07-05-04〜05 長良川(岐阜県)

__________________03日_________________

その晩は、こんな感じでした。 恐かったよぉ〜、のりさぁ〜ん!


昨日、犀川カヌーツーリングを無事に終えた僕らは
3日朝、この地を発ち、次の目的地”長良川”へ向かう。

この日、のりさんは名古屋で友人の結婚披露パーティーに
出席する為、隊からは一時離脱。バイクで走り去った。。。
残った隊長とモコさんは、岐阜県関市に向かった。

昼頃、関市に着いた二人は、キャンプ地を選定し
翌日行われるカヌーツーリングの為の下見へ出かけることにした。
その前に、本日から参戦の宮本っちゃんを岐阜駅まで拾いに行く。

し、しかし、ここで恐れていたことが起こった。
岐阜駅に近づくにつれ、フロントガラスに、ポツリポツリと雨が。。。
天気雨を降らせるとは、、、さ、さすが、宮本っちゃん!(泣)
彼女の行くところ、必ず雨が降るという。。。

観光嫌いのノリさんがいない今日は、3人で観光するチャンス
だったのですが結局、下見するだけで時間がつぶれてしまった。
この日は自炊せず、お昼は海鮮料理!夕食は地鶏料理!を
お店で食べ、”武芸川温泉ゆとりの湯”で汗を流し、野宿地へ戻った。

  ↓ツーレポに載ってない詳細・写真有り↓
__________________04日_________________

美濃橋下流右岸側の河原は、GWということもあってか、
BBQを楽しむグループのパラソルが色とりどりに咲いていた。


翌朝。 宮本っちゃんが居るわりには、いい天気。(獏)
パンとコーヒーを食べ終わった頃、
「ボォ〜ン、ボンボンボン」   「ブンブンブ〜ン」
という2台のバイク音が聞こえてきた。

隊長「アッ、来たんちゃうか!?」 3人が音のする方へ振り向くと
砂利道からノリさんとサスケさんが現れた。

ちょっと緊張気味に、皆自己紹介をした。
サスケさんは、のりさんのバイク仲間。すなわち“つわもの”なのだ。(爆)
その”つわものぶり”は追い追い話すことにする。。。

今日は美濃橋から野宿地のある保戸島まで
かの有名な長良川をじっくりと確かめるように、カヌーで漕ぎ下ります。



たくさんの人が賑わう中での、このポーズはちょっと恥ずかしかった


河原から漕ぎ出すと
人々の歓声も遠ざかり 、のどかな”おさんぽカヌー”となった。

バイクでの長距離移動と
昨日のパーティーで少々お疲れ気味のノリさんは
しきりに「アイタタタ、昨日ヘッドバンキングしすぎたわ」と嘆いていた。
いったいどんなパーティーだったのだろう???

昨年、大阪の淀川でカヌーを初体験した雨女、いや宮本っちゃんは
今日もまた隊長のハードボイルド号に乗るハメになった。
淀川の時は、瀬も無く、ただ流れるだけだったので
「のりさんとモコさんが、なぜ川でひっくりかえるのか意味わからへん!」
と言っていた。
じゃあ今日はその意味とやらを知ってもらおうか。ふふふ。





静岡県の富士川で、ラフティングカンパニーのガイドを努めるサスケさんは
川の流れを読む目と、波をさばく腕前は、本日のメンバー中トップだった!

そのサスケさんとペアになったモコさんは
後席に乗る人が“いつもの黒いかたまり”とは違うので楽しそうだった。(爆)







初めて”瀬”を体験する宮本っちゃん。
大波を全身で浴びた彼女は、いったい何を思ったことだろう。


下渡橋の下流側には堰がある。
堰の高低差は低く、両岸とも舟をつけることができるが、
問題なのは、堰直下にある瀬だ。 かなり勢いよく流れ込んでいる。

水中には大きな岩が隠れており、
ここでの操船に自身のない僕らはポーテージ。

本日の区間に限っていうと、
急カーブの瀬もなく、比較的穏やかな瀬が多かったので
この堰さえ注意して進めば、初級者でも充分楽しめると思います。
ただし、自分の行きたい方向へ操船できないとダメです。
というのも、いくつかの瀬の中では岩が顔を出していたからです。
操船出来ない人だと、横向きに引っ掛かって沈するかもしれません。





