08-05-24 海部川(徳島県)

__________________24日_________________



雨予報にもかかわらず大阪からやってきたカズケイさん。
すばらしいフットワークだ!(^;^)
隊長が、待ち合わせ場所の道の駅・日和佐に着いたときには
すでにミストシャワーが降り始めていた。

「やぁ、やぁ、久しぶりだね!」と手を振りながら近づいてくるケイにぃ。
”隊長は雨の下でのツーリングが嫌い”ということを
知っているにもかかわらず、ニコニコ顔で近づいてくる。
ケイにぃ「たいちょー、これっくらいの小雨でよかったっすねー!」
隊長「うぅぅ。。。(涙)」 ケイにぃこの一言で隊長の腹は決まった。
”本日、雨天中止はありえないな”と。。。(泣)

3人は、本降りにならないうちに海部川へ急行することにした。

  ↓ツーレポに載ってない詳細・写真有り↓



轟の滝で見つけた野イチゴ
ヘビイチゴに比べてブツブツが密集している
野イチゴは美味しいそうです



海部川の河原で見つけたヘビイチゴ
ヘビイチゴは恐ろしい名前ですが、毒性はありません
しかし、あまり美味しくないので食べる人が少ないようだ



うなだれ気味の隊長と
朝からテンションの高いカズねぇ


1日目のカヌーツーリングのゴール地点を野宿地に選んだが
この雨の中、テントを張るのを躊躇する3人。。。
めんどうな事はあとまわしにして
とりあえずその近くにある東屋で着替えを済ませた。
そして「小雨のうちに漕ぎ下ってしまおう!」ということになり
上流にあるスタート地点へと車を走らせた。。。

小雨とはいえ、やはり雨の中での準備というのは気分が滅入る。
それを察してか、
カズねぇが皆のテンションをあげるべく明るく喋りまくった。
いや、カズねぇにとっては
普段通りのおしゃべりだったのかもしれない。(爆)
ともあれ隊長としてはそのおしゃべりに救われる気がした。。。

「さぁ〜、いよいよ出発だー!」 今日は清流・海部川を
ダッキー(空気注入式カヌー)に乗って漕ぎ下ります。
皆の瀬橋の上流約500Mにある河原をスタート地点とし
ここから若松大橋の上流約1Kの護岸まで下る






スタートしてすぐ、さざ波のような瀬を乗り越える。
「うわぁ〜、やっぱダッキーって楽しい〜!」
なんだろう?この自由に動きまくることの出来る爽快感!
なんだろう?この心がパァーン!と弾けるような開放感!
雨のことなど、もぅすっかり忘れてしまっていた。。。




2008年現在、皆ノ瀬橋のすぐ上流は
本流が中央へ移動しており(上写真)
さほど恐怖感無く漕ぎ抜けることができる
しかしこの日は水量が少なかったのだろうか?
ダッキーをもってしてもライニングダウンせねばならなかった



皆ノ瀬橋のすぐ上流には、少し前まで上写真のような
鋭角に流れるイヤラシイ瀬があったのですが
2008年5月現在、もうその瀬は消失していた
この瀬にかかわらず、海部川は2004年に訪れた時と比べ
大きく様変わりしていた(特に本流が流れる位置が変わっていた)





上流域のこのあたりは、人工物がほとんど見えない。
野性的な美しさがある。

そして何よりも驚いたのは
「とんでもなく水がキレイだ!」
ということだ。

隊長は過去2回海部川を漕いでおり、その水の綺麗さは認識している。
にもかかわらず、
過去2回を上回る衝撃が身体中を駆けめぐった!
「めちゃめちゃキレイやんかーーーっ!!!」
小雨という悪条件にもかかわらず、なんという素晴らしさだ!

今まで様々な清流を漕いできたので目が肥えているはずなのに
ものすごく感動してしまった!心が響いた!





カズケイさんも、この美しさにはさすがにド肝を抜かれたようすだった!

雨天でこれだけ感動するのだから、晴天時にはどうなるのだろうか?
もう昇天してしまうのではないだろうか!(^;^)
3人は「晴れた日にまた来ようね!」と誓い合った。


海部川の水の色は、まるでプールの水のように澄んでおり
独特な水色をしている。

この独特な水色は
山(岩盤)から染み出たミネラルや、微生物によるものだろう。
それはもう”海部ブルー”と言っても過言ではなかろう。



ちなみにこの日の水位は
”神野”観測所で90センチ〜1メートルくらいだったと思う


海部橋をくぐり抜ける。
4年前は赤色だったこの橋も、現在は緑色になっている。

そういえば、この橋の上流側に大きな瀬があったはずなのだが
←それらしきものは無い。

流れが変わったのか?
それとも本日の水量が少ないからなのか?
難なく漕ぎ下ることが出来た。

こんなに大きな川でも大水が出ると
あっというまに姿を変えてしまう。
自然のチカラは恐ろしい。。。
(という訳でカヌーツーリングマップは参考までにとどめようね!爆)






