へなちょこテニス仲間の首脳陣
左から柳生さん、ケンゴ、さゆりちゃん、さちこさん、さよちゃん

観音寺市の夏まつり”銭形まつり”の中のひとつのイベント
”銭あさり大会”に行ってきました。

ことの発端は、へなちょこテニス仲間のさちこさんからのメールだった。
「ねぇねぇ、観音寺で”銭あさり”っていうイベントがあるみたい。
　決められたエリアに”アタリ付きの貝”がばらまかれていて
　アタリの貝を拾うとお金をくれるそうなんだけど、知らな〜い？」

な・な・なんと？”宝さがし”じゃねーか！？　これは面白そうだ！
早速インターネットで調べ、会社の人に聞いたりする。

銭あさり大会のおおまかな概要はこうだ。
海水浴場に４本のハタで囲まれた長方形のスペースがあり
その中にアタリシールが貼られたハマグリが約１０００コばらまかれている。
シールには”○○賞”と記載されていて、５００円〜３万円の賞がある。
子供エリアも有り、”ぬいぐるみ”などが当たるらしい。
賞金の総額は１００万円。一人が何個拾ってもＯＫ！
アタリハマグリ以外にも、普通のハマグリがたくさんばらまかれているので
それらをたくさん拾って持ち帰ってもＯＫ！

これはイイ情報を仕入れた、と急いで”へなちょこ柳生”に連絡を入れる。
隊長：「やぎゅうさん、今度、観音寺で、貝を拾ってお金が当たる
　　　　”銭あさり”っていうイベントがあるんやけど知ってた？」
柳生：「あぁ、知ってるよ。　毎年行ってるよ。　去年は２千円拾ったよ！」
隊長：「マジで？　クッソォ〜！なんでそんなおいしい話教えてくれんのや？」
柳生：「えっ？　だってそんなおいしい話を他人に教えると
　　　　たくさんの人が来てオレの取り分が減るやないか！」
隊長：「。。。。。　　ムカッ！　　せっこぉ〜！ほんまムカつくわぁ〜！」
柳生：「どしたん？　行くん？」
隊長：「あぁ、さちこさん達と行こう、って盛り上がってて、柳生さんも誘おうと
　　　　思ったけど、今の話でムカついたから、もう誘わん！」
柳生：「ふ〜ん？そんなこと言っていいのかな〜？
　　　　オレ、銭あさりのこと体験して、色々知ってるんだけどなー。。。」
隊長：「あ、いや。（汗）
　　　　ぜひボク達を”銭あさり”に連れて行って下さい！柳生センパイ！」

会場の”有明浜海水浴場”
結局、経験者の柳生さんに、いろいろお世話になる。
ビールからパラソルまで、何から何まで準備してくれてありがとう。
これからは”へなちょこ”なんて呼ばないよ！　　たぶん。。。。
　しかし柳生さん、
水着ギャルを発見するたびに、「オイ、あそこ！水着！水着！」
と嬉しそうに報告するのはやめて下さい。」

柳生：「その昔、ジャイアント馬場とデストロイヤーがプロレス興行の一環で
　　　　　この浜の清掃活動をしに来たんだって。」
隊長：「えぇ？そうなんや！　へぇ。へぇ。へぇ。（←へぇボタン）」
柳生：「特にジャイアント馬場は、あの後の山よりデカかった！って
　　　　語り継がれてるんだぜ！」
隊長：「へぇ〜！そんなに大きかったんや？　ってバカ！」

キレイねぇ〜！と、波打ち際へ歩み寄ろうとした瞬間、
係の人に「時間までエリアに近寄らないで下さい！」と制止される。
しょんぼりして、ひきあげて来る３人。

だんだんと潮がひき、銭あさりエリアが顔を出す。
既に貝はばらまかれているので、エリアには近づけない。
ちょっとでも近寄ろうもんなら係の人がスグに飛んできます。
時には拡声器で注意されます。
なにしろ”お金”がかかってますからねぇ。（笑）

柳生さんいわく
「よーいドンで、みんな向うの方に走っていくけど
　土の中に潜りきれてない貝が表面に出ているから、まずそいつを拾い
　それから掘ればいいよ」ということだった。

去年は、おばあさんが３万円をゲットし、
今年は、京都から友人のところへ遊びに来ていた方がゲットしていた。
どうやら「カネ！カネ！カネェ〜！」と形相変えて拾うよりも
無欲の人に当たるようだ。

さよちゃん：「どのへんにあるんやろなぁ〜？あっちかなぁ？」
さゆりちゃん：「３万円とれたらええやろなぁ〜」
さちこさん：「だれかが１万円ゲットしたら、みんなで焼肉ね！」
ケンゴ：「みんな、いつもと目の輝きが違うなぁ〜。大人ってコワイ！」

