____________________09日___________________ |
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”岩木川カヌーツーリング”でマッタリし過ぎた二人は秋田県へと急ぐ。
大鰐弘前ICから東北自動車道を南下し、十和田湖ICで降りる。
国道103号線からチラリと見える米代川は
予想していたよりも遥かに綺麗で、流れも瀬もあった。
しかし今旅は日程の都合でスルー。
米代川は非常に楽しそうな川だったのでいつかまた来たい。
ただ、アユ釣り師も多く見られたので時期を選んで来よう!
午後1:30。
土深井駅付近の国道沿いにある”村の駅・トプカイ”に立ち寄る。
ここはサスケ氏がネット仲間から教えてもらった食事処。
本場の比内地鶏を使った絶品料理が楽しめるらしい。
今回、グルメ情報を仕入れる時間がなかった隊長にとっては有難い。(^;^)
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サスケ氏は「比内地鶏の親子丼」を注文
比内地鶏は身がしっかりしていて食べ応えがあった
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隊長は「比内地鶏のひつまぶし」を注文
地鶏でとるスープ(だし)も激ウマだった
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←きりたんぽは素朴な味がした
茶碗一杯分くらいの米が使われているのでボリューム満点
この店には他にも興味をそそるようなメニューがたくさんあった。
ちょうど食ってる間にまた豪雨&雷。
しばらくまどろんで雨が小降りになった時に店を出た。
さぁ、阿仁川へ急ごう!
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阿仁合駅と役場の上流側の小道を進み、線路を越えると河川公園へ出た。
そこには芝生広場やトイレもあり整然としているが、キャンプ禁止。
とりあえずここをゴール地点に設定し、スタート地点を探しに遡る。
比立内駅と道の駅・阿仁の近くで川へ降りられる場所を探したが
どうしても見つからない。 見えるのは谷底に見える阿仁川と、立ち込めた霧。
たとえこの辺りで降口が見つかったとしても
かなりの傾斜の中、舟を担いで降りてゆかねばならないだろう。
この辺りからスタートするのを諦め
さきほどの河川公園をスタート地点として設定しなおす。 |
川沿いに車を走らせ、今度はゴール地点にできそうな場所を探しに向かう。
阿仁前田駅下の八幡橋左岸によい場所を見つけそこをゴールに設定した。
阿仁前田駅前の土手沿いには小さな神社があり駐車スペースとトイレがあったので、そこでまた車中泊しようと決めた。
しかし他にも泊りがけで来たアユ釣り師の車も停車しており、夜中にエンジン(クーラー)を掛けられては参るので
二人はそこから少し上の支流・小又川との合流点にある河川公園で野宿することにした。
ここにはトイレもあるが、横にはお墓もある。(ある意味罰ゲーム?) 穴場的公園のようだ。
公園の駐車場で乾杯! 星空を眺めたあと眠りについた。。。
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____________________10日___________________ |
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↓ツーレポに載ってない詳細・写真有り↓
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本日は”東北・弾丸カヌーツアー” 第3弾・阿仁川ツーリング!
スタート地点となる阿仁合駅上の河川公園で意気揚々とカヌーを膨らませる。
サスケ「やっと川らしい川を漕げるぜ!
オイラが求めていたのはこういう川なんだよ!たいちょー。」
隊長「あんたが求める川は、オレにとっちゃ忙しすぎるんだよ。」
サスケ「昨日スタート地点を探しに行った
比立内駅辺りの阿仁川は面白そうだったなー!
あそこから下りたかったなー。
スタート地点を見つけられなかったのが悔しいなー。
そうだ!今度来るときはザイルを持って来よう!
んで、橋の上から荷物や人を下ろして漕ぎ下ろう!」
隊長「じゃあ今度来る時はカズ&ケイさんと3人で
”ザイルでカヌー!”にトライして下さい。(^;^)」
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公園の護岸から舟をおろし、低い堰堤の上にあるトロ場から出発!
