____________________前日________________ |
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石川県・金沢の犀川でカヌーツーリングを楽しんだ隊長&ケイにぃ&サスケ氏は
その足で庄川のほとりにある上和田緑地キャンプ場へ向かった。
このキャンプ場は、これまで無料の割にはいつ行ってもすいていて、それでいてトイレや炊事場がキレイで
なおかつ星がキレイに見える素敵なキャンプ場だった。
なので今回もこのキャンプ場でテントを張るのが楽しみでココまで来たのだが
なんと!? 有料になっていた。(涙) 安いけど。 おまけに人も多かった。 安いからか?
なので我々は、キャンプ場から少し離れたところでキャンプするハメになった。
そしてこの夜からイシタさんとカズねぇが合流し、みんなで酒盛りをして大いに賑わったあと寝床に着いた・・・。
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____________________21日________________ |
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↓ツーレポに載ってない詳細・写真有り↓
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(翌朝)
曇り空。 少し肌寒い・・・。 今日は5人で庄川を漕ぎ下る。
小牧ダムよりも下流にある”庄川水記念公園”横の
合口ダム直下で出発の準備をしていると
カズねぇの体調があまりすぐれないことがわかった。
本人は「大丈夫。少ししたら治るやろうし一緒に行くよ」
と言うのだが、こんな肌寒い中でツーリングに出て
さらに体調を悪化させてもいけないので
隊長「旅はまだ続くので、今日は大事をとって
車の中で休んでいてはどうか?」と勧めると
カズねぇもエラいもんで
そこは隊長の言う通りパスすることに決めた。 |
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しかし困ったのはケイにぃだ!
今日も一人で漕がねばならない。
←急に顔色が悪くなるケイにぃ。(一番左端)
ホント解りやすい!(^;^)
インフレータブルカヌーを膨らませていると
ダムを管理している関電の車が
我々の横をゆっくりと通り過ぎる。
静かに、まるで無言の圧力をかけるように
2回も通り過ぎたのだった。
例えば「どこまで下るの?気をつけてね」とか
「何時に放水があるから注意して」とか
何かしら声をかければいいのに・・・。
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自分達が厄介事に巻き込まれない為の方策なのか、
万が一の責任逃れの為なのか・・・。
まさに様子を”見に来た”だけである。
そして、我々がいざ出発しようかという頃
「放水の際は、サイレンがどうのこうの〜、
水かさが増えるので気を付けてください。」
といった内容の放送が流れた。
なので4人はダムに向かって
「ハイ、わかりましたー!」と敬礼し
庄川へ漕ぎだすのだった・・・。 |
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しかし広い川だなー、ここは。
以前、漕ぎ下った下流域と比べると
この辺りはテトラやコンクリ物が多いなー。
両岸にひたすら護岸が続く・・・。
寒空の下、ちょっとつまらない。
やはり庄川は下流域をのんびりと
フォールディングカヌー(ファルトボート)で
漕ぎ下るのが良さそうだ。
ただし、「ちゃんと仕事をしている関電の車」に
マークされることになりますけどね。(笑) |
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もうアユもあまり釣れていないのか
アユ釣り師も5人ほどしか見かけなかった。
今日もカズねぇの居ない静かなランチタイム。
少しお昼寝したあと、また漕ぎ始める。 |
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ほぼ変化のない川相に飽き始める。(笑)
サスケ「もうこのへんがゴール地点なんじゃねーの?」
岸辺の景色が同じようなものだから勘違いしやすい。
隊長「いや、工場の煙突より向こうやから、もう少し先や」
これでも隊長は、毎回
ゴール地点の目印を確認してあるので
だいたいのポイントはちゃんと覚えている。
そして皆が「ゴール地点どこやったっけー?」と
不安な表情になる頃、隊長の言うとおりの場所に
ちゃんとゴール地点が現れるのであった。
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こういう時こそ言ってほしいね。
「さすが隊長!見るとこはちゃんと見てんなー」とか
「やっぱ隊長というだけのことはあるなー」とか。
最近ではすっかり
ポンコツたいちょー呼ばわりですからねぇ。(^;^)
さて、このあとが大変だった。
←太田橋の上流左岸にある河原でツーリングを終え
撤収したあと次の目的地である神通川へ移動。
神通川第二ダムのほとりにある
温泉”楽今日館”に入った。
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そして湯に浸かりながら隊長は思った。 「ここは漕ぐ区間を選ばねばならない!」と・・・。
というのもここに来る道中、車の中から川をチェックしていたのだが
神通川第三ダム下から2キロくらいの間は竿のアーチが続いてたからだ。
ゆえに温泉から上がるとすぐに作戦会議!
