08-10-12〜13 海部川(徳島県)

____________________12日___________________
昨日の”ドタバタ那賀川カヌーツーリング”のあと、疲労困憊の身で闇夜をひた走り、海部川のキャンプ地に辿り着いた僕達。
今朝は温かい陽の光に誘われ、早くから目覚める。  テントから這い出すと、もう既に人影がっ!



隊長「あれっ?かずまるさん! ひょっとしてあなた
    昨夜からずっとブランコをこいでたんじゃ!?」

かずまる「えぇ、だって僕、ブランコ王子ですから。(^:^)」

あまりにも楽しそうなブランコ王子、いや、かずまるさんの姿に
隊長もこぎたくなってきた!
もう1つ隣のブランコに駆けより、飛び乗る。
隊長「うわぁー!けっこう気持ちいいねー!」
ブランコのひもが天然樹の枝に結ばれているので、ユッサユッサと心地よい。

かずまる「たいちょー、あんた、その歳でちょっとハシャぎ過ぎですよ!
      ほら、向こうからケイにぃと青さんが冷たい視線を送ってますよ!」

隊長「あっ!ほんとだ。」  見ると、いつのまに起きてきたのか
ケイにぃと青さんが、隊長に向かってかなり冷たい視線を投げかけていた。
それは、「隊長たる者がブランコなんかでハシャいでどうする!」とか
「大人の男ってぇのはな、歳相応に振る舞うもんだよ。」という視線に見えた。
なるほど、だから二人とも椅子に腰掛け、こちらを傍観しているのか。
大人だねぇ〜。。。(^;^)

充分楽しんだ隊長は、朝食の準備でも始めよう!と思い
ブランコから飛び降り、ケイにぃと青さんの元へと歩き出す。





すると、それを見た二人は同時に椅子から立ち上がった。
「おっ、さすが大人の男!朝食の準備だということ気づいたようだな。」

さらに二人の方へ歩いていくと、椅子から立ち上がった二人は
「ケイにぃどうぞ!」とか「いやいや、青さんお先にどうぞ!」とやっている。
向こうの方に居る二人だが、その会話が”身振り手振り”で解る。

「そうか、ガスコンロがひとつしかないもんだから譲り合ってるんだね。」
そう思い、さらに歩み寄る。

すると二人はいきなりジャンケンをし始めた。
見ていると、どうやらケイにぃが勝ったようだ。。。

ようやく二人の元へ辿り着いた隊長。
隊長「おはよー!」
青さん「おはようございます!いい天気ですね!」
ケイにぃ「おはよー!今日のツーリング、楽しみですねー!」

隊長はコップを用意して椅子に座った。


丁度、目の前にガスコンロがあったので
「あっ、ケイにぃコンロ使うんやろ?どうぞ」と渡そうとしたのだが
ケイにぃの姿が見当たらない。
「あれっ?トイレにでも行ったか?」
代わりに隊長がコンロにヤカンをかける。
お湯が沸くまでの間、深く椅子に腰掛け、まどろんだ。。。

と、その時!衝撃的な光景が隊長の目に飛び込んできたっ!
ケ、ケ、ケイにぃが! ブ、ブ、ブランコで!ハシャいでいるではないかっ!

隊長「ええーっ!じゃ、さっきのジャンケンはひょっとして!」

青さん「はい、わたくし負けちまいましてねぇ〜。。。
     だれか早くブランコから降りないかなぁ〜。。。」

隊長「。。。。。(脱力感)」

向こうでは、ブランコに乗る権利を得たケイにぃがハシャいでいる。
ケイにぃ「あっははー! これ楽しいですねー!」
(ミシミシ、ミシミシ、)←枝が悲鳴をあげる音



快適な野宿地だった


かずまる「そうでしょ! やっぱ男はブランコっすよー!
       あっ、でもケイにぃ、さっきから枝がものすごく揺れてまっせ!(汗)」
(ミシミシ、ミシミシ、)←ケイにぃが乗る枝だけが悲鳴をあげている
ケイにぃ「あっ、ほんまや! もぅやめとこ。。。(涙)」
何かを痛感したような表情を浮かべ、トボトボと戻ってくるケイにぃであった。。。

