07-04-29 九頭竜川(福井県)


__________________28日_________________
27日夕方。 先に福井入りしたノリさんが野宿地を探し出しておいてくれた。
そして28日朝。 隊長がその野宿地となる”九頭竜川河川敷”に到着。
車から降りると、頬に当たる風が冷たい。おまけに天気も悪い!
おかしい、どうもおかしい。最近、天気に見放されている感がある。 当然、のりさんのテンションは低い!
今年に入って初めて会う二人だというのに、たいして会話も弾まなかった。天気とは恐ろしいものだ。。。

隊長のテントを張り終え、椅子を引っ張り出してきて対座する。
さて、これからどうしようか?」と言ってはみるものの、相変わらずの強風。今にも降り出しそうな空。
こういう天気の下では”釣り対決”をする気にもなれない。お互いに出てくるのは”ため息”ばかり。。。

やることもないので椅子に腰掛けて空を眺めていると、物凄いスピードで黒雲が垂れこめてきている!
それを呆然と眺めながら隊長が呟く。 「のりさん、荷物、、、テントの中に片づけた方がいいよ。。。」
しかし黒雲を背にして腰掛けているノリさんはその言葉の意味を理解できるわけもなく
「明日晴れるかなぁ? あっちの方はうっすらと明るいなぁ。」などと曰い、煙草の煙を燻らせていた。

その間にもノリさんの背後に迫る黒雲はモクモクと勢いを増し、そのうち閃光が走り出した。
ゴロゴロゴロ〜!という雷鳴にようやく振り返るのりさん。 「ありゃ!まずいなぁ。。。」
しかし何もする予定のない二人は椅子に腰掛けたまま黒雲を眺めているほかなかった。。。
が、今度は”いかずち”が地上に向かって落ち始めた。
しかもバンバン落ちているではないかっ!
これにはさすがに、お互い顔を見合わせてしまった。
この時、二人の脳裏によぎったのはこうだ。
「こんなだだっ広い河原で俺たち、、ヤバイよね。。。」

二人は同時に椅子から飛び上がり
温泉浴場へ避難することにした。
と同時にザーーーっと降り出してきた!

のりさんはテントの周りに放り出していた荷物を
慌ててしまい込み始めた。 それを見た隊長は
「だから言ったじゃん!」と、先に車に乗り込む。
右往左往するノリさんを横目に、
ひとり優越感に浸る隊長であった。。。(爆)
二人で車に乗り込み、走り出したはいいが、この時点で、まだ朝の10時だった!
そこで九頭竜川沿いを遡上しながらドライブし、”勝山温泉センター・水芭蕉”へ向かうことにした。
「僕達は五松橋の下からスタートするけど、鳴鹿大堰の下の河原からでも出艇できそうだね。
 でも、岩がせり出したやや激しい瀬があるからダッキーやポリ艇向きだね。
 大堰より上流側は水が少ないけどポリ艇なら下れそうだな。しかしここも
 岩がせり出しているからヘルメットはいるなぁ。」などと話してる間に温泉の近くまでやって来た。

ここで雨が激しさを増す。「うわっ!」と思った次の瞬間、フロントガラスや天井を叩き付ける凄まじい音!
バリバリバリバリ! そう、雨はいつのまにか雹(ひょう)に変わっていた。。。 前方がほとんど見えなくなり
慌てて速度を落とす。 のりさん「うひゃあ〜!たいちょー、ひょうやで!ひょう!」
な、な、なんということだ!初めて訪れた土地だというのに黒雲と雷雨に急襲され
今度は雹に叩き付けられている!福井の手荒い仕打ちに泣きそうになる隊長。
そんな時にまたあの男の叫び声が! のりさん「あっ!」 今度は何ぃー!?と思いつつ



のりさんの視線の先に目をやると
傘もささずに電動自動車に乗ったお婆ちゃんが居た。
この雹に猛烈に叩き付けられながら
ゆーーーっくりと進むお婆ちゃん。。。
何もしてあげられない僕達は、お婆ちゃんに向かって
手をあわせるしかなかった。。。(爆)

この後、迷いながらも温泉センターに着いたが
已然、雹の止む気配はない。 ゆえに温泉入口で
ノリさんをおろし、駐車場へ車を置きに行く。
車から入口まで約50m。雹は全く止む気配なし。
意を決した隊長は
入口に向かって50mダッシュするのだった。

