04-09-04〜05 白鳥港

_______________________1日目______________________


いつも朗らか川竹一家!
今回の釣場は、東かがわ市の白鳥港(小松原近辺)
この突堤のたもとには駐車スペース約5台。トイレ無し。水道有り。
うしろに見える半島の先っちょには
天然記念物”鹿浦越のランプロファイア岩鉱脈”があります。
ちなみに東讃にはこの他にも良い釣場がたくさんあります。

「あぁ〜、最近釣りしてねぇなあ。。。」
 毎年この時期になるとアジを釣ってみたくなるわたくし。

「よし!明日アジ釣りに行こう!
 どこ行こうかなぁ? 中讃は釣れる気がしないなぁ。
 東か西、どっちかヘ行ってみよう!」
ちなみに”中讃”とは、香川県の真ん中の地域のこと。
西の方は”西讃”、東の方は”東讃”。讃岐の”讃”ですね。

「東の方が状況は良さそうだなぁ。(←ただの勘)
 東と言えば、川竹隊員にもしばらく会ってないなぁ。」
 という訳で、さっそく川竹隊員にお誘いメールを入れる。
川竹隊員は返信が遅いので、一緒に行けるかどうかは
明日の朝にでもハッキリするだろう。 さて、風呂でも入るか!
と立ち上がると、すぐに電話がかかってきた!
 アレ?川竹隊員からや。 早えー!珍しくはえー!
明日雨降らねぇだろうな?(笑) ちょっとアセッて電話に出る。
川竹隊員:「もしもぉ〜〜〜し ♪」
受話器から、すこぶるほどハイテンションな声が聞こえてきた。
話は即決だった!

 後日、川竹さんの嫁(ヌリ隊員)に聞くところによると
川竹さんも毎日仕事でアクセク働き、もんもんとしていたところへ
丁度、私のメールが入ったそうだ。 そしてメールを見た途端

アキコ姉ちゃんとショウコちゃんは仲良しですね。(^;^)
その母である”ぼよよ〜ん隊員”は、いつ見てもダイナミックだ!
えー、業務連絡!業務連絡! ぼよよ〜ん隊員に告ぐ。
文字数が多く記事が書きづらいので
今日から”ヌリ隊員”とさせていただきます。よろしくねー!

「やっぱ隊長や!同じ4月生まれやから気持ちが通じてるんやー!」
と飛び上がったそうだ。
 そう、こう見えても私達、アリエスなんですぅ。(キモッ!)

4日の満潮は昼の2時頃だったので、昼前に川竹さんちにお邪魔する。
川竹夫妻と「麺工房・六車」へうどんを食べに行く。
昼を過ぎると子供達が帰ってきたので、みんなで釣場へ行くことになった。

私達が着くと、ちょうど先客が帰るところだった。
運良く突堤の先端で釣りができそうだ。

「チャラリ〜ラ、チャラ、チャラ、ラー♪」 ヌリの携帯が鳴った。
ヌリ:「もしもし? あっ、かあちゃん。
    うん、うん来とるよ。 ちょっと待って聞いてみるわ。
    たいちょー、かあちゃんがアジ持って帰るか?って。」
隊長:「へっ? あっ、あぁ、くれるんなら持って帰るー!」
ヌリ:「あ、もしもし、いるってぇー。はーい、はい。はーい。プツッ。」
隊長:「ヌリよぉ、オレ、アジを釣りに来たんやでぇ!
    釣る前からヤル気無くなってまうやんけ。ボーズ前提かぇ?(笑)」
ヌリ:「あっ、ホンマや!そやったなぁ。ははははは!」
隊長:「調子狂うなぁ〜。 まぁ、気が楽になったわい!ははははは!」

   


隊長:「さぁ〜て、今日は何が釣れるかなぁー?」
アキコちゃん:「たいちょー!いーっぱい、いぃーっぱい釣ってよ!」
ショウコちゃん:「はふーん、ははーん!」
隊長:「なにか釣れるといいなぁ!
    あっ、アキコちゃんのおとうさん、もう準備できたみたいやで。
    早いなぁー。すごいなぁー。おとうさんがいっぱい釣ってくれるでぇ。」
アキコちゃん:「おとうさんは釣れんわぁ。(ボソッ)」
川竹隊員:「。。。。。(汗)」
ヌリ隊員:「ははははは!(大笑)」