←隊長が新しくあみだした撮影方法
カヌーに乗って、後から写真を撮ると、前席の人の背中が写りますが
カメラを頭上高く持ち上げてシャッターを押すと
こんな風に前方の景色まで撮れる。(えっ?もう知ってたって!?汗)

河原でお弁当を広げ、冷えたビールをグビリとやる
という”非日常”を宮本っちゃんはどう感じたのだろうか。。。


サスケさんは、さすがノリさんの仲間だけあって
その”つわもの列伝”に皆引き込まれてゆく。
四国お遍路巡りを2周も経験しているサスケさんに
隊長は気になっていたことを聞いてみた。
「お遍路さんの立場からみて
 どういう“おせったい”が一番ありがたいですか?」

※おせったいとは、、、
 お遍路さんを弘法大師にダブらせた地元民が
 「八十八箇所まわり、がんばってね」という気持ちを込めて
 缶ジュースや果物や野菜やお菓子などを捧げる行為。





サスケさんは語った。
「大根を、丸ごと1本持ってけ!って言われた時は
 正直、キツかったねぇ〜。 1本なんだけどさ、歩いて行くにつれ
 だんだん重く感じてきちゃってさぁ〜。
 その晩、急いで料理しちゃったよぉ!(^;^)」

「あとさぁ〜、延々と続く上り坂を
 炎天下の中歩いていた時なんだけどさぁ〜
 そこを車で通りかかった人がさぁ〜
 ”この暑い中、上り坂を歩くのは大変やろ、そこまで乗せてってあげるよ”
 という”おせったい”を申し出てくれたんだよね。
 だけどオイラは、それをあえてお断りして歩くことにしたんだ。
 でもさぁ、その上り坂が長いのなんの!行けども行けども上り坂でさぁ、
 しかもクソ暑いしさぁ、チックショー!なんなんだよー!って、思わず
 持ってた杖を道に向かって振り下ろしたらさぁ、
 バキッ!って杖が真っ二つに折れちゃってさぁ〜。。。」





隊長「あのぉぉぉ〜。。。それで、サスケさん。
    いったいどういう御接待が一番気が利いてるの?」

サスケさん
「アッ、そうだったね。そうそう。 そりゃあ、やっぱ ”お金”っしょ!」

遍路めぐりを2周したとは思えない、シュールな答えが返ってきた。。。
この女には近づくまい。 一歩後ずさりする隊長であった。。。




注):サスケさんのイメージのために断っておくが
   サスケさんは、頂いたお金を使わずに
   ちゃんと別にとってあるそうだ。。。(^;^)





途中から風がでてきた。こうなると漕ぐのがしんどい。。。
それでも宮本っちゃんは休むことなく漕ぎ続けた。
しんどいのだけれども、マラソンでいつ走るのをやめようか
という感覚に似ていて、なかなかやめられない。

しかし今日はイイ天気だ。(宮本っちゃんがいるというのに:爆)
このまま雨が降らないことを祈る。
というのも宮本っちゃんは、のりさんから
「今日と明日、雨が降らなければ、またカヌーに連れてきてやる。
 だが、雨がちょっとでも降ったら次はないと思え!」
と言われていたからだ。
(そういうノリさんも人もことを言ってられないのではないか?笑)

”雨女という確証は無いくせに、雨が降ると私のせいにする”
と宮本っちゃんが訴えた場合、どんな判決が下されるのだろうか?
法廷に立って言い争う二人を想像するとかなり笑える。