小雨程度の雨だと、景色全体が”しっとり”としているので
これはこれで趣がある。
美しい水に手を浸しながら、のんびりと流れる。


透き通った水面が急に白くそば立つのを見て
雨脚が強くなったことを知る。
そして現実に呼び戻される。。。


その先の桑原に架かる橋の下でお昼ごはんにしよう!
丁度良い、雨宿りだ。

季節柄、じっとしていると濡れた身体が寒い。
お湯を沸かしカップラーメンをすする。
「あぁ〜、うめえ!」
ようやく人心地を取り戻した。。。





しばらくして雨脚が弱くなったので出発することにした。
3人が立ち上がった途端、降ってきた!
大雨が!?と思っただろ?そんなもんじゃないよ。

上からヘビが降ってきたんだよ!
ドサッ!って。。。(汗)

カズねぇ「キャー! お父さん、ヘビ!ヘビぃー!」

その時隊長は思った。
カズねぇくらいの歳になっても、
やっぱりああいう時は「キャー」って叫ぶんだな、、、と。(爆)

ヘビを刺激せぬように河原をあとにした。。。





”ツーリング中、ヘビに遭遇した”という話は
カズねぇからしか聞いたことがない。
いったいどんだけヘビに遭遇しとんじゃ!?っていうくらいだ。
ということは、カズねぇがヘビを呼んでいるのだろう。(^;^)

川の妖精が「相手にしてくれる人が現れた」と思い、
ヘビの姿になってカズねぇの前に現れているのかも?

もしくは川の主が眠っていたところ、
遠くから物凄いおしゃべり声が聞こえてきたので、
「うるさいっ!」と言わんがばかりに
ヘビの姿で現れたのかもしれない。(爆)





いや、ひょっとすると、ケイにぃがさほど驚かなかったところを見ると
じつはケイにぃが日頃の鬱憤を晴らすため
密かにヘビを仕込んでおいて
ここぞとばかりに降らせたのかもしれない。(爆)
あっ、ごめん、ごめん。
ケイにぃにそんな鬱憤なんてなかったね。(冷汗)

そんなこんなで、隊長はカズねぇのことを心の中で密かに
”ヘビ女”と呼んでいる。(笑)
(その饒舌に巻き付かれるなー!気をつけろぉ〜!爆)





桑原に架かる橋の下流側は、心地良いストレートの瀬になっている。
アユ釣り期には多くの釣り師が入りそうだ。


しばらく漕ぎ下り、今度は樫の瀬に架かる橋をくぐり抜ける。
漕ぐ手を休め、静かな川の上をクルクルとまわりながら流れた。

あるところで、カズねぇが
「あれ? 何あれ???。。。 あっ、シカやぁああー!」と叫んだ。
見ると、大きな鹿が
カズねぇの声に驚いて逃げていくところだった。(^;^)
どうやら水を飲みに来ていたようだ。この川の水はさぞかしウマかろう!
しかしまぁ大きな鹿だった。。。



浅い瀞場では、小魚の大群が
サァーーーっと行き交うのが見える
綺麗なだけでなく、生物も多い川だ


このカヌーツーリングという遊びは
普段見ることのない動物を生(ナマ)で見ることが出来る。
案外ちびっこにウケる遊びかもしれない。(^;^)

生(ナマ)で見る動物は、
TVや写真で見るのとはまったく異なる衝撃を受ける。
言葉では表現し難い衝撃だ!


三ヶ尻の辺りから堰が現れ始める。


ころの橋をくぐり抜け、その下の堰をポーテージ。
そして間もなくゴール地点に辿り着いた。

いやぁ〜、雨天なのにこれだけ感動できる川旅になるとは。。。
海部川は、隊長の”すばらしい川ランキング”で堂々2位タイに躍り出た!
また来年、絶対に来よう!(^;^)

ゴール地点にある階段状護岸を上り、平地にカヌーを放置。
明日はここからスタートしよう。














雨足が強まる中、3人はその足で温泉へと向かった。
”遊遊NASA”というレジャーホテルは
シーズンオフのせいか閑散としていた。
おかげでお風呂は貸切状態だった。(^;^)

このホテルはとても綺麗だったので
レジャーシーズンになれば観光客で賑わうだろう。





ホテルの北側(55号線沿い)にあるスーパーPIAAで買出し。
今夜のメニューは隊長のリクエストで”すき焼き”に。。。

この頃になるともう雨は絶え間なく降り続いていたので
3人は東屋の下で宴の準備に取り掛かった。

隊長はごはんを炊きながら
「この海部川で初めてノリさんに出会ったんだよ」と話した。
(その時の記事はコチラ)
そういえばノリさんはあの時から”寝坊すけ”だったなぁ。。。

