07-09-22〜23 仁淀川(高知県)


__________________前日_________________



夕方、黒瀬キャンプ場に着くと
だぁーれも居なかった。(ラッキー!)
(明日から3連休なので他に誰か居ると思ってた)

一番平らな場所を選んでテントを張ると
それだけで汗だくになった。今日はやけにムシムシしている。
そこで、汗を流しに”吾北むささび温泉”へと向かった。。。

温泉から上がると、休憩所でしばらく涼み
そしてまたキャンプ場へと戻った。
ちなみに温泉施設や仁淀川周辺では
ソフトバンク携帯は何の役にも立たなくなった。(泣)
おかげでこの夜到着予定のカズケイさんとは連絡がとれず
カズケイさんは道に迷った挙句キャンプ場に着くことができず
車中で夜を明かさねばならなかった。





じつは翌日もマッチャンと連絡をとることが出来ず
カズケイさんの携帯を借りるハメになった。
みんなゴメンね。。。m(_ _)m


キャンプ場に戻り、机を広げてお弁当を食べる。
もう今日は運転しないからチューハイをプシュっとあける。

し、しかし蒸し暑い!
じっとしていても汗がジットリと出てくるので
団扇で扇ぎつつ川の方をボッサァ〜と眺める。。。

あたりが暗くなってきたのでランタンを灯した。
チューハイの酔いと、うちわの微風が重なり
ついウトウトしてしまった。。。





ふと目を覚ますとランタンの灯り以外、真っ暗だった!
こんな真っ暗な場所で一人過ごすのも久しぶりだなぁ。。。
あたりは恐いくらいに静まり返っている、

何が出てもおかしくない。
このジットリとした雰囲気。。。
そう思ったせいか
このあと一度だけ得体の知れないものの鳴き声を聞いた。
あれはいったい何だったのだろう。。。(こわぁ〜。。。)
いつどこに居ても灯りがある現代に比べ、昔は
”得体の知れないもの”との距離が近かったのかもしれない。


  ↓ツーレポに載ってない詳細・写真有り↓


__________________22日_________________

愛媛から駆けつけた
マッチャンと愛犬・ブッチ(バーニーズ)


朝から快晴!
「よし! さすが、みんな晴れ男・晴れ女だなぁ〜!」
(それも今のうち。。。)
と思いつつ、テントから這い出ると
相変わらず誰も居ない河原が広がっていた。

時間があるから魚釣りでも始めようと
川辺で糸を結ぼうとしたところへカズケイさんがやってきた!
迷いまくったという二人の話を聞いたあと
身支度を整えスタート地点である”宮ノ前公園”へ向かった。

コスモス畑で有名な”宮の前公園”では
一足先に彼岸花が咲き乱れていた。
インターネットで知り合ったマッチャンもやって来た。
いよいよスタートだ!
今日はこの公園からキャンプ地である黒瀬キャンプ場まで
4人と一匹のカヌー旅! さてどうなることやら(^;^)




大阪から遙々やってきたカズケイさん


先週まで雨模様だったせいか、まだ少し濁りが残っていた。

「本当はもっと透明度があるんだよ!
 もっともっと綺麗なんだよ!」と
必死に仁淀川をアピールする隊長だった。(笑)

しばらく漕ぎ下って気付いたのだが
この川には”実家に戻ってきたような安堵感”があった。
隊長にとって仁淀川は
初めて単独行をした川であり、
カヌーをやるキッカケになった野田知佑と出会った川であり、
親友と伴に漕ぎ下った川である。
いつも僕に優しかった仁淀川。
そういう思いからくる安らぎなのだろう。。。





マッチャンは
「このカナディアンには数えるくらいしか乗ってないんだよ。
 みんなに迷惑かけるかもしれないけどヨロシク頼むね!」
と言っていたが、それは謙遜にすぎなかった。

というのも
”この瀬はヤバイかも?沈するかも?”と思った箇所を
いづれも素晴らしいバランス感覚で漕ぎ抜けたからだ!
これにはカズケイさんも驚いていた。

それとは逆に
スタートしてすぐに沈するカズケイさんであった。(笑)
しかもこの夫婦は決まって
「どうやったらこんなとこで沈するん?」
という所で沈するのだった。。。 しかし今日の沈は恐らく
「はるばる四国の清流にまでやってきたのだから
 体感しないわけにはいかないっ!」ということなのだろう。
(ただ季節柄、翌日風邪気味になるケイにぃだった)
ふと頭に、”年○りの冷や水”が思い浮かんだ。。。(爆)



仁淀川の良いところは
川の水が少々濁っていても風景を楽しめる点だ!

