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朝4時に家を出て、四国フェリーで岡山へ渡り
下道を通って10時頃東浜海水浴場に着いた。
車を降りるやいなや、僕の目に
“青と緑のグラデーション”が飛び込んできた!
「うっ、美しい。。。」
見取れていると、海の中からこちらにむかって手を振る姿が。
よく目をこらすとダテちゃんだった。。。
ダテちゃん「今日は今までで一番じゃないかと思うくらいキレイだよ!」
隊長「ホンマやなぁ〜。めっちゃキレイやなぁ〜。
去年は風が強くて波が立ってたけど今日は凪いでるね。
海中の状態も絶好なんだろうな〜!」
アキさん「めっちゃ魚おるで!今晩のおかずヨロシクぅ〜!」
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隊長「よしよし、まかせとけ。まかせとけ。
今回はヤスを持ってきたからな。
“獲ったどぉー!”って叫んだるからな!」
はやる気持ちを抑えつつ、
急いで浮き輪に空気を注入する隊長であった。。。
準備が完了し、ダテちゃんのスターンズ艇に遊び道具を放り込み
3人揃って海に入る。
隊長「おぉー、いるいるぅ〜!」
小魚の群れが、おなかの下を通り抜けていく。
まるで自分が魚になったような気分だ。
いくつかある岩礁は魚の住みかになっているらしく
色鮮やかな魚から、地味な色した根魚まで、
はたまたウニや小さいウツボのような生物まで。
「水族館かっ!」ってくらい楽しめる。
ひとつひとつの岩礁を「こんにちはぁ〜!」と覗いていくと
そこには”ファインディングニモ”に出てくるような
ファンタジーな光景が広がっていた。
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晴れ女と
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アメフラシ
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キス・カレイ・コチ・アイナメといったお馴染みの魚が
じつに美味しそうに泳いでいる。
しかし、半数以上は名も知らぬ生物であった。
「知ってるようで、じつはほとんど知らないんだな。」と
改めて海の広さに気づく。。。
さて、こんな体勢で水面から魚を見つけ出しては
手にした網を伸ばしてみるのだが、
魚たちもそう簡単には捕まってくれない。
アイナメやカレイなどは、網をかぶせても
けっこうおとなしくしているのだが
いざすくい上げようとした途端、網の隙間から瞬く間に逃げてしまう。
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これはヤスの場合も同じで、
じっとしている魚めがけて、ズボ!ズボ!とヤスを打ち放つのだが
「アンタ、うまく魚を避けるもんよねぇ〜!」と感心されるくらい
ヤスの先ッチョは魚のそばの岩を突き刺した。。。
それはホントにもう“魚の型が作れるのでは?”というくらい
僅差で外れるのだった。
そして、尖っていたはずのヤスの先端はすっかり丸くなってしまい
やっと魚に当たったと思ったら、魚を“突き刺す“までには至らず、
はじき飛ばされた魚はユラユラと逃げていくのだった。。。
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そんなヘナチョコな隊長を横目に、ダテちゃんは
熱帯魚のような”黄色と黒の縞模様の魚”を網ですくい上げたかと思うと
次の瞬間にはルアーで根魚をつり上げ、一人奮闘するのだった。
釣り上げた魚を、その場でアッというまに捌いたダテちゃんは
物干しネットで半夜干しにし、その晩のおかずにしてしまうのだった。
これがまた、海水の塩加減が丁度良く、じつに美味しかった。
お弁当を食べた後、再び水族館スノーケリングを堪能しに行った。。。
しばらくして、海水浴客がチラホラと帰り始めたので
僕らもそろそろ上がることにした。
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あまりの気持ち良さに、ウトウトしてしまう。
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ふくべふれあいランド(砂丘温泉ふれあい会館)で汗を流し
柳茶屋キャンプ場へ戻った。
砂丘温泉の料金は、「鳥取市内在住者300円、市外在住者500円」
という自販機に様変わりしていた。
しかし、だからといって市内在住者であるかどうかのチェックが
なされている様子はまったく無かった。
市内在住料金300円を押すか、市外在住料金500円を押すのかは
買う人の良心にゆだねているというのは、ある意味素晴らしいことだが
どちらかといえば”役人のずさんな管理”としか映らなかった。
自販機にしたことで人件費を削ったつもりなのだろうが
それで楽になるのは受付係。 単に受付係が楽したいだけじゃないのか?
前のように受付で入浴券を買うシステムであれば
”水着での入場禁止”を注意できる上、
「市内在住を証明できる物を提示いただけなければ販売できません」と
公平にチェックできるのに。。。
要するにアレだな。 鳥取市では
この温泉施設は”ほとんどサービスで提供しているという意識”で
採算性なんて細かく考える必要はない、という考えなんだろうな。 |
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(たとえ役所の考えがそうでなくとも
あんなもんを見せられた一般人はそうとらえてしまうよ。)
初お披露目となるダテちゃんのドームテント!
こ、これだけ揃ってりゃ、 ふ、普通に生活できるじゃないかっ!
災害に遭ってどうしようもなくなったらダテちゃんを頼っていくとしよう!
この日はダテオ夫妻にいろんなものを焼いてもらい
お腹がいっぱいになった。
二人は手際が良いのはもちろん、
種類豊富な香辛料をうまく使いこなしていた。
なにより、夫婦の連携プレーが素晴らしかった。
キャンプ場は予想してたほど蒸し暑くなかった。
気のおける仲間と色々な話ができてうれしい。
こんな心地良い時間と空間は、そうザラに無い。。。
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うまい肴を食らい、甘い酒を流し込む。
陸の上なのに気分はユラユラと良くなり
身体の力が抜けていった。
(ただでさえフニャフニャなのに。。。爆)
気がつくと、隊長はウトウトしてたらしく、それを察したダテちゃんが
「じゃあ今日は、このへんにしときましょうか。」と微笑んだ。
隊長は「うん。」と応えるやいなや、
ゾンビのような足取りでテントに入り、死人のように眠りについた。。。
翌日、”ダテオ夫妻と魚釣り”へ続く。。。 |