讃岐うはうは隊

14-08-14　吉野川（徳島県）

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　　↓ツーレポに載ってない詳細・写真有り↓

”14-08-13　大野原でのキス釣り”のあと、
徳島の三加茂へやって来た少年とおっさん。

スーパーマルナカでカズケイさんと合流し
買い出したあと”ぶぶるパーク三加茂”に到着。

公園に着いて驚いた！
先日の台風のせいでそこらじゅう砂に覆われ
トイレも使えなくなっていた。

テントを建てると日が暮れて、バーベキュー。
久々に炊いたごはんも美味しく出来たようで
少年は一人で平らげた！

少し蒸し暑い中、少年とおっさんはテントで就寝。
うちわで扇ぎながら
「そういやこのテントで少年の父親とも一緒にキャンプしたなぁ」
と思い出しつつ眠りについた。。。

アユ、イワナ、アユ

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿１４日＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

翌朝。
朝から強い日差し。吉野川の濁りが残念でならない。
少年とおっさんは安定感のあるインフレータブルカヌーに乗り込み
カズケイさんはフォールディングカヌーに乗り込んだ。

増水してることが予想できたから
カズケイさんもてっきり安定感のある空気式カヌーを
持ってくると思っていたのでちょっと驚き！
どうやらケイにぃが
「でっかい吉野川には折り畳み式カヌーが似合う」と言い
どうしてもフォールディングカヌーに乗りたかったらしい。

だけど今朝からこの夫婦の間には不穏な空気が流れていた。
朝食時から組み立て終わるまで、何かと”言い合い”をしている。
こういう時は危ない。
二人の息が合わないと、それはすぐカヌーの操縦に表れる。
川の状態も増水気味なので、おっさんは内心
「これはひょっとしてひょっとするかも？」と危惧していた。

公園からスタート。　勢い良く流れてゆく。
こりゃあ今日は予定より早く着きそうだ！
と思ったのもつかの間
トロ場は、やはりいつもどおりの瀞場だった。（涙）

その先で川が二股に分かれている。

おっさん「どっちに行けばいいと思う？」

少年「う～～～ん、、、　こっち！」

おっさんは内心
「逆だよっ！」と思ったものの
危ないこともなさそうだし、少年の言う方へ舟を向けた。

予想通り浅い瀬が続いていたのだが
舟が横向きになった瞬間、不覚にも突き出た岩に引っ掛かり
その勢いでおっさんだけが振り落とされてしまった！

少年は「アハハ」といった表情で前席に座ったまま
手を差し出そうともしない。
これはきっと昨日の”スパルタ釣り”のお返しだろう！

慌ててカヌーにしがみつき
上がろうとするのだが、浅い瀬は見た目より勢いがあり
立ち止まっていられずにそのまま流される。
おかげで底石に体をガンガンぶつけ
そのたびにイテテ！と悲鳴を上げた。
そしてその悲鳴を聞くたび
少年は「キャハハハ！」と笑った。

流れが緩くなったところで、ようやく舟に上がり込む
すると少年は「僕も泳ぎたい！」と言って
カヌーにつかまったまま、プカプカと浮いた。
少年はその感覚が心地良かったようで
その後も自ら川に飛び込みプカプカと流れた。

少しの間、河原でお昼寝。
石ころのひとつひとつが背中にあたり
ツボ押し効果で気持ちイイ。

広い河原で昼食をとる。
気付くと少年は日陰に入ろうとせず
ずっと”日向ぼっこ”をしていた。
日焼けをしたい年頃なのだろう。。。

午後からも勢い良く下る。

しばらく進むと、また流れが二手に分かれていたので
また少年に「どっちに行く？」と聞いてみる。

少年「左側！」

おっさん
「さっきは君の言うとおりに行って沈したから今度は逆を行こう！」
と言って右ルートに進んだ。

ここは”四国三郎の郷キャンプ場”にさしかかる場所で
左ルートに行くとキャンプ場の土手に接岸できるが、左ルートの出口で結構大きな瀬になっている時がある。
そして右ルートの流れと合流するので、ヘタすりゃ沈の確率が高い。

右ルートは比較的ストレートな瀬で、出口で左ルートの流れに押されない限り沈はしない。
実はそういう理由から、おっさんは安心度の高い右側へ舟を進めたのだ。

増水気味のせいか、右ルートの瀬もひとつひとつの波が予想以上に大きかった。
前に乗る少年は、大きな水しぶきを受けつつも、なんとか無事に乗り越えた。
そして、後を振り返る。　波がデカかったのでカズケイさんがちょっと心配。（汗）
今日は二人の息が合ってなかったからなぁ。。。

そしてすぐにカズケイ艇が下ってくるのが見えた。　さぁ、どうかなぁ？
と見ていたら、いつもよりアッサリと沈してしまった！

「やっぱしかー！」と思いつつ救助に向かう。
カズケイさんはひっくり返った舟に掴まって流れてきたので
近づいたところでスローロープを投げ込む。
だが、このあと救出に手間取ってしまった。
今回は稀有なパターンだったので
この時の状況と救出方法をここで書いても
解り辛いため割愛させて頂く。（＾：＾）

ただ、レスキューロープの使い方を
またひとつ学んだ吉野川であった。
あっ、そういえば沈した時の写真を撮り忘れてしまった！
残念だなぁ。。。
カズケイさんにとってはラッキーかっ！？

沈した人は必ずといっていいほど悲壮感を漂わせているものだ。
その顔を思い出すとやはり面白い！（＾；＾）

ゴールの美濃橋が見えてきた。
結局、大人ばかりが沈して、少年だけは無沈だった。
来年は少年にも
”沈した者の気持ち”を味あわせてやろう！　むひひ。