____________________前日___________________ |
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ロンドンオリンピックが開幕した土曜日の午後。
関西から3人のアスリート、いやカヌー仲間がやってきた!
←岩壁から見える小蔦島
仁尾町の岸壁公園に集合したのが14時を過ぎていたので
今日は早めに開宴することになった。
スーパーマルナカ三野店で買出しを済ませ、その足で高瀬温泉へ。
ここの直産市で売られている野菜は格安らしい。
イシタさん「さっきスーパーでこのトマト安いなぁと思って買ったのに
こっちの方が更に安いじゃないかっ!」
彼の主婦目線には、毎回驚かされる。。。
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岸壁公園に戻り、東屋の日陰でテーブルを広げる。
この公園には水道が3箇所有り、水洗トイレもある
この日は柔らかい風が吹き、蚊も居なかったので快適
イシタさんもケイにぃも、しきりに「ここメチャクチャいい場所やん!」と驚いていた。
プシッ!という合図で開宴。
カズねぇがゴーヤを使った料理をパパっと作る。
その男らしい手さばきを見た隊長とイシタさんは
カズねぇのことを心の中でカズオ兄さん!と呼ぶことにした。
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宴の途中、「ちょっと眠くなったから、ひと眠りしてくるわ」と言い
タープの外に広げたコットの上で横になるカズねぇ。
しばらくすると掻きっぷりのいいイビキが聞こえてきた。
さすが、カズオ兄さん!
カズねぇが寝てる間にメンズトークで盛り上がる3人であった。。。
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さて、深夜も過ぎたことだし、もうそろそろ寝ますか
ということで宴の片づけをしていると
ケイにぃが「ちょっと運ぶの手伝ってー!」というので、
重たい荷物でも運ぶのかとライトを向けると
カズねぇをコットの上に寝かせたまま持ち運ぼうとしていた。
コットごと持ち上げてタープの下まで運ぶのか?さすがケイにぃやなぁ。
「おい、起きろ!」ではなく、
まるで姫を起こさぬようにタープ下へいざなおうということか。
ディズニーアニメみたいやなぁと微笑ましく見ていると、
イシタさんとケイにぃがコットの両端を持ち上げた。
瞬間、コットがV字になりフレームを破損しそうになる!
しかたなくカズねぇを起こすケイにぃ。。。
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あちゃー、やっぱなぁ。ディズニーのお姫様とは”重さ”がちゃうかったかぁ。
そらそーやなぁ、 姫ちゃうもんなぁ、カズオ兄さんなんだもん!
夢から覚め、起き上がるカズねぇ。
そして別の意味で夢から覚めるケイにぃであった。。。
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____________________29日___________________ |
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翌朝。 8時半すぎ。
釣り人の竿先を迂回しながら出発!
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突堤の先までは遠浅の砂浜。 海面も薄い色をしている。
しかしそれを超えると深くなっているのか、海の色が一気に濃くなった。
この”下が何も見えない感覚”は、幻想的であり恐怖でもある。
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快晴。 ベタ凪ぎ。 舟はジワリジワリと進む。
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イシタさんを先頭に、まずは大蔦島(一般的に蔦島と呼ばれるのはこっち)に上陸。
白砂のキャンプ場があったが、設備はボロボロで恐ろしい雰囲気。
さっさとあとにし、反時計回りに島の裏側へ進む。
そこはほとんどが崖や岩場だが、2箇所ほど小さな浜があった。
なんだかみんな進むの速いなー。 隊長はこんなに苦労しているというのに。。。
やはりこの小さな舟を一人で漕ぐとなると、今日のような風・波・距離が限界だな。
ちょっと風が出て波が立つことを想像すると楽観できなかった。
昨夏に能登島へ行った時は二人で漕いでたから余裕があったんだなぁ。
そう思いつつパドリングを続けていると、小蔦島が見えてきた。
これもグルリと一周し、砂浜に上陸!
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「暑いなー!」 「しんどっ!」 みんなヨレヨレだ。
すぐに海へ飛び込み、プカプカとクールダウンする隊長。
振り返ると
あとの3人はサッサと木陰に行き、座り込んでるではないかっ!?
