98-07-?? 大多府島(日生諸島) |
隊長が、野外での遊びを始めるキッカケとなったキャンプのおはなし。 讃岐うはうは隊が結成される前の話。 要するに若かりし日の話なわけだ。 目的地は岡山県の日生諸島のひとつ、大多府島。メンバーは バリバリさん、バリバリの嫁さん、トモ、ウスイどん、私。 私以外の人達は京都から参上。 軽自動車に人間4人とキャンプ道具を満載してやってきた。 今思うと、かなり高度なパッキング術を使ってたんだな。 たぶんバリバリが全部一人でやったんだろうけど。(笑) バリバリに誘われ、私は電車で日生駅まで行き、みんなと合流した。 ←リュックに突き刺さっているのは紙袋に入れた竿。 電車で来る途中、丸出しはちょっと恥ずかしかったので。 |
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船着場の周りにはスーパーや食べ物屋が多く、便利でした。 船に乗る前に、バリバリ嫁が近くの食べ物屋に ”しゃこ丼”と”アナゴ丼”を買いに走る。 こういう所ではやっぱ地のものを食べなきゃね! |
さぁ、いよいよ出発! よく見ておくれ、 このころの私は屋外に出るというのに帽子もかぶってなかったのだ。 後に、そんな私を見かねたバリバリが 素敵な帽子をプレゼントしてくれました。 |
船に乗るなりメシにガッつく。ウ、ウマイ! |
この時トモはまだ高校生。 |
←写真左に見える青い看板の所が日生の魚市場「五味の市」。 その日の朝獲れた新鮮な海産物が並び、安価で購入できるのだ。 そういえば我々はココで今晩のおかずを仕入れたんだったっけな。 スズキやエビを買ったような気がする。 日生港から定期船で、鴻島(こうじま)→鹿久居島(かくいじま)→ →頭島(かしらじま)→大多府島(おおたぶじま)の順。 今回は一番遠くにある大多府島へ行く。 片道大人610円で30分程で着く。 |
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写真が無くて申し訳ないが、島に到着してからが大変だった。 キャンプ地を探そうと、あちこち歩いてみるが砂浜が見当たらない。ガケップチばかりなのだ。 唯一キャンプ場みたいな場所があったが、整った施設(キャンプ場)でキャンプするより他にいい場所を探そうじゃないか! ということになった。そして、二手に分かれて探すことになった。 私とバリバリとウスイどんチームはをイイ場所を見つけられず、待ち合わせ場所で待つことにした。 待ち合わせ場所といってもあぜ道のど真ん中でヤブ蚊がウジャウジャ飛んでいる。 早く来て欲しいのに、らいくら待ってもバリバリ嫁とトモのチームが戻ってこない。 その間、我々は蚊の大群と格闘せねばならなかった。私は蚊取り線香を取り出し、3センチくらいにポキポキ分割して火をつけた。 そして3人のまわりに円を描くように置いていった。煙が立ち昇り、線香のカーテン、いわば結界を作りあげたのだ。 結界の外に放り出したリュックに尋常でない数の蚊がとまっていた。汗の匂いが付いていたのだろう。 我々が結界の中で蚊に刺されないように狂ったようにキョロキョロしていると、ようやくトモ達が帰ってきた。 彼等もまた危険に遭遇したらしい。海沿いのガケップチを歩いていたら道が分からなくなり途方に暮れていたところ 漁師の船が通りかかったので大声で叫んで帰り道を教えてもらい、ようやくたどり着いたというわけだ。 雨も降り出し、もうみんなヘトヘトだったので最初に見たキャンプ場みたいな場所に行くことにした。 そこはキレイに芝が刈られており、飯炊き用の建屋がありました。屋根があったので雨をしのぐことができました。 建屋の柱に「○○キャンプ場大人△△円。御利用の方は電話番号□□まで」とある。 しかし困った。こんなところでは公衆電話なんか無いゾ!携帯電話も持ってないし。 仕方ない。連絡のしようが無いから、そのままそこでキャンプしようということになった。 テントを張り、女性陣は食事の仕度。男性陣は今日のオカズを釣りに行った。 釣りから帰ると女性陣に「水が残り少ないから買ってきておくれ」と言われ、私とトモがその任務を担った。 二人で港まで戻ると、ちょうど奥様連中が話していた。 私:「すいませーん、この辺りにスーパーってないですか?」 奥様:「スーパーってのは無いけど、何?どしたん?何買うの?」 