初めての福井という土地で
”ひょうの叩き付ける中を50mダッシュする”
という初めての体験。いや、苦い体験。
「もう二度と福井には近づくまい!」(笑)

かずねぇは常に話の中心にいた(爆)


風呂から上がって一服した後、
九頭竜川カヌーツーリングの下見に出かけた。

夕方近くになって野宿地に戻ると、ほどなくして
モコさんが到着し、河原で”ちゃんこ鍋”の夕食。
そんな中、橋さんも到着し
「なんだ、来るの早いじゃんかー!」と喜んでる間に
かずけいさんも到着。
「やぁやぁ、久しぶりだね」と再会に笑みがこぼれる。
あとはもう、半年間会えなかったカズねぇの
溜まりに溜まったおしゃべりを聞くほかなかった。(爆)



  ↓ツーレポに載ってない詳細・写真有り↓
__________________29日_________________



翌朝、快晴!
朝食を終え一段落しているところへ
トンボ&ホタル夫妻が登場!
トンボさんは昨年末に足をケガされたそうで
今日漕ぐことは出来ないにもかかわらず
”僕達の顔を見るために”三河から駆けつけてくれました。
お土産まで頂いてしまってありがとうございました!恐縮です。

お互いの住まいが遠く離れている為、会う機会がなかなか
ありませんが、こういう場所でお会いできるということは
本当にありがたいことです。
隊長は、トンボさんやホタルさんのような枠の広い先輩と
お話することが楽しくてしかたありません。
今度はカヌーそっちのけで、ゆっくりと語り合いたいものです。



さて、そろそろ準備しますか!
お姉さまに手伝って頂き、恐縮する橋さん
彼には熟女を惹き付ける何かが
あるのかもしれないっ!(爆)



「さぁ、準備はOKっすかぁ〜?」と言いつつ
毎回ライジャケを着るのを忘れている隊長
その”うっかり”は今年も治っていなかった。。。(汗)



アリュート380の骨組み
ウムナック380と比べ、椅子が吊下式
スターンの装着法・コクピットカバーの取付方が異なる
他にも細部に渡って内容が濃くなっている



ジャジャーン!うはうは隊・大阪支部の秘密兵器
”小ちゃう号!”(アリュート380) 本日初お披露目
この艇でモコさんが2007年独り立ちします!
(やっぱり黄色:笑)





「ハイ、じゃあ写真撮りますよぉ〜!」と、
カメラのタイマーをセットする隊長。

この”カヌーツーリングの裏側”的ショットをカメラに納めたのは
なにをかくそうトンボさんでした。
この”逆目線”ショットは、なかなか面白い!
さすがトンボさん。鋭い感性の持ち主である。。。



←で、撮れた集合写真!
 (相変わらず集団をさけるノリさんであった:爆)



のりさん「よし!モコ、
      今日からお前は一人で船に乗るんだぞ!」

モコさん「はい、ダンナさま!」

のりさん「もし万が一、何か大変なことになったら
      なんて叫ぶんやったっけ?」

モコさん「た〜いちょぉおお〜!(大声)」

のりさん「そうだ!それさえ覚えておけばよい。」

隊長「。。。。。(どんな教え方しとんじゃ!)」





2007年 春
もこソロデビュー!by 小ちゃう号





ホタルさん「あなた、あのコ大丈夫かしら?」

トンボさん「うん。
       あの亭主についてけるくらいやから
       大丈夫やろ。。。(爆)」

暖かい眼差しで僕らを見送ってくれたトンボ&ホタル夫妻
次は何処でお会いすることになるのでしょうか?
楽しみです!(^;^)





かず&けい「トンボさーん、ホタルさーん、
        行ってきまぁーす!」

五松橋下の河原より
九頭竜川カヌーツーリングのスタートです!