その姿を見た青さんは、イキイキとした表情になり、椅子から飛び上がった!
そしてブランコめがけ、まっしぐらに走っていった。 (子供かっ!^:^)


コトコトと音をたて、お湯が沸いた頃、女性達がテントから出てきた。
今まで”朝の身だしなみ”に専念していた彼女たちは
男どもが”嬉々とした表情”で少年に戻っていたことなど、もちろん知らない。。。


ようやく皆が席に着き、朝ごはんを食べ始める。
カズねぇ「いい天気ねぇー!今日は”晴天の海部川”を堪能できるわ!」

ケイにぃ「ほんとだね、半年前に来た時は雨だったけど
      それでもあれだけきれいだったのだから、
      晴れた日の海部川はどんなに綺麗なんでしょうかねぇー!」



隊長「楽しみやなぁー。(^;^)  (もぐもぐ、もぐもぐ)」

青さん「あっ、そういえば昨夜テントのそばで、変な鳴き声がしてませんでした?」

隊長「あぁ、してた!してた! 何やろなぁ?鳥かイノシシだと思うけど
    ものすごく興奮して怒ってたような鳴き声だったね!」

さなまる「隊長のテントの形状がイノシシっぽいから、威嚇しに来たか
      あるいは求愛しに来たのかもよー!(^;^)」

ケイにぃ「あっははー!そりゃいいや。隊長は独身だから丁度いいじゃないですか!
      たいちょー、それいっときましょう!念願のツガイですよ!つ・が・い!(爆)」

カズねぇ「そういや、隊長の干支、イノシシやんかっ! 相性ピッタリじゃん!」

青さん「ぷっ!」←コーヒーを吹き出しそうになる

いいんですよ青さん、うはうは隊って、こんなんですから。。。
隊長に気を使わず、思いっきり笑ってくださいよっ!(泣)



賑やかな朝食のあと、着替えを済ませた6人は、車2台でスタート地点へと向かった。
窓ガラス越しに見える海部川に、皆のテンションは上がっていった。。。



スタート地点に着くと
半年前に来た時には閉ざされていた”河原への進入路”が開いていた。
やはりアユ釣り期間中は開放されるようだ。

今日は、この河原からキャンプ地のある川辺まで下ります。
この区間は浅く、急流もあるため
ダッキー(インフレータブルカヌー)という空気注入式カヌーを選択。







カヌーに空気を入れていると、河原で青さんが直立不動のまま川を見つめていた。
恐らく彼は、”清流”というものを初めて目にしたのであろう!
こんな時、隊長はけっして「キレイでしょう?」とは言わない。
というのも、”綺麗”という感覚には個人差があり、他人からあまりにも
「綺麗でしょう!」と言われると、脅迫感(圧迫感)が生じてしまうからだ。
隊長自身もアマノジャクな性格なので「キレイでしょう」と連発されるのは好きではない。
だから、押しつけがましくならぬよう、青さんの横にそっと立ってみた。
すると、隊長が話しかける前に青さんの方から声をかけてきた。
青さん「キレイですねぇ〜。。。。。  これが清流なんですねっ!」
隊長「うむ。まさしくっ!」
二人の間に、言葉はさほど必要ではなかった。。。

準備も終わり、はやる思いで舟を浮かべる6人。
天気、透明度、ともに抜群である!
隊長が今まで訪れた中でも、最高レベルの海部川だ!
そんな素晴らしい清流に、僕たちは漕ぎ出した!











スタートして暫くのあいだは浅いので、慎重にルートを選び漕ぎ進む。

涼しい瀬にカヌーは弾み、野趣あふれる景色に心も弾んだ!

