん昨日の大合唱がまずかったか、曲のチョイスを誤ったかやで。」

二人ともビビッていたにも関わらず、お互いに譲らず、会話は平行線のまま続いた。。。

緑の中で、コーヒーとパンの朝食。 こういう場所で飲む朝のコーヒーはうまい。
「っていうか、オレが入れたコーヒーだからウマいんやんけ!」
というノリさんの声が聞こえてきそうだ。(^:^)


隊長「あれ? どしたん? 急にそんな苦々しい顔になって。。。」

のりさん「えっ? あ、いや、べつに。。。」
隊長「なんやぁ? 気になるやんかっ! 今日一日気になるやんか!どないしたん?」

のりさん「なんでもないって。。。」

隊長「やけに元気ないなぁ。
   あぁー!ひょっとして、昨夜のりさんの方こそ漏らしてんちゃうん!
   濡れたパンツがまだ乾かへんから股間が気持ち悪ぅなってんちゃうん!?」

のりさん「アホか、おまえは。。。」

隊長「んだって、さっきから股間の方を見ては苦い顔してるやんけー!」

のりさん「はぁ???   ったく。。。   コレや!」

と言って腰を浮かし、昨日買ったばかりの三脚型ミニチェアーを見せるのりさん。

見ると、その布がビリリと破れているではないかっ!
隊長「プーーーッ!(コーヒーを吹き出す:汗) もう壊したんかっ!」

あともう少し破けてしまうと、中央までビリビリビリー!と破けきってしまい、使い物にならなくなるだろう。 でも、それも時間の問題だろう。。。

のりさん「壊れてへんっ! まだ使えるし。」

隊長「やっぱ許容重量やんかっ! あ〜ぁ、可哀想なイス。 その調子でカヌーの椅子、破らんように気ぃつけや。フレームも曲げんようにな。」

のりさん「。。。。。」

苦々しい表情で遠くを見つめたノリさんは、もうそれ以上何も言わなかった。。。



さて、今日の行程はちょっとハード。
北川をカヌーで下ったあと、野宿地を撤収し、佐伯港まで戻り
そこから船で宿毛港へ渡り、少し走ったところで野宿。
という訳で今日はテキパキと進もう!

昨日組み立てておいたカヌーを川辺へ下ろす。
目の前の北川はとてもいい速度で流れている。
僕たちは期待しながら舟に乗り込んだ。

のんびりとした風景の北川へ漕ぎ出す。
水質はまずまず申し分ない。 景色も良い。
水量は少ないがライニングダウンしたのは3カ所程度だった。
昨日の番匠川よりもむしろ北川のこの雰囲気の方が川旅派の僕たちには合っていた。
二人は顔を見合わせ、ただニンマリとした。。。

大黒橋手前の河原で昼めしにする。











のりさん「北川、なかなかいい感じやなぁ。」

隊長「そうやなぁ、北川も番匠川も初級者にはもってこいの川やなぁ。」

のりさん「うん、ツーリングカヌーにはもってこいやな。」

隊長「でも心なしか、こう、何というか、もうワンパンチ足りない気がする。
    水量や季節によってだいぶ印象が変わってくるんだろうけどね。」

のりさん「せやなぁ、これならまだ南紀の川の方がエエなぁ。。。」

隊長「九州に来るまでもなく、ってか?(^:^)
    しかし今回はなんや不思議なくらい、九州に来た!
    って感じがぜんぜんせんかったわぁ〜。(汗)」








このあと二人は、何ということもなく、ただボォ〜〜〜っと川面を漂い
北川橋の河原へと流れ着いた。
男同士の川旅は、こうして意外にもシンプルに幕を閉じたのであった。。。



さて、ここからカヌーを畳み、キャンプ地を撤収。
バイクと車でまた佐伯市に戻る。

道の駅・やよいにある”やよいの湯”で二日分の垢を落とし、
サッパリとした気分で佐伯港へ向かった。

出航時間まではまだ時間があるので、この辺で晩飯でも食おう!
と思い、二人でウロウロしたものの、これといった店が見あたらない。

隊長「さっき長崎ちゃんぽんのお店があったなぁ。
    オレ、ちゃんぽんをお店で食ったことないし
    九州なんで長崎ちゃんぽんでどう?」

のりさん「おぉー、そうか。 んだら、そこにしよう!」
ワクワクしながら店に入った二人は、30分後、、、首をかしげながら出てきた。 いつもならパンパンのお腹をさすりながら出てくるはずなのだが。。。
隊長「なぁノリさん、ちょっと聞いていいか? さっきの味が、俗に言う”ちゃんぽんめん”の味だと思っておいてよいのか?」
のりさん「いや。この店の味は忘れろっ! ちゃんぽんめんは、また長崎で食うことだな。。。」