堰堤の下からは小気味良い瀬が続く。
それらの瀬を楽しみ、河川公園が見えなくなる辺りに
テトラや岩が潜む箇所があった。ここは注意した方がいいな。
その後も瀬が頻繁に現れる。 忙しくて写真を撮る暇がない。
サスケ氏はキャッキャ言いながら瀬の一番ボリュームがある部分を通ってゆく。
そのあとを、既に”いっぱいいっぱい”の隊長がついてゆく。(涙)
隊長が通るのは、もちろんチキンルートだ!(笑)
瀬の中でパドリングするのに精一杯なのに
ハンパない数のアブがまとわりついてくる。
「かなしーときぃー! かなしーときぃ−!
こんな時に短パンしかはいてこなかったときぃー!」
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こうして二人は、阿仁川のスピード感を味わいつつ流れていった。
途中”いつもの隊長ならポーテージするような箇所”が2箇所ほどありましたが
サスケ氏はスカウティングもせずに突っ込んでゆく。
彼は”彼なりの判断基準”を持っているようだ。
置いて行かれてはならないと思い、隊長も”隊長なりの判断”で下ってゆく。
なるほど、意外に下れるものなんだな。。。
こうしてザブンザブン下っているうちに
ついに本区間最大の難所へとやって来た。
ここでようやく舟を降り、下見するサスケ氏。
サスケ「たいちょーは右の方を下って行けばいいよ。
オイラはもちろんオイシイところを通るけどね。 じゃ、先に行くよ!」
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サスケ氏の雄姿を撮ろうとカメラをスタンバイする傍らで、
休憩中のアユ釣り師が
”これから何が始まるのか?”と興味深々に眺めていた。
岩が折り重なり、スプラッシュが暴れ狂う瀬のド真ん中へ
「目指すはメインカレントぉおおー!」
と叫びながら突っ込むサスケ氏。
この時、隊長は思った。
「やっぱアイツ、、、バカだな。。。(汗)」
サスケ氏の心意気とは裏腹に、カヌーは岩に乗り上げた。
白泡のド真ん中で立ち往生するサスケ氏。
遠くからでも彼が苦笑いしてるのがわかった。
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隊長「こけろ! そのままこけろ!」
隊長の思惑に反し、サスケ氏は腰をフリフリして舟を岩から引き離した。
そして難なく漕ぎ下ってゆくのだった。。。
ヤレヤレ、見ているこっちがハラハラするよ。
その後、隊長は観戦していた釣り師に挨拶して舟に乗り込んだ。
隊長「僕はこっちの方を通らせてもらいます。」
釣り師「どうぞ。どうぞ。」
なるべくパワーの弱い右岸べりへと舵を取る隊長。
「目指すはチキンカレントぉおおー!」
と叫びながら瀬に突っ込んでいった。。。
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その瀬を越えると、
不思議なくらいこのあとの瀬がみんな屁みたいに思われた。
そしてあっという間にゴール地点の八幡橋へと辿り着いた。
この橋の下には気持ち良さそうな瀬があったが、その分アユ釣り師も多かった。
ゴールして早々にサスケ氏が言った。
サスケ「もう一回、上から下ろうよ! スゲー楽しいじゃんか!この川。」
隊長は即答した。
「ヤだよ!」
既に”いっぱいいっぱい”だったのだ。(爆)
ゴール近くにある阿仁前田駅に併殺されている温泉”クウィンス森吉”へ行く。
来た時間が早い為ここでも営業時間前から待つことになった。
そして開店と同時に一番湯に浸かり、ようやく人心地を取り戻す隊長であった。
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温泉から上がると、サスケ氏はネットでまた何やらつぶやいている。
「阿仁川たのしー!」と打ち込んでいる。
その書き込みにケイにぃが
「サスケさんの楽しい川に行きたいで〜す!」と返していた。
隊長は思った。
「あぁ、行くがいいさ。サスケ氏が楽しいという川へ行くがいいさ。
ただ、ヘタすりゃ死ぬぜ!」(爆)
こうして、スリル満点の阿仁川カヌーツーリングは
サスケ氏にとっちゃ天国。 隊長にとっちゃ地獄のような川下りとなった。(^;^)
時計を見ると、まだ11時頃。 二人は次なる地へ向け走り出した。。。
東北・弾丸カヌーツアーは
第4弾・鮭川カヌーツーリングへと続く。。。 |