美白色に光る河原。 清冽な水の音。

澄みきった水の先には、星をちりばめたような砂利。

これはもう、芸術と言っていい。。。

これらの緻密な(計算され尽くしたような)配置が、
自然にできているというのだから、もう、言葉も出ない。。。

この風景が、日本的な情緒を生み、日本的な職人技をも生み出してきたのだろう。
日本人の発想・文化の原点を垣間見た気がした。。。



”皆の瀬橋”の下にある瀬


”皆の瀬橋”の下にある瀬は、漕ぎ下れるだけの水量が無いためライニングダウン。

かずまるさんとさなまるさんの二人が乗るカヌー(以下、まるまる艇と記す)は、
瀬の途中からカヌーを浮かべ、上手に漕ぎ抜けた。
なるほど、なにも隊長みたいに瀬の下まで舟を運ぶこともないのだ。

この方法を見ていた”天性のジャマくさがり”のケイにぃは、
瀬の途中よりもさらに上の方から舟を浮かべ、楽をしようと試みた。(^;^)
それは、まるまる艇のような「ここからなら漕げる」という判断基準ではなく
「歩くのしんどいから、ここから漕ごうや」というものであった。(笑)

ゆえに、その怠慢が災いしてか?ケイにぃは乗り沈をしてしまった!
川下に居た隊長が、その「ドボンッ!」という音に振り返ると
上流でケイにぃが腰まで浸かり、座り果てていた。
そして主人を失ったダッキーだけが、どういうわけか上手に瀬を下りおりてきた。

そういえば、カズケイさんのカヌーが空で流れてくるシーンって、よく見かけるなぁ。。。
ひょっとすると、このダッキーは”暴れ舟”で、主人を振り落としているのかもしれない。
んなことないか? やっぱ、主人の腕だな。。。(爆)





というわけで隊長はカズケイさんのダッキーのことを
ひそかに”あるじに愛想尽かしたダッキー号”と呼んでいる。(勝手に。。。爆)



今日のみんなの表情には、ゆとりがあった。
昨日はツーリング後に移動せねばならなかったので慌てて漕ぎ下ったが
今日はもうテントも張ってある。 暗くなるまでにゴールすればいい。
時間に余裕のある我々は、思いっきり道草しながら漕ぎ下った。

淵という淵がすべて、底まで澄んでいるため
そのたびに皆、目を凝らす。
水中には小魚が群れをなしており、思わず声をあげてしまう。

このように流れの穏やかなところでは
”天然の水族館”を楽しみながらノラリクラリと漂い、
時々訪れる急流で、道草した時間を取り戻した。



南の島の海の中みたいだね



     夏場、こういう場所で一日中潜っていたい。。。



ここには余計な音が無い  余計な人工物も無い



       本当に、のどかなところだ。。。



上の写真が、支流・小川谷川


支流・小川谷川との合流点も、ひっそりとしていた。
流れてくる水に手を浸けると、やはり冷たかった。。。


この先のカーブを抜けたところに海部橋があり、
その橋の上流側には”岩がゴツゴツと出張った瀬区間”がある。
丁度、その瀬の出口で釣り師が二人たたずんでいるのが見えた。

そこで、瀬に突入する前に一旦河原に舟を着け
「釣り師にスンマセーン!と言いながら行こうな(^;^)」と相談していると
隊長の視線の先に、今にも瀬に突入しようとするダッキーが見えた。

さすが、うはうは隊唯一の過激派・ケイにぃ!斬り込むのが速い!
彼の座右の銘は”イケイケ!ゴーゴー!”なのだ。(ほめていいのか?悪いのか?爆)
慌てて僕たちも続いた。。。






二人の釣り師は僕たちに気づくと、気前よく竿を上げてくれた。
我々は「ありがとうございましたー!」とか「すいませーん!」と会釈しながら
急いでその前を通り抜けた。
ただ、カズケイ艇だけは、釣り師のそばのエディに吸い込まれ
そこから脱出できずにクルクルとまわった。。。

先頭だったはずのカズケイ艇の横を、皆が通り過ぎる。
ケイにぃはバツの悪い顔を浮かべたまま、さらにクルクルとまわった。
じつに、”釣り師泣かせ”である。(^;^)

この日遭遇した釣り師は、結局この二人だけだった。(ラッキー)
もうこの季節になると、あまり釣れないのだろうか?
もしくは釣り場所を河口付近に変えているのかもしれないね。

←左の写真は、上記の瀬ではありません。
  (清冽な瀬を満喫するケイにぃとカズねぇの夫婦舟)





さぁ〜て、そろそろお昼ご飯にしましょうか?