(2008年5月現在、のりさん夫妻は育児の為、
 カヌー謹慎中の身である。ご愁傷様です!(^;^)/)



魚貝類が大好きなケイにぃは今回、イサキをチョイス


今宵もカズねぇはテーブルの上に酒をドンと置き
「これ、隊長が好きなんじゃないかな〜
 と思って買ってみたよ。飲んでみて!」と言った。
こうやって毎回かずねぇは
隊長に色々なお酒を飲ませてくれる。
優しいお姉さんだ。(←こんな時だけお姉さん:爆)

いったいカズねぇは隊長を酔わしてどうするつもりなのだろうか?(笑)
隊長がある程度飲み進んだら、
違った一面を見せると思っているのだろうか?

しかし残念ながら、隊長は下戸だ。
ある程度まで飲むと、動悸が激しくなり頭が痛くなってくる。
だからそれ以上は飲めないのだ。
ようするにオコチャマなのだ。
したがって酔っ払うということもない。。。(泣)






花粉症を治すように、下戸の人も注射1本または薬で
酔うほどに飲めるようになれればいいのに。
また逆に、酔うと失態をさらけ出す人には
これまた注射1本または薬で下戸にできればいいのに。
そしたらその人の人生も変わるだろうに。(マジで。。。)


まだ蚊が飛ばない初夏の夜。。。 久しぶりによく話した。
焚火の火も小さくなり、ウットリとしてきたところで就寝。
あっ、テント張ってなかったね。。。
雨音を聞きながら、車中泊。

明日はどれくらい増水してるだろうか?
草地に放置している舟は流されてないだろうか?
と考えているうちに眠りに就いた。。。



__________________翌日_________________



翌朝。  どうやら雨は上がったようだ。

車から出てビックリ!
東屋の下は、割れた卵や、うどん、昨夜の生ゴミで散乱していた。
「こ、こ、これはっ!」 愕然とする隊長。。。
それを嘲笑うかのように
向かいの森の中からカラスの鳴き声が。。。
「ク、ク、クソォおおおー! 昨日のスキヤキの残りに
 うどんを入れて、その上に卵を落とし
 朝食にしようと思っていたのにぃいいいー!」

いまいましいカラスめ!
スーパーの袋の中に入れておいたカップ麺も
全部引っぱり出して本体ごと銜えて行きやがった!



田舎に行くと、こんなに大きなミミズを目にする
ウナギを獲るのにいいサイズだ


しかし、それもこれも
”カラスの存在を意識しなかった私”のせいなのだ。

肩を落として座っている隊長のうしろから
今起きたばかりのカズケイさんがやって来て
その場に呆然と立ち尽くした。。。

カズねぇ「えっ、あたし、、、昨夜酔っ払ってコレをやらかしたの?」
隊長「あはは!そうじゃないよ、カズねぇ。(^;^)」

けいにぃ「てことは。。。 ヒ、ヒドイ! たいちょー、なんてことを!」
隊長「いやいや、オレちゃうしな!(^;^)」

森の方を指差す隊長。
「カァー!カァー!」という、人をバカにしたような鳴き声を聞いて
カズケイさんも犯人を覚ったようだ。

ケイにぃは顔面を紅潮させ、持てる限りの石を握りしめ、駆けていった。
残った2人で後片付けをしたあと、川の様子を見に行った。

川に放置してあったダッキーは流されていなかった。
が、、川は30センチほど増水し、コーヒー色になって流れていた。
こんな状態の川を下ってもつまらないので
今日はもうカヌーツーリング中止!

トボトボと東屋へ戻ると、3人は再び驚愕した!

そう、さっき片付けたばかりの東屋が!!!
朝と同じようにまた散らかっていたのだった。
野生味のあるカラス達だ。
彼らの縄張りに入ったのは我々の方なのだから仕方ないね。(^;^)

さきほどよりも大きな石を拾い集めるケイにぃを制止し(笑)
3人で東屋を掃除。おかげで来た時よりも綺麗にして帰ることができた。

カラスという使者に
「どこへ行っても常に”来た時よりも綺麗にして帰れよ”」
それから「報復は報復を呼ぶだけで際限が無いんだよ」
という教訓を教えられた気がした。

この後、3人は海部川上流域にある”轟の滝”を観て帰路に就いた。。。
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CampersCollection(キャンパーズコレクション) 4WAYフリーテーブル(幅80奥行40) TWF−4080−4S







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シンワエンタープライズ ゴミ袋ホルダー







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ヘリーハンセン ヘリーテックハット







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キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CS ムーンチェア







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ロゴス(LOGOS) アルミテーブル・MINI−ZEN







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ロゴス(LOGOS) モスキートベッドテント







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大倉ケミテック アウトドアシャワー







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