またこの”大きすぎず小さすぎない”箱庭のように
美しい仁淀川が好きだ。 眺めていて飽きない。
どこかしら懐かしい気がする風景だった。。。

また、河床の石の色や形の種類が豊富なのも特徴のひとつ。
←シルトが堆積しておらず、カラフルな水景を楽しめる。



鮎の漁期も終盤のせいか、この時は
鮎釣り師10人、エサ釣り師5人程度しか見られなかった。
逆にたくさんのカヤッカーを見かけた。
ケイにぃは
「さすが仁淀川やなぁー!
 カヤッカーいっぱいおるなー!聖地やなー!」
と興奮していた。(^;^)





横畠橋の下でランチにする。
ここはキャンプ場になっているはずなのだが
もう水遊びという時季ではないのか、行楽客は居なかった。

昼飯を食いながら
初顔合わせのマッチャンにいろいろと質問を浴びせる。
いろんな人としゃべるのは楽しいね。
ねぇ、かずねぇ。(^;^)





昼飯を終え、再び舟に乗る。

横畠橋を過ぎると、大きな岩がゴロゴロと散在していた。
その先には瀬があり
ゴツゴツとした岩をかわして進まねばならなかった。
この日はまだ水量が多めだったせいか
その瀬は、さほど落ち込んではいなかった。
平常時は少し落ち込みができるのかもしれない。

ゴロゴロと転がった巨石群を横目に漕いでいると
ふとジュラシックパークを思い出した。
太古の風景を思い描きながら、、、のんびりと下る。。。



瀬の中で主人を振り返るブッチ



瀬の中で主人を顧みない妻





しばらく行くと、”鎌井田の放水口”が待ち受けていた!
左岸から吐き出される発電用水のせいで
ここの流れは多少いびつになっている。
ゆえに漕力のつたない初級者は
この場を漕ぎ抜けるのに苦労するだろう。
(その場合、右岸からポーテージすればいい)

僕たちは、なるべく右岸寄りを全力で漕ぎ抜けた。
(逆流に弾かれそうになって多少焦りましたが。。。)

放水口のまわりでは釣り師が密集していた。
そこでは魚がよく釣れるのだろう。。。



沈下橋で記念撮影をしつつ下る
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沈下橋が造られた当時、後世こんなフォトスポットになるなんて
誰が予想したことでしょう。(^;^)






このあたりからトロ場になる。
シングルパドルのマッチャンは辛そうだった。








鎌井田大橋下の河原(無料キャンプ場)に舟を着け
日ノ瀬清流公園でトイレ休憩。

このキャンプ場は、以前なら2駆車でも降りて行けたのですが
何年か前の台風被害のせいか
深い砂利がグチャグチャに堆積しており
今ではもう四駆車でないとキビシそうな状態になっていた。

これは仁淀川沿いの他の河原でも同じで
グチャグチャになっていたところが多かった。
それで行楽客が少なかったのかもしれない。

ひょっとすると、この河原の様子は
「川を汚して帰るだけなら、もう来んでいいき!」という
川の意思表示なのかもしれない。。。





瀞場で向かい風に吹かれると大変そうなマッチャン。
こんな時、ブッチが一緒に漕いでくれたらいいのにね。(^;^)
そうだっ!
”カヌーに乗ってるからヌー犬”というレベルをステップUPし
”乗ってるだけじゃなく漕ぐことも出来るカヌー犬”になれば
素晴らしいとは思いませんか!?

いや、そんな無責任なこと言っちゃいけないね。
やはりブッチは乗ってるだけで充分可愛いよ。(^;^)

鎌井田大橋下のキャンプ場を過ぎ
瀞場が終わったかと思うと
その先にけっこうな瀬が続く区間があった。
ちょっと増水気味のせいか?
それとも台風で流れが変わったのか?
以前はこんなに長い瀬区間は無かったような気がする。。。





この区間はさすがに隊長も”マジ漕ぎ”で漕ぐ抜けた!
「こ、ここはかなりヤバイぞ、マッチャン。。。」
固唾を飲んで彼らを見守った。

マッチャンのカナディアンは何度かバランスを崩しそうになる。
冷や冷やしながら見守るカズケイさん。

「ブッチ! ブブブブ、ブッチぃー!
犬がオロオロするたびに舟が傾くので
マッチャンはバランスをとらなあかんわ、
犬を制止せなあかんわで大忙しだった!
そしてその長い瀬をなんとか漕ぎ下ってきたのだった。。。