隊長「そうかぁ〜、本当の長崎ちゃんぽん、食ってみたいなぁ〜。。。」
のりさん「あぁ、それならリンガーハットへ行くこったな。 オレも昔、長崎を旅してた頃タクシーの運ちゃんに聞いたことがあんねん。
     ”この辺で美味しいチャンポンメンが食える店を教えて!”って。 そしたらその運ちゃん、何て言ったと思う?
     ”あぁ、それならリンガーハットやな。あそこが一番うまいわ”って言われたわ。ははははは!(笑)」

こうして、隊長とノリさんの”九州おっさん二人旅”は終わった。。。

夜8時頃、フェリーは港を出港。  夜遅い船内は人もまばらで、眠りにつく人が多かった。。。
そんな静かな船内で、ただ二人のおっさんだけが賑やかにハシャいでいた。 まるで修学旅行生のように寝っ転がりながらケラケラと笑うおっっさんは
これまた学生のように周りのことなど気にもかけず奇声を発し、タチが悪いったらありゃしない。

時間も時間なので、隊長は普通に寝ようとするのだが、”船上では眠れないタチ”のノリさんがそれを許さなかった。
隊長が目をつぶり口数が減るたび、その股間を蹴り上げ目を覚まさせるノリさん。
驚いてビクッ!と飛び起きる隊長を見ては、両手で口を押さえ声を忍んで笑うノリさん。 あんた、歳いくつだよっ!

船上で眠れないオッサンと、眠れるのに眠れないオッサンは、地図を広げて未来の旅構想を話してみたり
明日の昼メシをかけてシリトリをしたりして過ごした。(女学生かっ!)

シリトリは何度やってみても、”る”で攻め続けた隊長の全戦全勝に終わった!
そしてノリさんが”る”攻めにグッタリした頃、船は宿毛港に着いた。。。

船から下りると、二人はその先にある野宿予定地まで走った。真っ暗闇の中を10分くらい走ると、これまた真っ暗闇の公園にたどり着いた。
そんなへんぴな公園にも既に先客がテントを張っており、二人は静かに静かにテントを立て始めた。

立て始めて、ものの数分後、隊長が「ギョエッ!」っという短い悲鳴を上げた。
本来なら「うぎゃあああーー!」と叫びたかったのだが、先客のテントに遠慮した悲鳴。

隊長「ちょ、ちょ!のりさぁ〜ん!のりさん!のりさん!はよ来て!こっち来て!」
のりさん「何を情けない声出してんねん? テントの人、寝てはるんやから静かにしなさい!」

隊長「こ、こ、、これ見てっ!(汗)」 体長は、ゆうに10センチは越える、人差し指くらいの太さのムカデをさす隊長。
のりさん「おぉっ!こんなものはな。。。(ガツッ、グシャ!グリグリグリィ!)」 厚底のブーツで微塵にされるムカデ。
原始の頃から脈々と生き抜いてきたムカデも、この男にかかっては、百本の足は何の役にも立たなかった。。。(哀)
のりさん「情けないやっちゃのぉ〜。こんな時オレがおってよかったやろ? やっぱりオレ、頼りになるやろ?え?頼りになる、って言え!」

隊長「エラそぉーに言うなよ。毛虫見ただけで飛び上がるくせに! 昨日、バッグに付いてた毛虫を除けてあげたのは誰やぁ?」
のりさん「ふんっ! 早ぅ、寝る準備せいっ!」

