__________________前夜_________________ |
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この日、徳島県で06−07−16穴吹川を終えた僕達は
ブルーヴィラ穴吹で温泉とアイスを楽しみ、その足で
銭あさり大会が催される浜辺へと向かった。
昨日からの”うはうは夏☆FESTA”!も明日で最終日。
銭あさり大会に参加し、賞金ゲットでうはうは!したいものだ。
銭あさり大会(略して銭あさ)は、香川県・観音寺市の有明浜で
開催される宝探しのようなイベントです。(概要はこちらをご覧下さい)
今年で3年連続出場の隊長。3度目の正直となるのかー!?
例年と比べ、今年は朝8:30スタートと早い。
(干潮時にあわせてスタートするので仕方ない)
ゆえに僕らは前日の夕方、浜辺に着き
そこでキャンプをし、大会当日を迎える作戦に出た。
(有明浜の北側に”有明浜キャンプ場”有り)
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陽が落ちると、辺りはすっかり暗くなってしまった。
そのせいで、波の音がやけにクローズアップされ聞こえてくる。
潮騒を聞きながらの夕食もなかなかいいもんだ。
タープの下で、すっかりイイ気分になっていると
ドーン!と一発、花火が上がった。
今日は”銭形祭り”(観音寺市のお祭り)の花火大会だ!
浜辺は、お祭り会場とは少し離れているので喧騒もなく
夜空をさえぎる物も無い。絶好のロケーションだ!
自然と、「おぉ〜!」などといった感嘆句を発していた。
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”花火なんて久しぶりに見るなぁ〜”なんて思いながら
一番思い出に残っている花火大会を、ゆっくりと思い起こしていた。
ふと、周りを見渡すと、みんなも花火に見とれていた。
何も語らず、花火の幻想的な色と、発散的な音に酔いしれている。
その表情は、何か遠くを懐かしむかのように、優しかった。
そして、花火の爆裂音とは対照的に静かだった。。。
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なっちんも、きっと
「あの時、あの彼と行った花火大会」を思い出していたのだろう。
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この二人も、きっと
「あの時行った花火大会」を思い出していたのだろう。
ただ、二人とも、お互いの思い出が一致したものだったかどうかは
恐くてきけなかった。。。(笑)
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祭りの露店を舌で楽しみ、浴衣美人を目で楽しんだ後
早々に眠りにつく。
ものぐさな隊長だけは、テントも張らず、浜辺の上で
大きめの銀マットにくるまって(みの虫状態で)寝た。
深夜、なんだか海の方が騒がしい!
どうやら明日の大会用のハマグリをバラ撒いているようだ。
暗闇の中、船の薄灯りと男達のかけ声が飛び交う。
この異様な光景を目にしたちぃは
翌朝、「昨日、密漁船がおったで!あれは絶対に密漁船や!」と
鼻息を荒くしていた。。。(^;^)
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__________________17日_________________ |
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なんともスッキリしない曇天の朝を迎える。
しかし”銭あさ”初参加の皆のテンションは果てしなく高い!
朝メシを食べて落ち着いたところへ
讃岐うはうは隊・讃岐本部の古参メンバーがやってきた。
彼らは現在、子育てやら、生活環境の変化やらで
うはうは隊の活動からは戦線離脱しているが、いつか必ず
ファミリーで復活することを切に願う隊長であった。。。
その為にも隊長は、本部で唯一人、気を吐いて活動しているのだから。
みんな、早く大きくなって帰って来いよ〜!(^;^)
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久しぶりに逢う古参メンバーと
「やぁ、やぁ。また太ったね。(^;^)」 「あんたもね。(^;^)」
などと語らい合っていると、いつの間にか大勢の人々が
”銭あさ”のスタートラインに並んでいた。
それを見たのりさんがソワソワし始める。
のりさん:「たいちょー!オレ達も並びに行かんでえぇんかー?」
隊長:「ふっ。 今から並んでも、このあと役員さんの挨拶や
ルール説明があるんだよ。 まぁ、そう慌てなさんな。」
今年で3年連続出場という隊長の余裕溢れるひと言だったにも関わらず
のりさんは「一度も賞金をゲットしてないヤツの言うことなんか聞けるか!」
と行ってしまった。。。
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しばらくして、スタート時間が迫ってきたので
隊長もスタートラインに着いた。
昨年は、皆のヒッシの形相を撮っていたら、1コも貝を捕れなかったので
今年はちょっぴり頑張ってみることにする。
間もなく、「スタート!」の合図と共にロープが降ろされた。
と同時に思いっきりダッシュ!