大勢の人で賑わう関観光ホテル前の河原を通り過ぎ
そのすぐ下の鮎の瀬橋をくぐり抜けたところでノリさんが近づいてきた。
ニヤっ!と笑ったかと思うと、次の瞬間
パドルで水をすくい、宮本っちゃんめがけて浴びせ始めた!
それに対し宮本っちゃんは逃げようと漕いでみたものの、
思うように逃げられず、今度はパドルで水をかけ返してみる。
しかしパドルの扱いに不慣れな彼女が掛けかえす水の勢いは
しれていた。。。

見かねた隊長が、うしろから大量の水をすくい、のりさんにぶっかける!
のりさんもそこまで計算してなかったようで、
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってぇーや。びしょびしょになってもーたやんけ。
 そないブッカケんでもええがな。。。」と、チカラなく呟いた。。。

隊長「わりぃわりぃ、なんせわたくし、讃岐人なもんで。ははは!」

のりさん「讃岐とブッカケうどんを掛けとんかぁ〜? さぶっ。。。」





モコさん、アンタ、のりさんと乗ってる時よりイキイキしてるじゃないか!
あとでモコさんにきいたところ
サスケさんは面白さもツワモノ級で
モコさんは常時笑いっぱなしだったそうだ。

見た目も、なぜか一番カヌーイストっぽいサスケさんであった。。。





途中の断崖に、大きな穴が開いていた。
奥行きは短かったが、中の壁面には祠がまつられていた。
この洞穴にもいろんな歴史があったのだろう。。。



野宿地のある中州が見えてきた。
中州といっても1つの町がスッポリと入りそうなくらい大きい。
今日のツーリングはここまで。

さぁ、”武芸川温泉ゆとりの湯”で汗を流し、買い出しのあとは宴会だー!





すっかり陽も落ち、のりさんの作ってくれた夕食を美味しく頂く。
毎回、愛情を込めて食事を作ってくれるノリさん。
隊長のカロリー計算なども考えて作ってくれているそうだ。
なんて優しい人なんだろう!
(という風に、たまには書け!
 できればどんな風においしかったのかも詳しく!
 と言われているので、書いてみた。。。爆)

満腹になり、 お酒も入り、 心地よくなった頃
またまた「つわものサスケ列伝」に引き込まれてゆく。。。

いつもはノリさんがムードメーカーとなるのだが
それに負けないトークを繰り広げるサスケさん。
のりさんに対抗できるなんて、アンタさすが”つわもの”だね!(^;^)





サスケさん「みんなー、お酒が飲み足りないんじゃないのぉ〜?
       そんなコップでなんか飲んでちゃダメじゃん!
       野外に来た時くらいは、こうして飲まなきゃー!」





サスケさん「うっへぇーっ! でさぁ、きいて!きいて!」

隊長「。。。。。」

のりさん「。。。。。」

もこさん「。。。。。」

宮本っちゃん「。。。。。」

このあとサスケさんは、テントに入るまでハイテンションだったということは
もう言うまでもあるまい。。。(怖)


__________________05日_________________



早朝から、ラジオ体操の音量と、それにあわせて飛び跳ねるサスケさんの
ドッシ!ドッシ!という、ある意味嫌がらせのような騒音で叩き起こされる。

眠い目をこすりつつ、朝食を食べ
野宿地横の”テトラが積み上げられた瀬”の下から出発!

今日は野宿地である保戸島から鵜飼大橋までを
のんびりカヌーで下ります。

この区間も昨日同様こぎやすく、いやらしい瀬も無く、堰もありません。

ただ今日は、昨日と違って早く進んだ。
ちょっと追い風だったのかもしれない。。。

千鳥橋右岸の河原も、降りやすいせいか大勢の人で賑わっていた。





ここで初めてジェットスキーで遊ぶ人を見かける。
ブイン、ブイ〜ン!と右へ左へ行き来するので
「どう進もうかなぁ〜?」と考えていると、ジェットスキーは右岸で停止した。
よし今だ!左岸寄りを急いで通過しよう!と漕ぎ出す。