柳生さん！ケンゴに話しかけるフリして
その後方の水着ギャルを凝視するのはやめて下さい。。。

お金に目をギラつかせた人達が、ズラーっとロープの前に並ぶ。
その光景はもう圧巻である。

干潮時間に合わせてスタートし、約２時間で終了します。
その間に換金します。



そろそろ開始時間が近づいてきたのでボク達も並ぶ。
開始時間になると、関係者のスピーチがあり、その後スタートとなる。

いよいよ、主催者の掛け声でロープが一斉に下げられた。
みんな一斉に走り出す！
ヒッシの形相でダッシュするのは恥ずかしいのか、みんな小走りだ！（笑）
勢い余って駆け出してしまった私はＴＯＰ５の中に入って走ってしまった。

ふと、柳生さんがいないことに気付き、どこまで走るねん？と思ったので
まん中くらいで走るのをやめ、しゃがみこんで掘り始める。
しかし、後からの大群は止まらない！
私の横をバファローの大群のように駆け抜ける。
よかった、踏み潰されなくて。。。（汗）

掘り始めると、大きなハマグリがポツポツとれる。
土の中でにぎった感触から
「おっ！これはデカイぞ！シール貼ってんちゃうん？」と取り出すのだが
なんにも貼られていない普通のハマグリ。
結局、これの繰り返しだった！

いつもの貝掘りの倍のペースで掘っていたので
すぐに腕がダルくなってきた。　でも、手を休める訳にはいかない！
なぜなら”お金”がかかっているのだから！

１時間くらいヒッシで掘っていると、手にマメができ、そのマメが潰れた。
指が痛いのと、アタリの貝を取れなかったのはもちろん、
普通の貝もあまり取れなくなってきたので、ひきかえすことにした。
トボトボと歩いていると、さちこさんに会う。
お互いゲッソリとした表情なので、しゃべらなくても状況は分かる。
二人してまたトボトボ歩いていると、今度はさゆりちゃんと再会。
むむ？　さゆりちゃん、笑顔やぞ！ゲッソリしてないぞ！さては？
バケツの中を覗くと、ちゃっかりとシールの貼られた貝がひとつ。
さゆりちゃんに「こっち来てん！あそこの辺りで取れたんや！」と言われれば
行かないわけにはいかない。　今までゲッソリしていた僕達はまた、
目を”お金の形”に輝かせて駆け出すのだった。。。
　う〜ん、お金のチカラってすごいな！

しばらくしてパラソルの所に戻ると、
やっぱり柳生さんが一番に帰って来ていた。

柳生：「どやった？」
隊長：「あかん、取れんかった。全部普通のハマグリや。」
柳生：「ははははは！（笑）　そうか、残念やなぁ。」
隊長：「嬉しそうに言うなやっ！　柳生さんは？」
柳生：「あかん、取れん。」
隊長：「ほんまかぁ〜？黙ってポケットに隠してないやろなぁ！」
柳生：「ない、ない！　　それよりスゴイよなぁ〜。　ふとまわりを見回すと
　　　　辺り一面、見渡す限り、地面が掘り返されてるんやでぇ〜。
　　　　人間って、金がかかったらココまでやるんやなぁ〜。（しんみり）」
隊長：「ほんまやなぁ。住みやすい社会にしようと、みんなが一丸になれば
　　　　以外とアッサリできてしまうんやろなぁ。。。」
柳生：「あっ！ほら、あそこ。水着！水着！」
隊長：「もうええ！っちゅうに。。。」

さよちゃんとケンゴが帰ってきた。やはりゲッソリしている。
「さゆりちゃんがアタリを１コ拾って、
　さちこさんと一緒にその辺りを掘ってるよ。」と教えると
「ウソっ！すご〜い！　どの辺？あの辺？」と言い走って行った。
う〜ん、やっぱりスゴイな。お金のチカラは。。。（再認識）


しばらくして、さゆりちゃん以外みんなゲッソリして帰ってきた。
やっぱりダメでしたか。。。
さゆりちゃんの貝（大潮賞）が千円札に化け、
たくさん取ったハマグリを抱えて撤収！

帰りに近くの温泉”琴弾廻廊”で汗を流した後
焼肉屋でお互いの健闘をたたえ合うのでした。。。
（どっちにしろ焼肉食いに行くんやん！笑）

銭形まつりは、この”銭あさり”の他にも
”夕焼けコンサート”、”銭形おどりコンテスト”、”花火”、”銭形よさこい”、
”総おどり”などのイベントが催されています。

”銭形おどりコンテスト”はグランプリ１００万円、２位３０万円、３位２０万円。
とにかく”お金”に目をギラつかせる祭りなのだ！（笑）



柳生さんは、”銭あさり”よりもみんなで踊りを覚えて
コンテストで１００万円をゲットする方がええんちゃうか？と言いますが
私は、来年こそは無欲で掘りたいと思います。。。