08-09-14〜15 吉井川(岡山県)

__________________14日_________________
昨日、岡山県赤磐郡の飲み食い観光に酔いしれた4人。
今朝はテントから這いだすと
放心状態のまま朝食を摂り、胸を押さえつつ吉井川へと向かった。

今回のカヌーツーリングのスタート地点は
周匝橋下流500mの右岸にある親水広場。
ここにはコスモス畑が広がり、繊細な花弁が風に揺れていた。

親水広場の前には浅瀬が広がり、水は思ったより綺麗だ。
なんつったってキリンビール岡山工場では
吉井川の伏流水でビールを造っているくらいだからね。
今回のツーリングで隊長は
”岡山三大河川”(旭川・高梁川・吉井川)を漕破したことになるのだが
その中では吉井川が気に入っている。
他の2つに比べ、”臭い”の印象が低く、水が潤っている印象を受けたからだ。
川に沿って走る国道374号線も信号が少なくていい。(^;^)





バスボートで釣りを楽しむ人。
水上スキーを楽しむ人。
川辺でデイキャンプを楽しむ人。
ラジコン飛行機を飛ばす人。
人と川が、ちゃんとコミュニケーションをとっている雰囲気は微笑ましい。

浅い流れに乗り出し、しばらくすると皆
”胸焼け”のことなどすっかり忘れてしまったようだ。

備作大橋をくぐり抜けると、川景色がワイドになった。
川が右へ大きくカーブする。

左のルートへ行こうか?右のルートへ行こうか?
川幅があまりにも横広なため、どっちが本流か掴みにくい。
今回は右ルートを選ぶ。 どうやら正解だったようだ。
あとで道路上から見たところ、左ルートはその出口で流れが止まっていた。











その広い右カーブを抜けるところで、癒される光景が広がっていた。
澄んだ水中に、蒼々とした水草が揺れ、太陽に煌めいている。
その湧き上がるような躍動感は、長野県の蓼川を彷彿とさせた。

その光景に瞳も心も癒され、ウットリした気分で流れていると
”苦木の瀬”が見えてきた。
その手前で川中央の河原に舟を着けてスカウティング。

河原より左岸側のルートは普通の流れですが、
今日の水量では出口付近に散在する底岩に引っ掛かりそうだ。
右岸側のルートは勢いがあり、大波が続いているが
ダッキーならなんとかなりそうだ。



”苦木の瀬”の右岸側


           ”苦木の瀬”の左岸側




隊長「松っちゃん、漕いで!漕いでー!」
大波に負けぬよう、勢いをつけて突入!

波頭をつかまえては漕ぎ、また波頭をつかまえては漕ぐ。
波を乗り越え着地する度に、船底がパシンッ!パシンッ!と響いた。
この瀬は、ひとつひとつの波が大きいなぁ。。。
あっという間に、瀬から吐き出された。

前席に乗っていた松っちゃんは、さぞかし驚愕したのでは?と思いきや
案外ケロリとしている。
松っちゃん「ダッキーって、ものすごく安定してますね!
       こんなに安心して瀬を乗り越えられるとはビックリですよ!」

この右岸側ルートは
入口のカーブさえうまくやり過ごせば、あとはストレートなので
大波&スプラッシュを楽しみながら漕ぎ下ることができるでしょう。





大きな瀬を乗り越え安心した4人は、日陰で昼飯にする。
いやぁ〜、それにしてもイイ天気! 暑いくらいだ。

このあと午後からも
ほとんどトロ場の中を流れ、たまに訪れる小さな瀬でハシャいだ。



佐伯橋の上流約3キロの辺りには
上写真のようなテトラが散在していた


ゴール地点の佐伯橋(ふれあい橋)に近づくにつれ
川の流れは一層遅くなった。
その先に”新田原井堰”があるからだ。
川面はもはや鏡面と化し、4人は修行僧のような面持ちで漕ぎ進む。
「ゴ、ゴールはまだか!。。。」
ゆるり。ゆるり。。。

「なんやあれ?カヌー部の昼練か?」
というようなバスボートからの視線を交わしつつ、汗ダクになって進む。

”もうあかん!” 漕ぐ手を止める。
カヌーは惰性でゆっくりと一回転、、、したところで前方にゴールが見えた。
”はぁ、、、つ、か、れ、た。。。”