「あっ、そうか。 彼らはまずビールでクールダウンするんだな」
隊長も海から上がり、木陰でランチにする。 (まだ10時半だけどね)
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隣に座る3人衆は、この暑さにやられているようだ。
ケイにぃ「私ら、暑さでバテバテですわ。 なんやビールもおいしないわ」
イシタさん「確かにそういわれるとそうだな。
ホントにしんどいとビールもマズいな。
こんなん初めてや! 新発見やな。」
ケイにぃ「やっぱ瀬戸内海やな。 もひとつや。
日本海の方が綺麗やわ、 透明度がちゃう!」
彼らにとって仁尾の海は今ひとつだったようだ。。。
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メシを食い終わった隊長は、”大”をもよおしたので立ち上がり
どこか適当な茂みはないかとウロついていると
それをちっとも察知しないカズねぇが
「えっ!?もう帰りますか?」と言って立ち上がった。
その結果、酔っ払い2人も立ち上がり、 帰ることになった。
「いやいやそんな、せかすつもりでウロついてた訳じゃないのにぃ」
今さら「いや、ちょっとウンコしてくる」とも言えず、肛門を引き締め舟に乗り込んだ。
そして、猛烈なパドリングでスタート地点に戻り
いちもくさんにトイレへと駆け込む隊長であった。。。
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いやぁ〜、それにしても今回は新しい発見だったなぁ。 こんなところにカヌー遊びのフィールドがあったなんてね。(^;^)
海水浴も楽しめるし、釣りもできるし、岩場で潜ったら貝が獲れるかもしれんし。
今回は時間に余裕が無かったけど、もう少しゆっくり楽しみたいところだ。
たとえば金曜の夜に公園に集まり、土曜は朝から泳ぐなり釣るなり潜るなりと楽しんだあと、近くの銭湯に。そして買出し→宴会。
日曜はのんびり起きて朝からうどん屋めぐり。 そして渋滞に引っ掛からない時間に帰る、、、というのはどうでしょう?
ツーリングのあと、公園で舟を洗い、干す。
しばらくして撤収。 近くの大井温泉へ。 しかしまだ13時頃だった為開いていなかった。(15時から営業開始らしい)
なのでまた高瀬温泉へ。 |
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大井温泉は銭湯である。
路地裏にあるので見つけにくい。(地図)
近くに「仁尾町図書館」がある。
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風呂から上がりサッパリしたところで時計を見ると14時前。 仲間達は「うどんでも食べて帰りますか」と気楽に言う。
日曜のこの時間に、この場所から讃岐うどんを食べに行くとなると。。。
16時まで営業している善通寺の”岸井うどん”が思い浮かんだ。 玉切れしてないことを祈ろう。
4人は急いで善通寺市にあるビニールハウスを目指した! |
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国道沿いにある”うどん”の看板を目印に車を乗り着ける。
ほぼいっぱいの駐車場に、なんとか車を停め、他の客のあとについてゆく。
ここが入り口か?
隊長は初めてだったので、その”雑さ”に笑いが込み上げてきた。
10人くらいの行列が出来ているがピークは過ぎてる感じだった。
前に並んでいる客という客が、みんな”肉ぶっかけ”を注文している。
「そうか、ここは肉ぶっかけが有名なんだ!?」
仲間3人が”肉ぶっかけ”を注文する中、隊長だけは”冷たいかけ小”を注文。
初めて入る店は、他店との違いを探るため
どの店にもある”かけうどん”を食べることにしている隊長。
テーブルの上に、七味のほかにもゴマを置いてるのが嬉しい。
隊長は昔からうどんに擦りゴマをかけるのが大好き。
ひとくち食べて思ったのは「噛み応えあるなー」ということ。
冷やしだからコシが強調されるのは分かるが、
所々に非常に噛み応えのある部分があった。
それは粉々しい硬さではなく、どこまでも弾みのある硬さで私の好きなものだ。 |
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ダシは濃かった。 私の体調のせいか? 今まで食った中でも上位の濃さだ。
ダシの量も多いが、麺の量も小にしては多かった。
そしてネギの切り方が太めで、
それが意外と”ネギ食ってる感”がしっかり出ていて良かった。
すべてにおいてダイナミックさを感じ、メリハリのあるうどんという印象を得た。
家でインスタントラーメンを作る際、いつも麺は硬めに茹で
ダシが濃くなるよう湯を少なめにして食べる隊長にとっては
相性ピッタリのうどんでした。
ただ、ダシはコップの水で薄めてもいいかな思うくらいでした。
あれを全部飲み干すと、あとでノドがカラカラになりそうな気がした。
今度は肉ぶっかけを食べてみよう!(^;^)
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