昨日の”馬淵川カヌーツーリング”から一夜明け、辺りが白み始める頃起床!
隊長が起きると、その頃にはもうサスケ氏は朝食を摂り終えていた。(どんだけ早起きやねんっ!年寄りかっ。)
この旅では”夜明けと伴に起きだし、7時過ぎにはもうスタート地点に着いている”というパターンがすっかり定着してしまった。
夏場はこの方が”涼しいうちに行動できる”という利点があり、疲れなかった。
岩木川カヌーツーリングに胸を躍らせつつ
スタート地点の富士見橋・上流右岸にある河川敷広場で、インフレータブルカヌー(ダッキー)を荷台から下ろしていると
気のよさそうなおじさんが近づいてきて「今から釣るのかい?」と言った。 |
↓ツーレポに載ってない詳細・写真有り↓
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「いえ、違います!」(即答する二人)
どうやらおじさんは漁協の人らしく、
釣り人がちゃんと遊魚券を購入したのち
釣りをしてるか確認しているようだった。
そういえば昨日、馬淵川の橋の下で車を停めた時も
同じように漁協員のおじさんに声を掛けられたなぁ。。。
この時期、河川漁協関係者は稼ぎ時なのだろう。(笑)
今日は平日。
土手沿いに並ぶ”通勤の車列”を横目に見ながらスタート。(ざまぁ見ろ)
富士見橋の下にはボコボコしたコンクリ河床堰が設置されている。
左岸には釣り人が居るので
仕方なく右岸べりの一番通りやすそうなところ通る。 少し船底を擦った。
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このあとアユ釣り師を見ることは無かった。
しかしそれは”瀬が無いトロトロ”ということを意味していた。(汗)
今回二人が漕いだ区間は想定外のトロトロだった。
雨が少なかったのか? 水量も少ないようだ。
流れもほぼ無し。 水の色もイマイチ。
この川はもともと「ファルトボートで一人ゆったりと下ろう」と想い
選定した川だったので仕方あるまい。。。
インフレータブルカヌーではもう罰ゲームの域だった。(^;^)
両岸を覆う鬱蒼とした樹々の中を、静かに進む。
川旅の趣があるにはあるが、野宿に適した河原が少ない。
そのどれもが低い立地なのだ。
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サスケ「しかしなんにも無い川だな。」
隊長「そうかな?オレには色んなものが見えるぜ。
まず心眼を見開きなさい。
そうすればこの川にある色んなものが見えるよ。
と言いたいところだが、、、ホントに何も無い川だな!(爆)」
サスケ「それに何だ?このチャプチャプは?
見渡す限りトロ場じゃねーか!
瀬はどこにあるんだよ?瀬は!?」
隊長「仕方ないよ。オレにとっても想定外なんだから。(爆)」
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それでもたまには流れのある涼しい場所もあった。。。
どんよりとした曇り空。
風が吹き始めると厄介だから先を急ごう!
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安東橋の下でやっと瀬らしい音が聞こえてきた!と思ったら
そこは、岩・杭・杭と立ち並ぶイヤらしい場所だった
二人は舟を左右に操船し、うまく交わして漕ぎ下る
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右岸から平川が流れ込む手前には
倒木が折り重なる厄介な場所があった。
用心して通り抜ける。
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昨日クッキリと見えた岩木山も、今日はうっすらとしか見えない。
雲域がますます怪しい。 さらに先を急ぐ。
たまに訪れる”川から岩木山がよく見える場所”は、
そばに人口建築物があり残念な趣だった。。。
リンゴの果樹園も白ビカリする護岸のせいで今ひとつドラマチックじゃない。
想像していたよりも遥かに趣の少ない川だった。。。
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手が加えられていないリンゴの樹と
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手が加えられているリンゴの木
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しばらく漕いでいる間に、遠くに見える雲が黒くなり、ゴロゴロ言い始めた。
雷が大の苦手な隊長は猛烈に漕ぎ進む!
サスケ氏を置き去りにし、先へ先へと急ぐ。
そしてゴール地点に辿り着いた時にはポツリポツリとし始め
サスケ氏がゴールした時には、いよいよ黒雲が立ち込め始めた。
慌てて舟をたたみ、車に乗り込んだところでザザ降りになる。
危ないところだった。。。
そこからスタート地点の車を取りに戻る。
途中、ルパン温泉、いや、三世寺温泉に寄る。
駐車場に車を停めた時にはもう激烈な雷雨!
そこらじゅうに落ちまくっているのが音で解る。 |
隊長「いやぁー、危なかったねー。早朝カヌーに救われたよ。」
サスケ「あぁ、そうだな。そういう意味ではラッキーな川下りだったな。 それ以外はアンラッキーやったけど。。。
しかしなんだあの川は!? 罰ゲームか?筋トレか?あん?」
隊長「はい、東北罰ゲームの旅です!(^;^) 1日目=泥水。 2日目=トロ水。 さて明日は何でしょうね〜。」
サスケ「。。。。。(のヤロぉーーー!)」
風呂上り、二人はとっとと岩木川をあとにし、次なる地へと旅立った。。。
東北・弾丸カヌーツアーは明日の第3弾・阿仁川カヌーツーリングへと続く。。。 |