以前シカを見かけた河原に上陸。
お湯を沸かし、カップラーメンで身を温める。

そのあとは寝転んだり、まどろんだりと、各自思い思いに過ごした。。。

隊長は腹ごなしに、青さんのダッキーに試乗してみることにした。
他の種類のカヌーに乗る機会は少ないので、ワクワクするよ。

旧型の赤いグラブナー(GRABNER)に乗ってみると、
青さんが話していたとおり、やや不安定な造りだった。
その感覚はポリ艇に近く、不安定だが
逆に感度が良いので、方向転換が俊敏だった!

こんな不安定な舟で、昨日も今日も、よく瀬を乗り越えて来たもんだ!
隊長だったら1回の沈では済まなかっただろう。
青さんのバランス感覚と気合いに感服。。。

ひとえにグラブナーといっても
色んな種類があり、安定感のある機種もあるみたいだよ。(^;^)











すばらしい川を下る時と、そうでない川を下る時では
写真を撮る枚数に差が出る。
海部川の場合、思わず撮りたくなるシーンが多く
ついついシャッターを切ってしまう。

そして帰宅したあと必ず、それを整理するのに苦労するのだった。。。
その上、この多くの写真の中から
ツーリングレポートに載せる写真を絞り込まねばならず
隊長はまた頭を悩ませるのだった。。。

海部川が如何に素晴らしいか?
説明せずとも、これらの写真でお解り頂けることでしょう。
しかしこのレポートに載っている写真は
海部川の魅力の3分の1も表現できていない。
その尊大さは、実際に見て、聞いて、呼吸した者にしか解らない。





午後からも、たっぷりと道草を食いながら進んだ。


”民宿・リバーランズ前川”の前にあったはずの軽やかな瀬が、
チョロチョロの流れに変わり果てていた。。。(落胆)


支流・玉笠川との合流点にある橋をくぐり抜け
流れのおもむくまま、さらに下った。。。


そして神野橋の上流0.5キロの辺りで、小さな堰堤にさしかかった。
堰堤の右岸に上陸し、皆でスカウティング。



低く小さな堰堤


「なんや、この低い堰堤は?」
「こんなもの、本当に必要なのか?」
「予算が余ったから造ったのか?みたいな小さい堰やなぁ。」

腕を組み、まるでロクレンジャーのように立ち並んだ6人は
その小さな堰をみつめ、嘆いた。。。

川の上では”人工物に近寄りたがらない隊長”は
右岸からポーテージしようか?と、青さんと相談していた。
しかしその時、
数々のホワイトウォーターを乗り越えて来たかずまるさんの目が光った!
かずまるさん
「あの中央の吹出口よりも少し手前のところは反転流が小さいね。
 流れ出す勢いの方が若干大きいようだ。
 あそこなら助走をつけて進めば突破できるんじゃないかな?
 それ以外の箇所では、堰から流れ落ちた水がすぐに反転し
 捕まえるチカラの方が大きそうだ。」





なるほど。たしかに吹出口より手前の部分は
下流に向かう流れが、帯のように見てとれる。
しかしそれ以外の部分では、その帯のような流れがほとんど見えない。
「なるほどなぁ、ああいうのを見て判断材料にするんだね。」
さすが、経験値の高いかずまるさん。感心する隊長と青さんであった。。。

漕ぎ抜けるルートを頭に叩き込み、まるまる艇を先頭に突入!
みんなイメージ通りのパドリングで、難なく突破することができた。


この辺りからそろそろ、道路や電柱が目に付き始める。
原風景とはここでお別れ。。。


川の上を、落ち葉のようにクルクルとまわりながら流れていった。。。



下流から見る神野橋と、直下の堰堤


”神野橋”の上まで来ると、波紋ひとつない川面が広がっていた。
橋の下にある堰堤のせいでプール状になっているのだ。
しかもこの辺りは禁漁区のおかげか?魚が群れをなして駆け抜けた。