深夜、ムカデに脅える隊長は、荷物という荷物をすべてテントの中に入れて横になるのだった。。。


____________________翌日___________________



5月1日 朝。 快晴!
気持ちの良い日差しの下、先客のテントの家族と歓談。
三重から遊びに来たらしい。お互いの旅の行程を話しつつ朝食を摂った。

本日我々は、この地から徳島県海陽町まで走り抜かねばならない。
朝食も早々に済ませ、野宿地を撤収。
バイクと車は、各々のペースで東へと走り始めた。。。

昼頃、ずいぶん先を走っていたノリさんが道の駅”かわうその里すさき”で待っていた。
どうやらシリトリで勝った隊長に昼飯を御馳走してくれるらしい。
2階のレストランで”かつお丼”を注文し、無言でガッつくおっさん二人。
まわりの修学旅行生の瞳に、このオッサン二人はどんな風に映ったのであろうか。。。

いやぁ〜、でもホントに旨かったよ!このカツオ丼。のりさん御馳走様でした〜!(^:^)
次回は”る”のつくものをたくさん見つけておくことだな。(笑)



お腹を満たしてテンションと血糖値が上がったオッサン二人は
ふたたび東に向けて走り出す。
ちんたら動く国道にちょっぴり飽きてきたノリさんは海沿いの県道47号線に進路をとった。

岬のクネクネした道を上ると、眼下に碧く輝く太平洋が広がっていた。
「竜馬もこの景色を見たのかな。。。」と胸が熱くなる。
あの時代の、気骨ある日本人に思いをはせながら走っていると
ふいに 「←武市半平太記念像」という案内標識が目に入った。
そこは迷わず寄り道する隊長。
書物の上では、半平太はエラが張っていたというので
どんな顔をしているのか興味はあったのだが
まぁ確かに張ってるね、という程度だった。

昨年の11月中旬(竜馬が斬られた日)に”竜馬がゆく”を読み終えた隊長は
意図せずこの半平太像に出会い、
このあと奇しくもその半平太が処刑された奈半利川沿いに進路を取るのだった。
この縁は偶然ではなく、必然のものなのだろう。。。

浦ノ内の岬を走り抜け、ひたすら海沿いを走る。
仁淀川を渡り、桂浜を越え、また国道55号線に乗る。
そして奈半利川河口の道の駅”田野駅屋”でノリさんに追いついた。
二人はここで一息つき、ガソリンを満タンにしたあと、奈半利川沿いに進路をとった。
この辺りには”二十三士温泉”があり、半平太の時代の爪痕が後世に語り継がれている。彼らも通ったであろう道を、感慨深げに走る隊長であった。

国道493号線という山を登り切り、今度はまたクネクネと下りおりる。ブレーキペダルを踏み続けるのに疲れた頃、やっと野根川沿いの道に出た。
と思ったら、道ばたに座り込むノリさんとバイクが見えた。
転倒したのか?と思っていたら、どうやら走り続けでお尻が悲鳴を上げたそうだ。さすがに今日一日の走り通しはこたえたらしい。
そろそろ限界点に達しそうなノリさんの尻をたたき、今度は隊長が先導して海陽町に流れる海部川へと急いだ。
そして夕暮れ前になってようやく海部川沿いの野宿地に辿り着いた。。。

体力を消耗しきった二人は、無言でテントを設営したあと、放心状態のまま温泉に浸かり、
うつろな目をしたままスーパーで買い出し、キャンプ地に戻った。そして晩飯をかき込み、二人はようやく人心地を取り戻した。
今夜は大阪から
うはうは隊・枚方支部の面々と忍びの者が合流してくることになっている。
そのお迎え運転のために酒を飲めない隊長の横で
浴びるように酒を飲むオッサンがひとり。。。
彼は飲むだけ飲んで、くだを巻くだけ巻いたあと、さっさとテントにもぐり込んでしまった。
まったくいい気なもんだぜ!
隊長もそろそろ肌寒くなってきたのでテントの中で横になった。

そして深夜1時頃。 向こうのテントから寝起きのダミ声が聞こえてきた。
のりさん「だ、だいちょー! 今ゴンビニに着いだってよ。」
隊長「あぁ、じゃあ迎えに行こか。」
二人は河口のコンビニ・スリーエフへと急いだ。

駐車場でモコさんの新車発見!
のりさん「おー、よう来たなぁ! オレ、ちゃんと寝ずに待ってたんやで。」
モコさん「ウソつけっ!アンタ、めっちゃ熟睡してたやろ?顔がむくんでるで!」

このあと無事にキャンプ地に集った面々は、久しぶりの再会に微笑み
もうすっかり安心して寝床についたのでした。。。

翌日の海部川カヌーツーリングへと続く。。。
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