私:「ミネラルウォーター」 奥様:「そういうのは売ってないと思うけど、あそこに雑貨屋があるから行って聞いてみたら? 水道水でよかったらウチへ来たら分けたげるよ」と言うのでお言葉に甘え水を少し分けてもらった。優しい人が居てよかった! そらから、トモと一応雑貨屋に寄ってみる。普通の家のような店に入ると案の定店番がいないので 「すいませーん!」と声をかける。中から神経質っぽいおばさんが現れたので一応「ミネラルウォーター売ってませんか?」と聞いてみる。 「うちにはそんなのは置いてないけど、どしたの?何に使うの?」と聞くので、「キャンプでごはんをたくのに水が無くてね」と答える。 すると「キャンプ?どこでキャンプしてるの?」と聞いてきたから私は悪い予感がしたので、適当に返事してその場を去ろうとしたのだが それを察知できなかった若者(トモ)が横から「向うのキャンプ場です!」と言ってしまった。 普段前に出ないくせに余計なところで前に出てしまったトモ。 それを聞いたおばさんは 「あのねぇ、あそこの土地、おばさんちの土地なんだけどね!」ときた。”やっぱり”と思ったが、時既に遅し。 そこで私は「携帯電話が無いから連絡のとりようが無くてね。でもまだ、そこでキャンプするかどうか決まってないから 帰ってみんなに聞いてみてからにするわ」とその場を濁して帰ってきた。 キャンプ地でそのことをみんなに報告し、そのまま夕飯の仕度をしていると、先程のおばさんがバイクに乗って現われた。 その場に緊張感が走った。おばさんが「結局ここですることになったの?」っていうから、「そうです。一人いくらでしたっけ?」と聞く。 我々はチープな身だったので、ここでウスイどんが食い下がる。 ウスイどん:「おばちゃん、私達カマド使ってないからマケてくんない?」 おばさん:「じゃあ一人○○円でイイよ。」 ウスイどん:「あっ、そうそう、私達水道も使わないから、あともう少しマケてちょうだい!」 おばさん:「それならこの石垣から向う側でキャンプしたらいいよ。ここからこっち(芝生側)はおばさんの土地やけど ここからむこう(砂浜)はウチの土地じゃないから」 全員:「あ!じゃあそうしまーす!」と言うなり、全員でテントを移動させる。ウスイどんの粘り勝ちであった! いろんな経験してる人は、やっぱ頼りになるね。 |
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この時はキスがいっぱい釣れたなぁ。 トモはなれないサビキ釣りでつまらなかったろうな? |
スズキの刺身は旨かったなぁ。 この夜の宴は最高に笑えた。 バリバリと嫁さんの馴れ初めを聞いて一同仰天してたよなぁ〜。 トモは、お兄ちゃんのイメージが崩れるからって しきりに耳をおさえてたね。 焚き火も火の粉が芝生に燃え移るんちゃうか?ってくらい燃えてた。 この夜、ひとつのテントで5人が川の字になって寝たんだよね。 |
次の日の朝。昨日とは打って変わって快晴! 朝方、海からの暴風でテントを飛ばされそうになって全員起床。 この頃の私は、こういうところで自分が何をすればよいのか分からず ビジターのようだった。 私とトモは戦力外だったので、みんな大変だったろうな。 ←それにしてもイイ景色だ! |
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左から、私:「イイ朝やなぁ」 バリバリ:「う〜、ちょっと飲みすぎた。」 トモ:「アレ?なんか唇がシビレとる。なんで?なんでや?」 ウスイどん:「ちょっと腕の筋肉つけすぎたなぁ。。。」 |
左から、バリバリ:「なぁなぁ、ハラ減らへん?」 バリバリ嫁:「う〜ん、そうか?じゃあオマエ作っとけよ。」 私:「そやなぁ〜、オレいつも朝食べんけど、ちょっとハラ減ったなぁ」 ウスイどん:「明日からトレーニング方法変えようかなぁ。。。」 |
私:「気持ち良さそうやのぉ〜。」 バリバリ嫁:「あぁ〜、極楽。極楽。」 ウスイどん:「やっぱ朝風呂サイコー!」 トモ:「アレ?兄ちゃんは?なぁ、兄ちゃんは?」 |
バリバリ嫁:「キャー!寄るなトモ、こっちは女湯よぉ〜!」 トモ:「エヘヘ。。。エヘヘ。。。」 ウスイどん:「あっ、へが出た。。。」 私:「。。。。。」 |
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