堰堤の上でポーテージルートを確認しあい、舟を担ぎ降ろした。

集約された大量の水が、堰堤の中央部から一気に吐き出されている。
そのすぐ先には水勢緩衝用のテトラが放り込まれてある為
テトラにぶつかった水が、どう猛な生き物のように暴れ狂っていた。
恐怖さえ覚える光景だ。。。

しかし、その飛び散る水泡は、ものすごく綺麗な青色をしており、
その”青っぷり”は、さなまるさんを驚かせた。
さなまる「水がこんなに青いの、初めて見るぅ〜!なんか美味しそう!」
隊長「ほんまやな、そういわれてみるとクリームソーダみたいやな。」
つい、”この水が全部クリームソーダだったら、、、”と思い浮かべてしまった。



↑カニの写真がないため、隊長の勇姿をお楽しみ下さい↑


いつのまにか、キャンプ地の上流0.5キロのところまでやって来ていた。
ここは道路壁の下で、瀞場になっている。
静かな、澄んだトロ場だ。

ここでも透き通った”海部ブルー”を楽しみながら漂っていると
ちょうど先頭を進んでいた隊長は”初めて見る光景”に出くわした!

隊長「へっ? あっ! カニや!
    テトラの側面に小さなカニがいっぱいヘバり付いてるぅ〜!」
それは、あの鮮やかな色をしたサワガニではなく、
濃褐色をした小さなツガニだった。

うしろに居たみんな「えっ!? マジでっ!(驚)」

隊長「上流からテトラの際を、そぉ〜っと流れてきてごらんよ!」




↓カニの写真がないため、ケイにぃの遊姿をお楽しみ下さい↓



皆、順番に上から流れてくる。。。

かずまる「あっ、ホンマや!(内緒話の声で)」
さなまる「どこ?どこ?(小声で)」
かずまる「あそこ!ほらあそこ!(やっぱり小声で)」
さなまる「うわ、ホンマや!(ハッとした小声で)」
辺りが静かなので、皆ついつい小声で話してしまう。(^;^)

カズねぇ「えっ?どこぉ?見えへんで。」
ケイにぃ「あっ、そこぉー! ほら、おるやんっ!」
カズねぇ「えっ! どこ?どこ?どこ?どこ?どこ?」
ケイにぃ「ほら、そこぉー! 目の前におるやんっ!
カズねぇ「ちょっ、声がデカいよ!逃げたらどないすんねんっ!
ケイにぃ「そういうあんたもデカいよ。。。(涙)」


↓カニの写真がないため、青さんの憂姿をお楽しみ下さい↓



テトラ群を通り過ぎてしまうと、みんなは再び上流へと漕ぎ上がり
またテトラ沿いを静かに流れてくるのであった。 ほんま、水族館やな。(^;^)

これを何回か繰り返し、楽しんだ。
どういう訳か?カズねぇだけがカニを見て取ることができなかった。
カズねぇに見せようと、何度も漕ぎ上がったケイにぃ、お疲れ様でした。(^;^)

しかしまぁ、こういう時に防水デジカメがあればなぁ、、、とつくづく思う。。。


陽が、山のうしろに隠れようかという頃、キャンプ地のある護岸に辿り着いた。。。





ちょいと冷えた体を温めに、海部川河口にある”遊遊NASA”へ行く。
「このホテル、こんなにガラガラで大丈夫なの?」と
心配するほど静かなロビーを通り抜け、貸し切り状態の温泉に浸かった。

その後、河口近くのスーパーで買い出し(品揃えは少なかった)
キャンプ地に戻った時には、すっかり夜中になっていた。


ワインの開栓音を合図に、開放感あふれる野宴がはじまった!