トンボ&ホタル夫妻とは、ここでお別れ。
互いに大きく手を振って、別れを惜しんだ。

九頭竜川の流れは意外に速く、
二人の姿はアッという間に小さくなった。。。

この後、トンボ&ホタル夫妻は永平寺に立ち寄り
僕らの無事を祈ってくれていたそうです。
おかげで無事にゴールすることができたのはもちろん、
このあとのGW川旅すべてがうまくいきました。
本当にありがとうございました!m(__)m


のりさん「あっ!オレ、弁当積むの忘れたっ!」
     (速い流れの中を引き返すのりさん)

どうやら、こちらの”うっかり”も今年は治まりそうにない。

5分後、スタート地点に居たトンボさんから隊長に電話が!
トンボさん「のりさんの弁当はどうやら
       モコさんの艇に積んだみたいだって!
       のりさんは今そっちに向かったよ。(^;^)」

なんだ!?”裏の裏”ならぬ、”うっかりのうっかり”じゃないか!
おまけにトンボさんに気を使わせてしまって。。。
次回のツーリング時、大阪支部長には
”ゆびさし確認”を命ずるぅ〜!(^;^)
ちなみに翌日、隊長はガソリンキャップを車の天井に置いたまま走り出し、
カーブで「カラーン、コロンカラーン!」という音と伴に、勢いよく転がってゆくガソリンキャップをサイドミラー越しに知る
という”うっかり”をやってしまい、
かず&けい夫妻は、車のキャリアーにウエアを干したまま帰路に着こうとし、「バイバーイ!」と手を振る我々が
それに気づき、「上!上!」と指を天に向けたり、両手で×印を作って飛び跳ねたりと猛烈ジェスチャーでアピール!
それでようやく事の次第に気付くという”うっかり”をやってしまった。
”讃岐うっかり隊”になる日は近い。。。(泣)



臨月の嫁と2人の幼子をおいて
”遊ぶために”こんな所まで来てしまった橋さん。

こんな笑顔で写ってしまって大丈夫なのだろうか?
Vサインまでしちゃって本当に大丈夫なのだろうか?
家に帰って10級の瀬が待ち構えていたとしても
隊長はしらないよ!(爆)
これは俗に言う”自己責任”ってやつですから。(笑)





前日の雨のせいか、笹濁りの九頭竜川。
ほどよい間隔で瀬があり、いづれも幅広で素直な流れでした。
あとで述べる2箇所を除けば
初級レベルの人でも充分楽しめる川だと思います。





こうやって見ると





みんな、なんだか





カッコイイじゃないか!



モコさん「ダ、ダ、だんなさまぁ〜!
      おいてかないでぇ〜!汗」





2007年
うはうは隊のスタートは
こうしてのんびりと幕を開けたのだった。。。





初めて出会った頃は
「私達がどこかへ行くと、必ず雨が降るんですぅ〜。」
と言っていた、かず&けい夫妻。
だが最近では”晴れ打率”が隊長をはるかに上回り
すっかり”晴天夫婦”となった二人でした。(^;^)





それとは逆に、最近”晴れパンツ”の効果が薄れ
”雨男疑惑!”が取りざたされる男がここにいた!



福松大橋から上流側の眺め
(奥に見えるは高速道)


福松大橋と九頭竜川橋(高速道)の間にある瀬は
初心者はポーテージした方がいいかもしれませんね。
(先ほど書いた”あとで述べる2箇所”のうちのひとつです)

流れが対岸のテトラにぶつかり、カーブしている。
各個人の技量にあわせて通過するとよいでしょう。
僕達はポーテージしたついでに
この河原で昼食をとることにした。



橋の下の日陰でひとやすみ


九頭竜川の河原では、
随所でバーベキューを楽しむ人々が見うけられた。
特に五松橋の河川敷は、多くの人で賑わっていた。
(河川敷公園以外の場所では
 河原へ降りる道のほとんどに車止めがされているからだろう)

それにサクラマスの遡上シーズンとあって
ルアーフィッシングやフライフィッシングを楽しむ
アングラーの姿も多かった。

アングラーの前を
「どうもすいません!」と会釈しながら通過すると
そのほとんどが会釈で応えてくれました。
こういうアイコンタクトができる人達は素晴らしいと思います!




