06-08-11 宮川・上流域(三重県)




嬉しいことに、昨日の06-08-08宮川カヌーツーリング
に引き続き今日も快晴!
昨日、憧れの宮川を無事に下り終えた僕らは
笑顔で野宿地を撤収し、
さらに笑顔で宮川上流部へと車を走らせた。

しかし、その笑顔も長くは続かなかった。。。
予定していた場所へ行こうとしたのだが、昨夏の大雨災害で
道は断たれ、親水公園も土砂で埋まっていた。
悲惨な爪痕を目の当たりにした我々は、
自然の力に固唾を飲んだ。。。

そしてまた、のりさんの嗅覚を頼りに
快適な遊び場のある野宿地を探すことになった。


モコさんには網を持たせておけばそれでいい
ということがわかった。。。(爆)


宮川上流部では、河原へ降りられる場所は限られている。
ゆえに、そういった河原では人々で賑わっていた。

そんな中、他にキャンパーの居ない河原を見つけた。
そして、いつものようにノリさんは
「ここを、キャンプ地とするぅ〜!(ゲンゴロウ風)
と言うのであった。。。(笑)

野宿地の前には、これまた清々しい色の水が流れており
さっそく飛び込む!

う〜ん、魚影も濃いね〜。 こりゃ楽しいや!(^;^)








やがて、家族連れや学生が現れ始め、河原に歓声が響いた。
小学生の男女は、正面の岩壁によじ登ったかと思うと
すぐにそこからダイブするのだった!

それを見た”高所恐怖症の隊長”は
一人、「スゲエ!あいつらスゲエぜ!」と感心しきりだった。
(ちびっこに負けてるじゃないかっ!)



ここは、生き物にとって非常に住みやすいのだろう
綺麗な水場でないと生きられないカマツカやドジョウが
わんさか泳いでいた その数は、もう尋常じゃなかった


のりさんは、いろんな魚を捕まえた。
その度に隊長のところへやって来ては
「見て!見て!こんなん捕まえたぞ!
 これは10点やろ?いや、15点やな。 ヨシッ!」
と一人で納得し、泳ぎ去るのだった。。。






モコさん:「う〜、長時間潜ってたら、さすがに寒くなってきたわ。」

のりさん:「ほんまやな。。。 今日の魚捕り合戦は、
       もぅオレのぶっちぎり優勝やから
       このへんで風呂にでも入りに行くべ!」

隊長:「。。。。。(ぐ、ぐ、ぐやじぃ〜。。。)」


奥伊勢フォレストピア”の宮川温泉で体を温める。
風呂上がりに、休憩室でジュースを飲んでいると
のりさんが「アガガァッ!」と奇声を発した!
見ると、目をまん丸くして窓の外にクギ付けになっている。
雨だ!それもスコールのような!

のりさん:「オレのテント、フライシートかぶせてないわ!」



隊長:「オレもやで。 でも大丈夫やろ。。。」

のりさん:「いや、オレ、ドアをメッシュにしたまま来てしもた!」

隊長:「えぇーっ! ご愁傷様です。。。」

のりさん:「あ〜ぁ、なんで雨やね〜ん。。。」

モコさん:「ってか、なんでキチンと閉めてこんかったんよぉー!」

野宿地へ戻る車中、テンション急降下になる夫婦であった。。。

ひととおり言い合った後、温泉で体が温まったせいか
二人ともウトウトし始め、静かになっていった。
隊長もボ〜っと運転するだけであった。。。





すると突然、のりさんが「あっ!」と叫んだ!

隊長:「わっ、ビックリするやんか!今度はいったい何やねん?」

のりさん:「たいちょー、今の見たか!
       濡れた道路から乾いた道路へと
       キレイに線を引いたように変わってたやろ?」

モコさん:「見た!今、私も見たで!
       キレーイに境界線ができてたわぁ!」

温泉で気持ちよくなり、ボ〜っと運転していた隊長は
そんなことには全く気が付かなかった。
しかし、言われてみると道路が乾いている。



魚捕り合戦に敗れ、悔しい隊長は
温泉から戻ってきてもなお大物を釣り上げてやろうと
暗くなるまで釣りに興じるのであった
しかし、勝敗が変わることはなかった。。。


のりさん:「やったぁー!こっちの方は降ってなかったんやー!」
モコさん:「よかったぁ〜。野宿地は大丈夫じゃわー!」

とたんにテンション急上昇!
なんとも分かりやすい夫婦である。。。

モコさん:「ってか隊長、いつまでワイパーしてん?
       もぅ雨降ってへんで!」
のりさん:「ホンマや!おまえボ〜っとするにもほどがあるぞ!
      だいじょーぶか? オマエそれでも隊長かぁ〜?」

テンションがMAXに達したこの夫婦の前では
もう、なすすべは無い。 こうなるともうあとは
コテンパンにいわされる隊長であった。。。(泣)






博士と助手



ひな鳥にエサを与える親鳥
最後の夜はハンバーグ定食!








今日で僕達の夏休みも終わるのかと思うと
急に切なくなったらしく、寡黙になるノリさん。。。

のりさん:「は〜ぁ。。。あっというまに終わっちまったなぁ。」

モコさん:「ホンマ、早かったなぁ〜。。。」





隊長:「なにをそんなにメソメソしてんじゃい!
     また会えるじゃんか!」

のりさん:「は〜ぁ。。。」

モコさん:「あ〜ぁ。。。」

隊長:「よしっ!最後の晩餐じゃ!盛大に燃やすべっ!」

     (ドガッ!バサッ。ゴォオオーッ!)




アツッ!何すんねん、たいちょー!アツッ。アツッ。」
  椅子を持ってジリジリと後退する夫婦であった。。。






こうして、隊長の長い長い
”夏休みイケイケ旅シリーズ”は幕を閉じた。。。
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