七輪で焼き肉をあぶり始める者
コンロでタコヤキを焼き始める者
タコメシを炊き始める者

机上には色とりどりの酒。
僕らのキャンプ地は、しだいにイイ香りで満たされていった。。。







タコヤキを手際よく作り上げるかずまるさんを見て、隊長はふと思った。
タコってぇのは、ほとんど関西人に食べられてるのかもしれないねぇ〜。
生物図鑑のタコのページに、”タコの天敵=関西人”と載る日も近い!(爆)

お腹が一杯になり、お酒もまわった僕たちは、自然と七輪のまわりに集まった。





かずまる「ちょうどいい季節なんだけど、夜はまだちょっと寒いね。」

ケイにぃ「ほんまになぁ〜。。。 あぁ、こんな時に薪ストーブがあればなぁ〜
      この寒さは、年寄りにはキツいよぉ〜。。。」

隊長「いやいや、なんでオレの方を見ながら言うねんっ!
    しかもこんな時だけ”最年長”をアピールしてからぁー。」

ケイにぃ「あっははー!年寄りをいたわってくださいよぉー。
      ここはひとつ、高級とりの隊長に”薪ストーブ”を
      ドカーンと買っていただいて! どうっすか?たいちょー!」

隊長「なんでやねんっ!
    日頃は”ショボい隊長”とか”安っぽい隊長”って言うてるくせに!」





青さん「えっ?その薪ストーブっていうのは、そんなに暖かいんすかぁ?
     オレ、冷えると腰が痛くなるタチだから丁度ええわぁ〜!」

隊長「またまたぁ〜、、、青さんまでそんなこと言うんだからぁ、、もぉ。。。」


この日だけでなく、ケイにぃは以前から隊長の顔を見るたびに
「薪すとーぶぅ!薪すとーぶぅ!」とうるさかった。
あまりにうるさいので、このあと隊長は薪ストーブを購入するハメになった。。。(泣)

かずまるさんとさなまるさんが居る手前、
隊長も格好をつけなきゃしょうがないだろう、という思惑と
みんなでおだてたら隊長も木に登るだろう、というケイにぃの策略に
まんまとハマってしまう隊長であった。。。(涙)





ちなみに隊長は”高級とり”でもなんでもないので
このあとストーブ代を捻出せねばならなかった。
が、丁度そのとき、うまいぐあいに万馬券が的中し、それを元手に買うことができた。

これをいいことに、今後、甘えた目で隊長を見たり、おだてたりしないで下さい。(^;^)




この夜、「もう明日には帰らねばならないのか」と思うと、せつなかった。
今日という日は、明日にはもう無くなっている。
そう思うと、毎日、々、が愛おしくてたまらない。。。
自分にしかないこの愛おしい一日、々を、大切に、しっかりと生きよう!
そうすれば、いつ、どこで死んでも悔いはない!


____________________13日___________________



翌朝。
目覚めると、既にかずまるさんは”ブランコ上のひと”であった。
隊長も負けじとブランコに飛び乗る!
二人とも、”こぐ”ことが好きなんだと気づいた。。。(^;^)


あっ、隊長の場合はもうひとつ、オナラも。。。(爆)





ケトルの口から勢いよく吹き出す蒸気。
その鏡面に映る”晴天”!

「よぉーし!今日も楽しむぞぉー!」





簡単な朝食のあと、昨日の護岸から出発!

今日はこの野宿地から大井大橋の河原まで下ります。
本当は河口まで行きたかったのだが
吉野橋の上流にある”テトラが積まれた堰”をポーテージするのが難儀なので
それよりも上流の大井大橋でゴールすることにしたのだ。





スタートしてすぐに、小気味よい瀬が続く。
今日も皆、満面の笑み!(^;^)



1キロほど下ったところで、大きな堰を越えた。



キャンプした場所よりも下流域では、人工物が割と多く目に飛び込んでくる。
それを知っている隊長は
出発前、皆に「今日はあまり期待しないように」と話していた。
が、、、皆にとっては、そういった負の部分よりも
”どこまでも続くこの綺麗な水質”という感動の方が上回ったようだ。(^;^)