だが、そのジェットスキーは、またすぐに前方を左へ走って行った。。。
「こいつ、アホやな。。。」と思った瞬間
その青年はジェットスキーから振り落とされた!
主人を失ったジェットスキーは「ブブン、ブブブン」と10Mほど走った後
エンジン自動停止。。。
青年は泳いで、ジェットスキーのあとを追っていた。

主人を失ったジェットスキーが走った軌跡上に
我らの舟がいなくて良かった。 本当に良かった。。。





泳いでいる青年のそばを通り過ぎる際、
宮本っちゃんはニコリと会釈をしていたようだが
隊長はその青年の中身がカラッポだと判断したので
その男を見るわけでもなく、その話題にふれるわけでもなく
まっすぐ己の道を漕いで行った。。。
ただひとつ、
「周りにそういうことを教えてくれる先輩がいないであろう青年の境遇」
を可哀想だと思った。 あとはもう自分で気付くしかない。。。

その下流の方でも、別のグループがジェットスキーをやっていた。
「この橋より下流でのジェットスキーの航行を禁ずる」と表示された
まさにその場所で遊んでいる。

他の場所でも
”理不尽に振舞うジェットスキーヤー”しか見たことがない隊長は
「いったい、ジェットスキーの免許試験はどうなっとんじゃ!?」と思った。





ジェットスキーといのは、正確には”水上オートバイ”というらしく
免許形態も、水上オートバイ専用の特殊免許となっているようだ。

水上オートバイ人口のすべてが無知蒙昧というわけではないだろうが
一度でいいから「おっ!あの水上オートバイの人は、ジェントルメンだなぁ」
という光景に出くわしてみたいものだ。。。

どこの世界にも、無知で理不尽な連中はいるものだ
ただ、それだけで、その対象枠すべてを”悪即斬”してはならない。。。











<のりさんによるワンポイント解説>
瀬で写真を撮ろうとカヌーを反転させると
中途半端にパドルを持ち上げる宮本っちゃんがいた。
最初は気にせず写真を撮っていたのであるが
瀬のたびに宮本ちゃんは中途半端にパドルを持ち上げている。
どうせやるなら、もっと高く持ち上げてポーズを決めれば良いのに。
アゴ下あたりまでしか持ち上げない中途半端さ。
気になったので、あとで聞いてみると
どうやら、隊長が的確な舵を取るために瀬の中では宮本っちゃんに
「パドル上げといてなぁ。」と言っていたのであるが
その言葉をカノジョは文面通りに捉え
意味も分からずパドルを中途半端な高さまで持ち上げていた・・・
とのことである。 恐るべし三十ウン歳、独身である。
以上、のりさんによる考察でした〜!





特徴ある”鵜飼大橋”が見えてきた。 ゴールはすぐそこだ!
このあたりまで来ると、ほとんどトロ場だろうという予想に反し
小さな瀬がほどよくあり、すんなりとゴールできた。

鵜飼大橋下流側の広い河原でカヌーをたたみ、野宿地へ戻る。
テント撤収後、サスケさんとはここでお別れ。
いつの日か、サスケさんが操るラフトボートに乗りに行きたい。
(後日、意外に早くそのチャンスはめぐってくることになる。
 そしてノリさんが”あわや○○!”な惨劇に陥ることになる。
 その詳細は今後のレポートで明らかになるだろう!笑)

このあと、スーパー銭湯につかり
GW川旅特集も予定通り幕をとじた。なんともいえない充実感であった。


のりさんは全工程バイクでお疲れ様でした。
おしりが痛かったでしょうが、その気合の入った走りは格好良かったよ!

もこさんも、こんなハードな日程によくついてこれましたね。
予定していた場所でアイスクリームを食べることができないと
もこさんは激怒する!というのを初めて知った隊長は
今度からそのことにだけは気をつけようと思うのであった。。。(爆)

今回の川旅に花を添えてくれた
かずけいさん、橋さん、トンボさん夫妻、宮本っちゃん、サスケさん、
貴重な時間を割いて来てくれてありがとうございました!
お会いできて嬉しかったです。また遊びましょうね〜!(^;^)
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