マッチャン
「ブッチが急に立ち上がったり、抱きついて来るものだから
 バランスをとるのに一苦労ですよ!」

隊長「そうですかぁ〜!しかしじつはブッチの方が
   バランスをとるために動いていたという噂も。。。(笑)」

カズケイさん「しかし、あそこで沈しなかったのですから
        もうどこの川へでも行けますよ、マッチャン!」



黒瀬キャンプ場まであと少し、というところで
釣り師が立て続けに立ち入っていた。
このあたりは良い釣り場になっているのだろう。
ということは、釣り師をうまくやり過ごすことさえ出来れば
気持ちの良い瀬と流れに乗れるというわけだな。。。



今日のゴール地点である黒瀬キャンプ場に到着。
明日はまたここから出発するので舟を河原に置いたまま
温泉と買出しへ向かった。
あてにしていた越知温泉が営業を停止していたので
またまた”むささび温泉”へ行くことになった。



「どれからいきまっかー?」
もうすでに目がイッちゃってるケイにぃ
じつに愉快な人だ!(^;^)



キャンプ地に戻ってくると
「待ってました!」とばかりに宴会へ突入!
じつはツーリングよりもこっちがメインなんじゃないのか!?





マッチャンが一通りのキャンプグッズを持ってきてくれていた
おかげで、なんにも無い河原が快適空間へと変わった。。。

焼き物を平らげ、マッタリしていると
向こうから怪しい3人組が近づいて来た!!!

片手に酒ビンを握り締めたリーダーと思しき男は
じつに巧みな話術で僕らのふところに入り込み
なんや知らんうちにひとつの輪になっていた。(笑)

彼らは”岡山カヌークラブ”の中でも
綺麗な水の中でしか生きることのできないという
あの”清流部”の方達だったのだ!
この大将の飲みっぷりも凄かったが
話を聞いていると、彼らの行動力もまた凄まじかった!





ここでおかしかったのは
お互いにお互いのHPを見ていたので
「えっ! あのHPの人達ですか!?」
「へ? じゃあ、あのHPの管理人さんですか?」
という話になったことだ。

その瞬間、「なんだー、じゃあ身内みたいなもんじゃんか!」と
一気に壁は取り払われ、楽しい夜は更けていった。。。(^;^)


__________________23日_________________

うす曇りの朝
皆ちょっとお疲れ気味か?(^;^)
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マッチャンが、”旨い米”と”希少な卵”と”高級な醤油”で
贅沢な”卵かけごはん”を作ってくれました。(^;^)
マッチャンの奥さんが用意したネギがサッパリ感をかもし出し
絶妙なハーモニーとなり、ペロリと平らげてしまった。
いやこれはもう本当に美味かった!ご馳走様でした。



今日は黒瀬キャンプ場から
道の駅・土佐和紙工芸村の河原まで
のんびりカヌーで下ります
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当初は、道の駅のもうひとつ下流側の河原でゴールする予定
だったが、その河原も砂利がグチャグチャに堆積しており
二駆車で降りるにはキツい状態になっていたからだ。
距離が短くなった分、ゆったりと漕ぎ進もうじゃないか!(^;^)



静かに流れる仁淀川
ときおり駆け抜ける風が水面を白くして行った



昨日の区間に比べてトロ場が多いので
マッチャンは向かい風との苦闘をしいられた



柳瀬橋をくぐり抜けると
左岸に”水辺の駅・あいの里”が見えてきた
_



その眼下に広がる河原では
仲良くフォールディングカヌーを組み立てるカップルの姿が。
なんとも羨ましい、いや微笑ましい光景だった。(^;^)






”水辺の駅・あいの里”下の河原から
カヌーを浮かべて見る下流側の風景は
それはそれは絶景であった!
漕ぐ手がとまり、思わず深呼吸した。
この眺めの雄大さは決して写真には納まらない。。。
あえて表現するならば
「日本に生まれてよかった!」と思う景色だった。
この絶景もまた
川面に舟を浮かべなければ見ることの出来ない景色だろう。



しばらく漕ぎ下ったところでランチタイム。
ブッチは、我々が感心するほど行儀のよい犬だった。
へたな人間よりよっぽど賢い!