若松大橋の辺りから景色が一層開け、心も解放的になる。
皆、海部川の一挙手一投足を見逃さないように、目を凝らして下った。



「あぁ〜、今回の海部川は最高だなぁ〜!」と
鼻歌を唄いながら流れていると
地元のおじさん二人が、岸辺で談笑していた。

こんな川を眺めながら散歩できる老後、っていうのはいいな。
おじさんの前を、皆それぞれに会釈して通り過ぎる。





さなまるさん「こんにちは〜!」

おじさん「どこから来たんな?」

カズねぇ「大阪からですぅ〜!」

おじさん「ひょっとしてアンタら、上でテント張ってた人達か!?」

ケイにぃ「あっ、ハイそうです! よく御存知で。」

おじさん「おぉ、そうか、そうか。 楽しそうじゃな。」

さなまるさん「ここはキレイなところですねぇ〜。」

おじさん「そうか、あははは。 どこまで行くんな?」

青さん「もう少し先の、橋のあたりまで。」

おじさん「そうか、そうか、気ぃつけてな。」





大井大橋・上流側の堰まで流れてきた。
この大きな堰もポーテージだ!
「めんどくせぇな」と思いつつ、
藻でヌルヌルとしたコンクリートの上を慎重に歩き降りる。
ここは高さがあるので落ちないように注意しよう。

堰の下ではブッシュが繁茂しており、ポーテージルートも限られる。
何年か前に通った場所(左岸側)を降りたのだが
そこもブッシュで覆われていた為、
別の”舟がやっと通せる流れ出し”を見つけて
そこへ1艇づつ運び出すことにした。

すべての舟の運び出しが終わり
流れ出しに舟を浮かべ、皆それぞれに乗り込もうとした時
突然カズねぇが悲鳴を上げた!





カズねぇ「イタッ!なんか刺さった! イタタタタッ。」
慌てて足を水中から上げ、カヌー用のパドリングシューズを脱ぐ。
見ると、足の裏から血がツツーっと滴り落ちた。

どうやら河床に突き出ていた太い針金が、ゴムのブーツを貫いたようだ。
堰の直下の出来事だったので
河川工事の施工物が経年劣化で現れたものかもしれないが、
いつどこであろうと”こういう危険をはらんでいる”と心得ておいた方がいいだろう。

サスペンス的な場面を目の当たりにし、硬直する隊長。

カズねぇ「血ぃ出して!ギュッと絞り出して!」
血と一緒にバイ菌を外へ押し出す初期処方だ。
医療関係に精通しているカズねぇは冷静に指示を出した。





隊長は、カズねぇのすぐ隣に居たのだが
なにが悲しくて熟女の足の裏を、、、
あっ、いやいや、急に言われても
日頃から血を見慣れていない隊長はオロオロとしてしまった。(汗)

それを見かねたケイにぃがやって来て
カズねぇの足の裏をギュウギュウと押し、血を絞り出した。

隊長だったら
”カズねぇが痛いだろうから、そんなにギュウギュウとは押せないよ”と思うところを
ケイにぃは”これでもかっ!”というくらいに絞り上げた。
それは何か別の感情も入っているのでは?というほどだった。(爆)





そのあとすぐにかずまるさんがポイズンリムーバー(吸い出し器)を手にやってきた。
おぉ、素晴らしい!

カズねぇ「しまったぁ。。。私の”ファーストエイドキット”を船に積み忘れた。
      いつもはカヌーに積んでるのに。こんな時に限って。。。
      せめて”水道水を入れたペットボトル”を積んでおくんやった。(涙)」
※水道水で洗い流すだけでも消毒作用がある。

隊長「あっ、そういやオレの”救急キット”にオキシドール入ってるで。」

隊長は以前のりさんからファーストエイドについての警鐘を鳴らされていたので
自分なりに考え、薬や包帯などを買い集め
”自分なりの救急キット”を作り上げたところだったのだ。
カヌーに積んでいてホントによかったよ。(^;^)
あのオッサンの忠告もバカにならんなぁ。。。(汗)





カズねぇの足裏に消毒液をドバドバとふりかけ
絆創膏とテーピングをして初期処方は終了!