昼練を終えた4人は無言のまま舟を畳み、
うつろな目をしたまま”龍徳温泉”へと向かった。。。







風呂上がり、着替えのTシャツを持ってくるのを忘れたケイにぃは
しかたなくカズねぇのTシャツをかりて帰る。
ピッチピッチのそのTシャツ姿は、おなかのラインが丸見え、というか
パンパンのお腹がハミ出している。
それなのに買い出しで立ち寄ったスーパーの中を
恥ずかしがることなくカッ歩するケイにぃ。
つくづく”歳っておそろしいな”と思った。。。(爆)









少し肌寒くなった夜、酒と焚き火で身を温める




__________________15日_________________



翌朝。 今にも降り出しそうな空模様。
このグレーな空に、心折れそうになる隊長と松っちゃんは
”そんなことにはお構いなしのカズケイ夫妻”に背中を押され車に乗り込む。

道路沿いに車を走らせ、丁度良いスタート地点を発見。
今日は押渕から藤原橋まで下ろう!
この区間は
「トロ場、時々ザラ瀬。ところにより小気味よい瀬」という具合だ。




急いでカヌーを用意しスタート! した途端に降り出す。

隊長と松っちゃんのモチベーションは更に下がったが
ザーっという降り方ではなく、パラパラだったのがせめてもの救いだった。


←あははぁ〜。。。雨、だね。。。(空元気)











途中、岩がゴツゴツと出張った箇所で
ケイにぃがパドルを破損させてしまった!

カズねぇ「えーっ!アンタまた壊したんなっ!?
      これで2回目やで!力任せに突くからよ。もぉ〜。」

見ると、パドルのシャフトとフロートの結合部分が避け、外れている。
アルミ素材と違って、カーボン素材は亀裂が入りやすいのかもね。

それを見かねた隊長は
ドラえもんのように、防水バッグの中から2種類のテープを取り出した。
隊長「チャラチャ、ラッチャラ〜ン! がむてぇ〜ぷぅ!
シャフトからフロートが外れないようにテープでグルグル巻きにする。
このツーリングが終わるまではもちそうだ。





思わず隊長は「ガムテは必須やで!」と言おうとしたが、、、やめた。
だって、うはうは隊の隊員達は
「防水バッグにガムテを入れるくらいなら
 そのスペースにビールが入るではないかっ!」
という輩ばかりなのだ。。。(呆れ顔)





雨を避けるため勝久橋の下で昼食にしよう。
そう思い、岸の岩場へカヌーを着けようとした時
いきなり”黒光る生物!”がクネクネ、バシャ、クネ〜!
と水面を蹴散らした!

カズねぇ「ギャッ!ヘビぃー!!!

ケイにぃ「おっと! なんじゃコイツ!?」

松っちゃん「うっ、ウナギぃー!?

隊長「ひょ、ひょ、ひょ、ひょ、ひょっとしてツチノコぉー!





皆がビクッ!っとした次の瞬間にはもう
その黒光りする生物は消え去っていた。。。

僕らは最近、”ヘビ女・カズねぇ”のおかげで
ヘビに遭遇することが多かった為
今回も当然ヘビだと思い、焦りに焦った!

だが各人の証言を改めてまとめると
あの黒いツヤ、太さからしてウナギもしくはナマズの類のようであった。
ケイにぃが「ヒゲを見た!」と言うので、ナマズの可能性が高い。

間違ってもツチノコではないことはハッキリとした。(残念っ)



午後からも雨は降り続いた。
白くモヤ掛かり、昨日の明るい雰囲気とは打って変わって陰愁漂う。

松っちゃんはこの憂鬱な景色に愛想尽き、早くゴールしたいと思ったのか
ずうっと一人で漕ぎ続けた。
その精神力と体力には恐れ入りました。若い証拠ですね!
おかげで後ろに乗っていた隊長は楽チンでした。ありがとう!(^;^)

隊長なんか、スタート地点から諦めてしまっている。
降ってしまったものはしょうがない。
こういう時はこういう風情を楽しめばいいのだ。
水墨画のような風景。 しっとり輝く樹木達。
彼らと同じように雨に打たれよう。


皆の口数が少なくなった頃、ゴール地点の藤原橋をくぐり抜けた。。。
今回の吉井川カヌーツーリングにあたり、”岡山カヌークラブ・清流部”の大将には川の情報から食の情報まで提供して頂き
大変ありがとうございました!m(_ _)m   また、掲示板で”堰に関する質問”に回答して頂いた方も、ありがとうございました!
”うはうは隊”のホームページを閲覧して頂けるだけでも有り難いことなのに、そのうえ情報まで提供してもらえるとは嬉しいかぎりです。
皆様には本当に感謝いたします!そしてこれからも宜しくお願いいたします!(^;^)/
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