しかし初対面した時は
予想していたよりも大きな犬だったので
恐怖を覚えるほどでした。
しかしブッチの賢さと大人しい性格を知った今では
とても愛らしく思える。(^;^)

これはバイク部長・のりさんと出会った時と似ている。(爆)
何事も見かけで判断する無かれ、ということだ。(^;^)





マッチャンは船の上でおとなしくしていたブッチの労をねぎらい
一緒に泳いだり水遊びをして楽しんだ。

この小さな河原には他に誰も居ないので
こういう時くらいは吠えさせて思い切り遊ばせるマッチャンの
メリハリの効いたしつけには好感がもてる。


さて、ここで隊長の秘密兵器をご紹介しよう!
(すでに秘密ではなくなってるじゃないかっ)

まずは”自家製・パドルフロート!”
使い古して要らなくなった銀マット(キャンプマット)で作成。
マットの青い部分を表にした物と
銀の部分を表にした2パターンあります。
パドルを流出した際、浮くし視認性も良いので見つけやすい!
そしてなによりも”地球にやさしい”?

そんなパドルフロートが、今回はなんと!
2個で千円っ!ビックリ価格ぅー!
しかもなんとなんと
あの隊長のボロマイドまでついてくるぅー!
(提供:うはネットバカダ♪)
「誰が買うねん、んなもんっ!パドル自体だけでも浮くやんけっ!」(後日ノリさんに一言で切り捨てられた。。。泣)

じゃあ、お次は”自家製・飲料冷やしロープぅ〜!” 川で飲み物を冷やしながら下れるという物。
やはりこれも”地球にやさしい”? (いや、秘密でも兵器でもない、ただのロープじゃ!)
引っかかると危ないので瀬に入る前には上げようねー!(^;^)



のんびりと。



ただ、のんびりと流れる。。。





短い距離だったので、あっというまにゴール地点に着いた。

道の駅にある温泉”クアハウス YU(湯)”に浸かり
いの町のスーパーで買出しをしてキャンプ地に戻ると
とたんに雲行きが怪しくなってきた!
そして夕飯の準備に取り掛かった時、土砂降りの雨となった。

タープを打つ雨音で、話し声が掻き消される。
皆、呆然とするほかなかった。。。
雨のせいで急に肌寒くなってきたものの
あまりの雨の激しさにテントまで取りに行くことができない。

「夕立だから、すぐ止むだろう。」
という我々の思いとは裏腹に、雨はしばらく降り続いた。

しかしみんなで温かい鍋をつついているうちに
だんだん体も温まり、会話も弾んできた。(^;^)



そして気付いた時には、もう雨は止んでいた。。。
タープの外へ宴会の場を移し、酒をあおる。

するとまた向こうから、怪しい3人組みがやって来た。
それは昨日と同じ”岡山カヌークラブ・清流部”の3人だった。
ただ今日は、大将の手に握られている酒が
泡盛に変わっていた! 今日はヤル気らしい!(爆)

昨夜同様、大将の面白談義に華が咲く。(^;^)
色々な川情報を聞いているうちに楽しい夜は更けていった。

彼らとは、またどこかの河原で出会うような気がする。(^;^)
みなさんも河原で怪しい3人組を見かけたら
まず片手に酒ビンを握り締めていないか確認しましょう!(笑)






翌朝。
この日は早いうちから雨予報だった為
早朝から片づけを済ませてから朝食を摂った。

マッチャンがダッチオーブンでピザトーストを焼いてくれた。
これもまた奥様の準備したネギが絶妙のアクセントとなり
美味しくいただきました。

マッチャンも奥様も色々と気を使ってくれたようですね。
本当にありがとうございました!
今度からは気兼ねなくいきましょうね!(^;^)


カズケイさんも遠いところお疲れ様でした。
大好きな坂本竜馬の銅像を拝み
竜馬館を楽しんだそうでなによりです。

ちなみに2008年に入って早々、
隊長はスローロープを購入しました。
誰の為という訳ではありませんが。。。(笑)
20Mのレスキューロープなので
これからは思う存分沈してイイですよ〜!
はっはっはー!(^;^)


仁淀川。。。
今年はもうこの川で漕ぎ納めとするか。。。
そう思う隊長であった。。。
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ロゴス(LOGOS) ドライネットテーブル







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ハイマウント ウォータープルーフマップケース







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キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) セルヴィス ポータブル温冷蔵庫13.5L







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ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチ スクレイパー







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カーメイト(CAR MATE) フラットマット







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スノーピーク(snow peak) SPソフトカラー







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PlusGain(プラスゲイン) JL インフレータブルカヤック タンデム







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フィールフリー I−KAT(アイカット)







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Freeline(フリーライン) フリーラインスケート







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フィールフリー ドライ&クーラーケース







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コールマン ポータブルシャワーwithウォーターキャリア







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