隊長:「よし出来た!それ、 ドポーン。 アキコちゃん、魚が来たら
    あの目印がストーンと見えなくなるきんなぁー!
    さてと、一杯やりますか? プシュッ!」
プハァ〜、っと言ってウキを見直した途端、ストーンと見えなくなった。。。

隊長:「おっ! 来たで!来たでぇー!
    なんやこれ?コノシロの小さいやつみたいやな。
    ホラ見て。釣れたでぇー!(ピチピチッ!ピチピチッ!)」


調子よくハリに付いた魚を見せたと思ったら、
魚は足元の岩場のすきまに落ちて行った。 さようなら、おさかなさん。(泣)
アキコちゃん:「。。。。。。。(ダサッ!)」
ヌリ隊員:「たいちょーは優しぃーなぁー。クククッ。
      そんなに早よぅ逃がさんでもええのに。なぁアキコ!クククッ。(笑)」
何がくやしいて?
この時、川竹さんがニヤリと笑みを浮かべていたのが一番悔しかった。。。

その後、間隔を空けてだが、ポツポツと釣れたので、
隣で投げ釣りをしていた川竹さんも一緒にサビキ釣りを始める。
すると首尾良く川竹さんもアジを釣り上げた。
が、私と同じように、すぐにおさかなさんに別れを告げていた。
私は笑いをこらえるので精一杯でした。(爆)

川竹さんは一見クールに見えるのですが、
実はなかなかオチャメなところがあって、そばで見てると面白い。
この日も、酒がまわったせいもあり釣りそっちのけで
二人してボーーーっと海を眺めていたら

ジャジャーン、”空き缶ウキ!”

足元でボラがザブン!とジャンプした。
その時、「うわぁっ!」って少したじろいだ川竹さんを、私は見逃さなかった。
あまりにも突然だったのは分かりますが、
体格のいい大の男が、女学生のようにたじろぐなんて!
申し訳ないが、わたくし我慢できずにうしろを向いて肩を震わせてしまった。
ほんとに面白い人である。

その後、川竹隊員は、フグ・鯛子・ヤハギ・小さいシマイサキみたいなやつを
釣り上げ、もうすでに満足顔。

私はこの日、2回もサビキの仕掛けを根掛かりさせてしまい、
2回とも大きなウキごと失ってしまいました。
エサは少し残っている。ハリやカゴもある。しかしウキがもう無い。
仕方ないのでトウガラシウキを2コくくりつけてみたが浮力が足りずに
沈んでしまう。 「う〜ん、困った!何か浮力のあるものはないか?」
その時、先程飲み終えたビールの空き缶が目にとまった!
物が無い時は、ある物を使って自分で工夫すればいいのだ。
こうして出来あがったのが”空き缶ウキ!”

なんかフツーに投げ捨てられた空き缶みたいやなぁ。(笑)

ウキペットをプルタブにかけるだけなので簡単に出来る。
しかも飲み口が下になる為、沈むことはない!

おもむろに投げ込むと、イイ感じで浮くではないか!
川竹さんは横で大爆笑している。
 ただ、引いてくる時にやはり水が入って重くなってしまう。
すると、「こうすればイイんだよ!(^;^)」と川竹さんが
これまたその辺に落ちていた発砲スチロールで栓をしてくれた。
完璧だ!

しかしこの後、この空き缶ウキがストーン!と沈むことは無く、
エサが無くなってしまったので納竿。

しかし見てみたかったなぁ、空き缶ウキが沈むところを。。。
銘柄がいけなかったのかなぁ?今度はモルツで試してみるか!

