____________________12日___________________ |
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| さて、今年も巡ることになりました。 うどんツアー!
今回は”営業で全国を飛び回り
全国の美味しいものを熟知している”イシタさんに
行くうどん屋をチョイスしてもらった。
というわけで、(1軒目:がもううどん)
国道から逸れ、少し入り組んだ道を進むと現れる老舗うどん店。
お昼前に到着すると、駐車場はほぼ満車。
「こりゃー30分は並ぶことになりそうだ」という列のうしろに並び
久しぶりに会う関西の仲間たちと近況を報告しあう。
並んでる客のほとんどが”県外の観光客”なんだろうなーと思うと
うどん屋も国際的な観光地になったもんだ。
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順番待ちの列は、少しづつ前へと進んだ。
ふと見ると、民家の壁に「トイレ」の張り紙がっ!
「えっ!どう見たってフツーの民家じゃん!」
お店の関係者のお宅なのかな?
と思いつつ確かめに行ってみたら
ありました!ありました! 簡易トイレが。
民家の敷地内の一角に。
こういう気配りは嬉しいね。
こうして30分かけ、ようやく入り口に到達。
もぅこの頃になると駐車場の誘導係が
「本日終了」の看板を持ってウロウロしていた。
そろそろ玉切れになるようだ。
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薄暗い店内に入り、注文し
セルフで出汁を入れ、外のベンチでうどんをすする。
順番待ちの人の視線がやや恥ずかしい。
がもうのうどんは、麺もダシも優しい味。
ここのかけうどんを平均的な讃岐うどんと捉え
他店を評価するのが良いだろう。
まさに「ザ・讃岐うどん」的なうどんが味わえる
”がもううどん”でした。
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(2軒目:坂出の山下うどん)
がもうから、ほんの目と鼻の先にある山下うどん。
昼過ぎに到着したわりには、すいている。
かけうどんに、この店自慢の”小エビの天ぷら”をトッピング。
しかしこの天ぷら、味付けが濃く
意外にボリューミー! 腹にズシンとくる。
おかげで出汁の味がよく解らなくなったが
麺はしっかり硬めだった。
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みんなも、やっとの思いで天ぷらを片付け
「もぅ食えん」と腹をさすりながら車に乗り込む。
だからといって、ここで終わるほど
このうどんツアーは甘くないっ!
有無を言わせず宇多津町へ車を走らせた。
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(3軒目:うぶしな)
郷照寺の近くにある宇夫階(うぶしな)神社の鳥居をくぐり
砂利の広場に車を駐車。
辺りを見渡すと、広場の片隅にノレンが出ている。
怪しげな暖簾をくぐり、石段を登っていくと
突如うどん屋が現れるのですが
なんとも不思議な感覚!
神社の境内でうどん屋なんてっ!
皆は先を争って”肉ゴボウうどん”を注文している。
しかし隊長だけは
「初めて行くうどん屋では”かけうどん”を食べる」
と決めているので、シンプルなかけうどんを注文。
ここは注文時に清算を済ませ
番号札をもらって出来上がりを待つスタイル。
店の外にもテーブル席があるのですが
ここから見える路地がなんとも懐かしい情景でいい。
しかも静寂に包まれているので
すごく落ち着ける空間でした。
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しばらくして、出来上がったうどんを皆ですする。
麺は、うどんにしては平べったくてキシメンを連想させる。
出汁は讃岐うどん特有の甘いイリコダシとは違い
カツオの香りがする独特なものだった。
イリコダシに慣れていた隊長にとっては、なんだかそれが新鮮で
いろんな意味で他店とは一線を画したこの店が気に入った!
そんな隊長とは裏腹に、関西の連中の顔色が悪い。
それもそのはず。
さきほど”小エビの天ぷら”でヒーヒー言ってたのをすっかり忘れ
肉ゴボウうどんというネーミングに惹かれ
これまた重たそうなものを注文したもんだから、さもありなん。
「あー、失敗した。 けっこう来る」などと言っている。
男性陣はなんとか完食したものの
女性陣の食べるさまはもう”大食い選手権”で
どっちが落選するかの瀬戸際みたいな光景。
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「これだから素人は困る・・・」と言い、隊長は
皆の残しそうになるうどんを片っ端からかき込んでいった。
それを見た関西の仲間達は
「さすが、たいちょー!