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・ダム下から新婦大橋までは隊長&イシタさん班。
・新婦大橋から、ときと空港まではサスケ&カズケイさん班。
という2班に分かれ
「今夜キャンプできそうな場所」と
「川へのアプローチポイント」を探すことになった。
そして隊長班がキャンプ地を見つけたあと
次にアプローチ地点を探していた最中だった。
ケイにぃから電話が入った。
隊長「もしもし」
ケイにぃ「たいちょー、アカンわこの川。
アユ釣り師がいっぱいでっせ。漕げまへんわ」
隊長「えらい速い報告やなー、
別れてからそんなに時間経ってないんだけど
もう空港まで下見終わったの?」
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ケイにぃ「いやいや、空港までいかんでも
もう無理でっせ、釣り師めちゃくちゃ多いでっせ」
しかしこの電話で、
隊長のイライラはピークに達してしまった。(はやっ! ^;^)
というのも隊長は、
今回漕げなくても下見だけでもしておけば
次回来た時にすんなり計画が立てられるし
下見の結果を聞いて全体像をつかんだ上で話し合えば
短い区間でも「ここならなんとか漕げるやろ」という
区間が見つかるかもしれないと思ったからだ。
そう判断した上での”手分けしての行動”だったのに
空港まで見ずして結果を出したことに不愉快を感じた。
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でもまぁケイにぃも、彼なりに
下見をしていたら真っ暗になると思ったのでしょう。
とにかく、ここで二人の思考がまったく噛みあわず
二人の電話口での会話は険悪なものとなった。
イシタさんも、向こうで聞いているサスケ氏達も
冷や汗をたらしたことでしょう。
まれにみる悪い空気にしてしまい、すまなかった。m(_ _)m
ごめんね、けいにぃ・・・。
結局、サスケ氏が電話に割って入り
コンビニで合流し協議することになった。
コンビニに集合した5人は地図を見ながら
「近くに漕げそうな川はないか?」と探してみるものの
この時間から未開の川へ下見に行ってる暇はない。 |
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なので、ここから再び金沢の犀川へ引き返し
明日もう一度犀川を漕ぐことに決めた。
秀吉の「中国大返し」ならぬ「北陸大返し」である。
すっかり陽も落ち真っ暗になった頃
犀川のキャンプ地に戻ってきた。
5人そろっての宴。
この日ケイにぃはかなり酔っ払っていた。
昨日からの”一人乗りの緊張”と、
今日の疲れが彼をそうさせたのだろう。
で、それを察したのか?
サスケ氏が意外に早く床に就こうと立ち上がった。
隊長「どしたん、早いやん!」
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サスケ「オレもいつまでもバカやってらんねーんだよ。 もう大人になったんだよ、オレは。」と意外なことを言う。
隊長は思ったね。「明日、雨降らねーといいけどなー」と。 しかも、酔っ払ってるケイにぃの前で言うかな(笑)
しかし隊長もこのままでは危険だと察知し、あとはイシタさんに任せてテントに逃げ込むのだった。
カズねぇは?というと、一番にイビキかいて寝てましたよ〜。 イシタさんゴメンねー!(^;^)
というわけでドタバタ珍道中は、翌朝の犀川カヌーツーリングへと続く・・・。 |