05-09-02〜04 加茂川(愛媛県) |
|
||
中山川の支流・鞍瀬川にて |
カナダで、ちょっとしたトラウトを釣り上げ、調子にのったノリさんから連絡があった。 ノリさん:「たいちょー! ヒグラシの声が聴きたいから、もう一回キャンプ行こう!」 隊長:「うん。 どこ行く?」 ノリさん:「愛媛のどこかの川で、毛鉤をたらしたいなぁ〜。」 というわけで、愛媛県西条市の加茂川あたりにやってきた。 この日は朝から加茂川沿い、中山川沿いを見て回ることにした。 この時期にしてはムシ暑い天気の中をバイクで駆けずりまわったにもかかわらず 「ここや!」と思うようなキャンプ地が見つからず、意識がモウロウとしてきた為 昼メシを食べに行くことにした。 JR伊予西条駅の周辺はなんだかイイ雰囲気の街で、 通りには地下水(うちぬき)が湧水しており、魅力的な街でした。 フジグランで昼メシを食べ、買出しも済ませた。 私は鳥取の海水浴にひき続き、 今回もなぜだか知らぬ間にビビンバを食っていた。 その上、今回の旅でボケボケな行動ばかりしていたので 罰としてノリさんに”ビビンバ隊長!”という汚名を付けられてしまった。(涙) |
|
それにしてもなんだか物凄いキャラを連想させる呼び名だな。(笑) どうせなら”太陽に吠えろ”に出てくるようなカッコイイ名前がよかったな。 さすがに”ビビンバ刑事”はないやろう。。。 いたら笑えるけど。(^;^) 毎回、登場シーンは食堂でビビンバを食ってる時。 手にしたドンブリで犯人をボッコボコ! 決めセリフは「テメェも石焼きにしてやろうか!」 結局、ノリさんが最初に見つけておいてくれた河原でキャンプすることにした。 ノリさんの先導で河原に下りると、なかなか良い景色が広がっていた。 しかし、ノリさんが浮かない表情で近寄ってきた。 ノリさん:「たいちょー!あそこで釣りをしようと思ってたのに 人が泳いでるわ〜。もぉー!」 そこは川と川の合流点で絶好の釣り場なのだが 家族連れと、女の子3人組がキャーキャー言いながら川水浴をしていた。 こうなってしまえばもう泳ぐしかない。 今日は蒸し暑くて、早く川に飛び込みたかったので丁度いい! ビキニの女性までいるのだから 目の保養まで出来てラッキーではないか!(^;^) しかし、釣りができなくなって、うなだれているノリさんの前では そんな事、クチが裂けても言えない。 「あらぁー、残念やなぁ。これでは釣りができないねぇ。 こうなりゃもう泳ぐしかないなぁー。 あぁー残念。残念!ひじょーに残念!」 |
||
仲むつまじい夫婦である |
ノリさん:「えぇっ!? 泳ぐっつったって、オレ水着持ってきてないでー! 隊長が”四国は寒いくらいだから朝晩は毛布がいるかもよ” って言ってたじゃんか!まさか泳ぐとは思わなかったよ。 べつにオレはパンツで泳いでも平気だけど、 さすがに、あの”女の子3人組”の前でそれはマズイやろ? この歳になって”キャー!へんた〜い!”なんて言われたかねぇよ!」 隊長:「う〜ん、そうだな。 オレも”変態のお連れ”と思われたくはないし。 っていうか実はオレも水着を持って来てないんだよね。 まさかこんなに暑くなるとは思わなかった。仕方ない、短パンで泳ごう!」 これを皮切りにボケボケな隊長を筆頭にした悲しい旅が幕を開けるのだった。。。 悲しーときー! 蒸し暑い中、泳ぐのに絶好な川を前に、水着・水中メガネを忘れて来たときー! 悲しーときー! サンダルを忘れたモコさんに「何してんねんっ!」と言い放ち、 スーパーにサンダルを買いに行き、また川に戻って来て”さぁ泳ごう!”とした瞬間、 自分もサンダルを忘れたことに気付いたときー! この日は、川水浴をしたり、お昼寝をしたり、思い思いに過ごした。。。 |
|
|
夕方近くになって、石鎚温泉に行った。 ここにはいろんな種類の浴槽・サウナがあり、ノリさんと心行くまで楽しんだ。 かき氷にかけるイチゴシロップの色をした”天草の湯”というものがあった。 見るからに美味しそうな色をしていたので、 飲んでみたい衝動を押さえるのにヒッシだった。(笑) 悲しーときー! 銭湯で有料ロッカーに衣服を納め、カギをかけた時、 体を洗うタオルまで入れてしまったことに気付いたときー! しかもそのコインが他人のおごりだったときー! 河原に戻って晩メシを食った。 いつものようにノリさんが”おかん”になり、僕達にごはんを配ってくれた。 夜は、僕の友人である”広島のバリバリ団長”の話と、 明日僕らと合流する”ノリさんの友人(岡本っちゃん)”の話で盛り上がった。 そしていつものように ノリさんの「さて、そろそろ寝ますか。」の合図でテントに入った。 |
|
ノリさんのテントに負けず劣らずの、岡本っちゃんのテント |