結局、お持ち帰りサイズでキープできたのは
アジが3匹とカマスの小さいのが一匹とイワシ君でした。


さすが”魚へん”に”弱い”と書いて鰯(イワシ)。
もうひっくり返ってますねぇ。

長い間釣りをしてきましたが、この日初めてカマスを釣りました。
初めての魚を釣った時、何か言いようのない幸福感に包まれます。
そしてその日、一日中「今日はラッキーや!ついてるぞぉ!」と思えるのでした。
 釣った瞬間、横で川竹さんが「なんやこの魚?」と目をむいていたが
私は叫んだ。「カマスや!」
そして思った。(定食屋で一夜干しになって付いてたやつや!)
そんな記憶でしか思い出すことができない私もなんだかなぁ。。。

カマスって、酸欠に強いようですね。バケツの中でピンピンしてました。

こんだけ持って帰るのもなんだかなぁ?と思ったので
最後は全員海へ帰っていただきました。

夜は、焼肉屋”かもん”へ。
川竹さんちに行く度に、”うどんの六車”と”焼肉かもん”は定番になってしまった。
言っておくが、”うどんの六車”と”焼肉かもん”が食べたくなったから
川竹さんちに行く訳じゃないからね!(^;^)

ここで働いているヌリの顔のおかげで(←顔がデカイというわけじゃないよ:笑)
今日は”サザエのつぼ焼き”から”ハモの子”から”シメさんま”まで出てきた!
初めての魚を釣った時のラッキー運は、どうやらダテじゃないらしい。

そして今日は初めてカウンターにも座った。 初めてづくしだ! 
初めての”あんなこと”を思い出す。 いや、もう既に思い出せない。(爆)
歳のせいか?酒のせいか?。。。

カウンター越しに、美人女将と巨乳美人が見える。
最高の夜が更けてゆく。。。



_______________________2日目______________________


翌朝、快晴。

「そろそろ自転車の練習をしないとねぇ。」ということで
川竹パパとアキコちゃんは自転車の洗車。

タダでは起きないショウコちゃん。
洗車してるんならついでに、とシャボン玉。





とっても可愛いですねぇ。



洗車を終え、昼飯も終え、
我が家で居るかのようにゴロンと横になる。
いつのまにか眠ってしまったようだ。

目を覚ますと、外からアキコちゃんの声が聞こえる。
目をこすりながら出ていくと、
私を見つけたアキコちゃんが、”遊んでビーム”をまきちらしながら
かなりのハイテンションで私の周りを飛び跳ねる。
飛び跳ねてくれるのはいいのだが、どこから見つけてきたのか
バールを手にブンブン降り回しながら飛び跳ねてくれる。
「ア、アキコちゃん。。。」
どうやらスイッチが入ってしまったらしい。

私の周りだけでは納まらず、
その辺の地面を片っ端からブン殴りながら飛び跳ねている。
お父さんの制止の声も聞こえないらしい。
焚き火の周りを飛び跳ねるインディアンのように
バールを手にしたアキコちゃんが飛び跳ねる。
今にも「アキコ嘘つかなーい!アバババババッ!」と言い出しそうだ。

その勢いは、地面だけにとどまらず
今度は川竹パパの大事なタープに迫った。

でも、とっても仲良しな親子
川竹パパの全身の力が抜けているように見えるのは気のせい?

ここからはドキュメンタリータッチでお送りします。
隊長:「あっ!イカン、イカン。それは叩いたらイカンで!」
アキコ:「キャハハハ!」 (ブン!)
一発目は、風のようなタープのしなりで
バールの先はビックリするくらいうまいこと布の上を滑った。
隊長:「うわぁっ、イカン、イカン。
    それ川竹パパの大事なもんやから。なぁアキコちゃん!」
アキコ:「キャハハハ!キャハハハ!」
(ブン! ズボッ!)
その瞬間、3つの出来事が同時に起こった!
1つ目は、川竹さんの悲鳴が聞こえたこと。
2つ目は、隊長が思わず目をおおってしまったこと。
3つ目は、アキコちゃんのスイッチが切れたこと。

特に川竹さんの悲鳴はすごかった!
悲鳴と言うより奇声に近かったな。
分かりやすくいうと
銭湯で、板の穴から女湯を覗いたら
老婆がこっち向きで思いっきり股を広げているのが見えた瞬間
うしろからカンチョーを決められた時に発する声です。



気持ち良い風が吹く昼さがり。
アイスクリームを食べながら読書。
こんなシチュエーションでの読書もいいもんだ。。。

  

釣りに興味のある方・釣りに行く時は誘ってちょうだい、って人はメール下さい→

釣遊録のトップページに戻る




本HPに関するトラブルにつきましては、当方では一切責任を負いませんので、それを考慮の上お楽しみ下さい





SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送