皆が残すのも見越してのかけうどんだったんですね!」
と羨望のまなざしをむけるので
そんなわけでもないのに、
いかにもそうであるかのような笑みを返すのだった。
店を出ると、
せっかく神社に来たのだからと石段を登り
賽銭を投げ入れ手を合わす。
いいねー、うどんで腹が満たされ、神社で心洗われる。
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”見た目は老人。中身は少年”のケイにぃ。
「ぼくは石段なんか登りたくないよー」といって
←ひとりブランコを漕ぐ老人の図
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さて、いいかげん腹がパンパンになったので、腹ごなしに丸亀城に登る。
頂上からの景色が最高なんだよねー、ここ。(^:^)
その後、城山温泉まで引き返し、汗を流し、消化を促進! |
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日が落ちる前だが丸亀の焼肉店「ぼうず」へ向かう。 ここで美味しいホルモンなどを食べ、お酒をあおる。
そういえば私以外、彼らは皆「飲み友会」のメンバーだった。
「たいちょー、あとは運転よろしくぅ!」と言ったかと思うと、
彼らはもぅ”飲み友会”の面々らしい飲みっぷりで飲みまくった。
んで、店を出る頃には皆すっかりイイ気分に出来上がってしまった。。。 |
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このまま自宅へ連れて帰るのに一抹の不安を覚えた隊長は
「みんなで花火しようせー!」と言って誰もいない海へ車を走らせた。
道中、ただ一人シラフの隊長は大変だったよ。
海に着いたら「コイツらみんな海に放り込んでやろうかっ!」と思ったが、
なんせ多勢に無勢だ、おとなしく蝋燭に火をつけ花火の準備を整える。
大の大人が花火ですよ! 花火。 第三者が見たらビックリするだろうねー。
オッサンとオバサンが花火ではしゃいでいるのですから。(笑)
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こうして最後の線香花火の玉が落ちた頃
酔っぱらい達も大人しくなったので
そろそろ帰ろうかと車に乗り込んだとたん
ミッキーさんが
「なんだか酔いが覚めてもーたなぁ。
なーなー、もう一軒行きません?」
とのたまうではないかっ!
「行こう!行こう!隊長も飲んだらええがな」と
勢いを取り戻す面々。
やはり多勢に無勢なので、丸亀の居酒屋へ行き
ここで隊長も酒をあおることに決めた。
こうして秋の夜長を過ごした後、代行運転で隊長の家に帰宅。
座敷で皆シュラフにくるまり雑魚寝。
これが讃岐うどん合宿!のゆえんなのだ。
(合宿っぽいでしょ^:^)
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____________________13日___________________ |
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2日目。 朝6時起床! 合宿らしくて良い! 今日は西の方を攻めるのだ!
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(4件目:すざき食料品店)
どう見たって田舎の古い商店じゃねーか!
という佇まいの店に到着。
しかし駐車場には既に県外ナンバーが停まっており
開店待ちのグループが複数いるところを見ると
ここが噂のうどん屋であることは間違いなさそうだ!
ここは入口に”番号札箱”があるのでその番号札を来た順に取り
開店してから番号順に並ぶというシステム。
また、この店には「しょうゆうどん」しかメニューがない。
温かいのか冷たいのかを選択し
うどんの入った丼を受け取ったら
ダシ醤油をかけ、お好みで温泉玉子などをトッピング。
麺はじつにウマい! しかしこのダシ醤油も独特だ。
普通の醤油をかけたくらいでは、こうはいかないのでは?
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うどんを食べ終えると丼を返し
食料品店の方から出てくるわけですが
「さっきのダシ醤油がみそだな。売ってないかな?」
と探すも、見当たらないではないかっ!
あのダシ醤油を売ってたら、買う人おると思うんやけどなー
と思いつつ、そこに居たおばちゃんに訊ねると
「あぁ、あるで。売り物と違うんやけどな」といって
レジ机の下からダシ醤油を取り出した。
そんな出し方ってある?
まるで薬の売人じゃないかっ!
なので隊長もコソコソと支払いを済ませ
醤油を上着の中に隠し持ち
辺りをキョロキョロと見回しつつ店外へ出るのだった。
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(5軒目:長田in香の香)
ここは、たらいうどん(釜揚げうどん)が有名なお店。
昼前だというのに客が一杯。 奥の建屋に通されて食べる。
釜揚げうどん(たらいに入ってたら”たらいうどん”)
じつは私、過去の苦い経験から
この食べ方があまり好きではない。(^;^)
あれは就職したての若かりし頃、会社の昼休みに5人で
まんのう町の長田うどんにでかけ、大食い大会をした時のこと。
「食べた量が一番少ないヤツが全部支払う」というものだった。
私は大を3杯(6玉くらい)食べてギブアップ!
で、負けた。(泣)
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勝者は女性の先輩だったのだが、
その先輩は勝負が決まったあとも
物足りないからと言ってサイダーで腹を満たしていた。
全部支払うハメになったが金額がしれていて助かった。(^;^)
その後この5人で、今度はヤキトリ屋で大食い大会をしのだが
私は50本くらい食ったというのに負けた。
そして勝つのはいつも、あの女性の先輩だった。(涙)
という苦い思い出がある長田うどんですが
この食べ方が好きな人は意外と多い。
あの女性の先輩は今頃どこで何を食っているのだろう?
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(6軒目:岸井うどん)
善通寺市にある”岸井うどん”(ビニールハウスうどんで通じる)
ここのかけうどんはダシがショッパイので、
私はこの店では”肉ぶっかけ”しか食べないことにしている。
だがここの硬めの麺が大好き。
結構遅い時間までやっているのもいい。
このあと香川県に住んでいながら初めて
”善通寺”にゆくものの、 京都・大阪の仲間たちは
寺社仏閣を見慣れすぎてるせいか関心薄っ。
しかしここが弘法大師(空海)の生誕地なんだぞ!
と言うと、皆「へー」ボタンを連打していた。
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そして最後の(7軒目:手打ちうどん渡辺)
ここはセルフではないお店(おでんはセルフ)
有名な”エビ天うどん”を皆で食らう。
この店も繁盛してるだけあって、安定感のあるうどんでした!
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