幸い、この場所からゴール地点までは500Mもない。
カズねぇは足を水に浸けないようにして漕ぎ下った。


皆急いで漕いだので、すぐにゴール地点へ着いた。
心配したみんなは
「早く薬を買いに行くか、早く病院へ行った方がいいんじゃない?」と勧めるのだが
カズねぇは「帰りに救急病院へ寄るから大丈夫だよ。」と言い
そこらじゅうを片足立ちで歩き回った。
見ているこっちが気がきでなかった。(^:^)





しかしまぁ、医療に詳しいカズねぇがそう言うのならと、一同昼飯を食うことにした。
皆、弁当をササッとかき込んだあと、カヌーをパパッと片付けて
足早にキャンプ地へと戻った。
みんな”カズねぇに早く病院へ行ってほしい気持ち”でいっぱいだった。。。


キャンプ地を撤収したあと、カズケイさんは急いで帰路につき
その他の4人は温泉で疲れを流してから帰路に着いた。。。


____________________後日談___________________
後日、カズねぇから「足に異物は混入しておらず、もう大丈夫だよ!」と連絡があった。
カズねぇは、皆と別れたあと救急病院へ行ったそうだが、そこの先生に”御粗末な診断”(いわゆるヤブ)しかされなかったそうだ。
なのでカズねぇは自宅に帰り、自分で足裏をシャワーで洗浄し、翌日別の医者にかかったそうだ。
そこの先生いわく
「負傷したあと、足を一度も地面に付けなかったこと、そしてすぐに洗った(消毒した)ことは褒められます。」ということだった。

小さな切り傷といえども、破傷風にかかる恐れもある。この病は一歩間違うと死に至る病気です。
破傷風菌は土の中に居ることが多いので、傷口は土につけないように心掛けたい。
ほとんどの人は児童の時にした予防接種に破傷風ワクチンが含まれているので心配は少ないが
その抗体値も歳をとるにつれ弱まっていく(個人差有り)と考えられている。
ゆえに破傷風にかかりやすい環境(土いじりなど)にある人は、大人になってからもこの種の予防接種を行い、抗体値を高める方が良いらしい。



今回の川旅は、那賀川も海部川も天気が良く、絶好の水面だったので
非常に充実した時間を過ごすことができました。

しかしその反面、”危機管理”について非常に考えさせられる結果となりました。
事前の準備(想定)も大切ですが
現地での”うわついた心”に流されない判断力と行動を心掛けたい。

カズねぇには医療のことを教えてもらえるので、いろいろと勉強になります。
今回は”痛い思い”をさせてしまってごめんね。m(_ _)m

ケイにぃには今回、下準備や段取り・連絡までして頂き、お疲れ様でした。
下見しておいてくれたのでずいぶんと助かりました。ありがとう!(^;^)

青さんには、重たいカヌーを一緒に運んでもらったり、
カズねぇを車で運んでもらったりと大変お世話になりました。
いろんな場面で先頭に立って動いてくれるので
非力な隊長はいつも助けられてます。本当にありがとう!
ぜひまた一緒に清流へ行きましょう!(^:^)/


かずまるさんとは初対面でしたが
物静かで暖かい雰囲気の人だったので話しやすかった。
川における経験値の高さには恐れ入りました。
またいろいろ教えて下さいね。(^;^)

さなまるさんとも初対面でしたが
”朗らか”という言葉がピッタリの女性だったので、じつに清々しい思いだった。
釣り師にちゃんと配慮していた姿が印象的。
彼女のサイト「さなまるの毎日まんごーよーぐるとな日常」
記事のアップが速くて驚きました!
かずまるさんとさなまるさんには、今度は”奈良吉”で逢いたいものだ。(^:^)

しかしまぁ、改めて言いますが、海部川は素晴らしい川だった。
隊長は海部川を”遊べる世界遺産”にしたい!

ちなみに、これで海部川は隊長の”すばらしい川ランキング”堂々2位に躍り出た。
第1位は釧路川源流域、第3位は小川・赤木川・穴吹川がタイで並んでいる。。。
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vibram(ビブラム) CLASSIC







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スノーピーク(snow peak) ソリッドステーク 20







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SR(シュレッドレディ) SR スーパースクラッピー







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モンベル(montbell) ネオプレン パドリングショートジョン Men’s







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Quechua(ケシュア) 2 seconds II ANIMALS テント







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ヒコ メイルストロム(Sympatex 3 Layer)







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ブルーエース Men’s パンツ







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モンベル(montbell) クリマプレン パドリングショーツ







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