この瞬間、隊長の視界から隊員達は消え、
隊長の頭の中は貝のことで一杯になった。。。
20分後、ふと我に戻った。
貝も、これ以上探しても見つからないだろうと思い
今度は、貝ではなく大勢の中から隊員達を探して歩き始めた。
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いた!いた!なっちんもけっこう真剣に掘ってるねぇ!
しかし、その表情は冴えない。
見ると、賞金貝はおろか、普通の貝すらあまり捕れていないようだ。
隊長の”貝が半分まで入った袋”を見て
「どしてー!?そんなに捕れるんー?」といった表情だった。
それは言えない。ここではね。。。
”銭あさ”には、いくつかのセオリーがある。
それさえ押さえておけば、賞金貝が見つからなくても
今晩のおかずに出来るくらいの貝は捕れるものだ。
だけど、そんなオイシイ情報はここでは言えない。 ふっ。。。(笑)
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ちぃも、あまり捕れてはいなかった。
だけど、砂場で遊ぶ園児のように楽しそうだった。。。
なんだか、たぶん、主旨を勘違いしているのだろう。
でもまぁ、楽しそうだから、このまま放っておこう!(爆)
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「おっ!夫婦仲良く、協力して掘ってるねー!いいねー!」
しかし、のりさんは年のせいか、貝掘りの姿勢が辛そうだった。
しかもその冴えない表情と貝獲量は比例していた。。。
そう、たいして貝を掘り当てられなかった人は
きまって、その表情が暗い。
だから顔を見るだけで、捕った貝の量が分かるのだった。。。
し、しかし! 一人だけ、 モコさんだけはイキイキとしている!
その表情は明らかに、皆のそれとは違う!
ひょ、ひょ、ひょっとして!?
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ジャジャーン!
「初めてなのに、こんなに捕れていいのかしら?うふっ。」
しょ、しょ、賞金貝ではないかー!しかも3つもぉー!!!
←この余裕タップリの表情がムカつくぅ〜!うぉおおおー!
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うはうは隊の隊員達の嗅覚は、たいしたもので
どこから聞きつけたのか、アッという間にモコさんの周りに集まり
モコさんの周りを掘り返し始めた。
なんと分かりやすい人達なのでしょうか!
←とにかく、この体勢はキツい!
左から、気持ちも軽やかにまだまだ掘り続けられるモコさんと
年のせいか、立ちたくても立てなくなってしまったのりさんと
若さで、なんとか立ち上がったなっちんと
一番若いのに、なぜか立ち上がれないちぃ。
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”銭あさ”が終わる頃、BBQでお昼ごはん。
ちなみに、一番最後まで掘っていたのは美人姉妹だった。
根気強いというのか?欲深いというのか?(笑)
←し、しまったぁー!
古参メンバー(主婦2人)と、のりさんを
横からのショットで撮ってしまったぁー!
今度からはなるべく、腹が出てるのが分からないように
前向きで撮りますね。 いや、前向きでも同じか。。。(爆) |
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←さきほどの賞金貝が、お札に変身するんですね〜。
ほんまムカつくわ〜! (^;^)
結局、今年も賞金貝を掘り当てられなかった隊長であった。。。 |
| ←アッコちゃんは、いつまでも純心でいてね。 (^;^) |