ルアーやフライを楽しむ人は、”遊び”というものに対する
理解の幅が広いのではないだろうか?
または感覚が開けているのではないだろうか?
と思わずにはいられなかった。
(○○釣りの人に比べて、というイヤミではありませんよ:笑)

隊長は、カヌーだけでなく釣りもする人なので
釣り人の思いも痛いほど解ってしまう。
それゆえ、釣り人の前を理不尽なコースどりで
挨拶も無しに通って行くカヤッカーを見ると
「アイタタタッ!」と心苦しくなる。

でもこれは仕方ないことなのです。
釣りを経験していないカヤッカーというのは、
その釣り師が狙っているポイントが解らないのですから。
だからそういうカヤッカーを責めてはいけません。



ただ、釣りを経験していないカヤッカーの場合
釣り人の邪魔にならないコースを通ったつもりでも
実はそこがポイントだったりする事が多いと思うので
できることなら会釈だけでもして通過するのが良いと思います。

これは釣りを経験している隊長にも当てはまることで
最初からその場所で遊んでいた釣り師にとっちゃ
少なからず邪魔になっていると思うので、出来る限り
「失礼しました」という意味で会釈だけでもするようにしている。













鉄橋(下流側からの眺め)


九頭竜橋をくぐり抜け、鉄橋に近づくにつれ
その先がマズイ状態になっていることに気付いた。
鉄橋の下には堰堤のような石積みが配置され
小さな段差(落ち込み)になっていた。

先頭を行く隊長がそれに気付いた時には、もう既に遅く
前方のどこを見渡しても岩だらけ、
底を擦らずに通れるルートはどこにもなかった。
ポリ艇ならいいが、皆ファルトだ。
「しまった。。。」

左岸に小さなスペースがあり、そこからポーテージ可能だが
その狭いスペースには釣り師が居た。
だがその前に水深が浅くなり
速度の増した流れに乗ってしまった後続達に
「ポーテージ!」と叫んだところで、もうどうにもならないだろう。

もうこうなったら突破するしかない!



できるだけ乗り越えられそうなルートを選び
勢いをつけて突っこんだ!
(こういう場所で低速で進むと、岩に乗り上げ沈しちゃうので
 高速で進み、その勢いで岩を乗り越えるしかないのだ)

一瞬岩に乗り上げつつも、突破!
後続達も同じように、詰まりながらもなんとか突破!
皆、確実に底を擦ってしまった。
”小ちゃう号”に至っては大きな穴を開けてしまった。
す、すまない。。。(涙)

こういった”下見で見落としている場所”
もあるので気をつけましょう。

この場所は
上で書いた”あとで述べる2箇所”のうちの二つ目です。



初級者やファルトの方はポーテージした方がよいでしょう。
しかしポーテージルートも足場があまり良くなかったので
ここよりも上流側でゴールするのも良いでしょう。
(我々は天池橋の右岸たもとへゴールしました)

こうして、ゴールデンウィーク川旅・第一弾
”うはうは隊・春の出初め式(もこ独り立ちスペシャル)”は
無事に幕を閉じたのでした。。。


カヌーを畳み終えると、橋さんが
「愛妻と2人の幼子のもとへ、なるべく早く帰りたい」と言うので
ここで彼を解放することにした。(爆)





その後、”上志比ミネラル温泉 CAMU湯(かみゆ)”
汗を流し、キャンプ地に戻ると、メシ炊き当番が待っていた。

2007年から、メシ炊き当番デビューする隊長は
のりさんから手ほどきを受けながら飯盒にとりかかった。

まぁ、元々素質のある隊長は、のりさんの手ほどきに関係なく
無難に米を炊きあげるのだった。(爆)

しかし、この飯盒フタの上に置く石に
意味(理由)があったとはな。。。





今夜は焼き肉&サザエの壺焼き。
って、のりさん!あんたビール飲んでるだけじゃんかー!
くっそぉ〜、その為にオレを飯盒当番にしたんだな!


ちなみに、九頭竜川の支流・日野川も見てみたが
水がとても綺麗な区間は水量が乏しく
ライニングダウンと堰越えを頻繁に迫られる。
かといって漕げそうな区間になると一気にトロ場と化していた。

日野川の支流・足羽川を見に行ったかずけいさんによると
こちらも水量が乏しくツーリングとなると難しい、とのことだった。

この時期は農地への取水が多いせいか川の水が乏しかった。
また田から排出される濁水もあるせいか
どちらもの川も総じて濁っていた。
しかし、季節・区間によっては
楽しいカヌーツーリングができるのかもしれません。

GW川旅第二段・万水川・蓼川へ続く。。。



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