翌朝。 快晴! 今日も蒸し暑い。 釣りをしに愛媛までやって来たというのに、まだ竿も出していない私は 本来なら早起きして釣りに出掛けなければならないのだが 今朝も睡魔に打ち勝つことはできなかった。。。 すっかり陽が昇ってしまった後にテントから這い出した。 さすがにこのままではマズイと思い 竿を取り出し、準備していると、ノリさんが起きてきた、 「そろそろ岡本っちゃんが来る頃やから、ちょっと見てくるわ。」と歩いて行った。 それから間もなくして、バイクに乗った岡本っちゃんが現われた。 岡本っちゃんは、夜道を大阪からバイクをブッ飛ばしてやって来たから 相当疲れているはずなのに、久々のバイク旅のせいか、なんだか嬉しそう。 そんな岡本っちゃんと久しぶりに遊ぶノリさんは、もっと嬉しそうだった。 みんなで朝ごはんを食べ、 夜の激走で疲れているであろう岡本っちゃんにはテントで休んでもらうことにした。 この間に3人で上流の様子を見に行くことにする。 |
|
|
隊長の車(ビビンバ号!)で、細い山道をドンドコ登る。 よくもまぁ、こんな山の上までアスファルトを敷いたなぁ、と感心しながら登る。 途中、ガードレールも木々もない断崖の区間を通らねばならなかった。 ノリさん:「うわぁ〜、すげぇー! 隊長は見たらアカンでぇー。」 モコさん「うわぁ〜、ものすごいなぁ! 隊長は前向いといてやー。」 隊長:「見るもんかっ!んなもん。。。(高所恐怖症)」 かなり山の上の方まで行ったのだが、川に水が無かった。 伏流水が顔を見せてはまた潜り、また顔を見せてはまた潜る、といった具合だ。 砂防ダムの水溜まりにアマゴが泳いでいるのが見える。 しかし降りて行けそうな道が無い。 やむなく帰ることにする。 帰り道、かなり高い場所に架けられた橋があった。 高所恐怖症の私は、橋のど真ん中を、そぉ〜っと歩く。 あまりにも高い場所なので恐くて欄干に近寄ることが出来ない私を尻目に ノリさん夫妻はキャーキャ−言いながら眺めを楽しんでいた。 ( くっそぉ〜!なんかムカつくっ。 ) ←コラッ!股間に手をあてたまま歩くんじゃない! |
|
こんな場所でスナップ写真を撮られても どんな顔をしていいのか分からないノリさん |
帰りにチロルの森に寄ってみた。 造られた場所と、既に出来あがった物で「さぁ!用意したから遊べ!」的な 観光地や遊び場が嫌いなノリさんのテンションはみるみる急降下! しかし私がどうしてもアイスクリームを食べたかったので無理やり入る。(笑) なんや訳の分からんうちにお金を使わされそうな公園でした。 噴水の池がそのままニジマスの釣り堀になっているのを見て、ノリさん失笑。 ニ千円で4匹まで持ちかえりOK。5匹目からは別途買取りみたいだ。 家族連れがやって来て釣り始めた。 予想以上に食いつきがいい! 小さい女の子が竿を持ち、ポンポン釣り上げている。 2匹目を釣り上げたところで針が切れた。 見ていると別途50円を支払って針を交換してもらっている。 (針くらい無料で替えたれよ!) 子供はアッという間に4匹を釣り上げてしまい、5匹目に突入している。 どうやら大人達は5匹目から別途買取りになることを知らないようだ。 子供が喜んでいるのだから、それはそれでいいだろう。(^;^) しかしこの後の展開を想像すると とても見てられないので、その場をあとにした。 |
|
|
ノリさんは内心、 「オレはこんな養殖されて育ったシッポの丸い魚を釣りに来た訳ではない。」 と思っていただろう。 私は内心、 「オレはついこないだ広島の釣り堀でニジマスを釣ったからもぉええわ。」 と目もくれていなかった。 しかし、ひょっとするとモコさんだけは釣りたかったのかもしれない。 (今になって思った。。。ごめんねモコさん。。。:笑) 自然を大きくブチ壊して造られているこんな場所では お世辞にも「うわぁ〜キレイな景色ぃ〜!」などと言うことが出来ない僕達は ただただ「ふ〜ん。」と呟くしか出来ず、ほぼ無言で公園をあとにした。。。 キャンプ地に戻る前に釣具屋に寄りセルビンを購入。 見た目はそんなに変わらないのに、同じセルビンでも商品によって 千円ほどの値段の差があった。 迷わず安い方を買った。。。。 |
|
昼メシ(お惣菜)を買いに、またまたフジグランへ行く。 ここで水を調達する為のポリタンを忘れたことに気付いた。 (3人もおるんやから、誰か一人くらい覚えとけよ!) 「まぁ、また夜の買出しに来た時でええがな。」 と、お互いに慰め合いキャンプ地に戻った。 ひと眠りしてスッキリした岡本っちゃんと昼メシを食べる。 まずはキンキンに冷えたビールで乾杯! 「隊長はあんまし飲めないから」と、小さいビールを買ってくれていた。 そんな隊員達の思いやりが非常に嬉しい!この時私は心から 「ビールはキンキンに冷やした方がウマイ!」と思った。(おいおい!爆) |
||
何も悪いことをしていないのにアブの大群に襲われ キチガイのように振り払いながら逃げ帰る途中 小川を渡ろうとして足を滑らせ転倒し、全身ずぶ濡れになったときー! |
和気あいあいとメシを食ってる途中、ノリさんがハシを落とした。 見ると硬直している。 目は遠くを見つめている。 やばい!ノリさんはこないだの健康診断で いつ血管が詰まってもおかしくない数値を叩き出している! 隊長:「えぇっ!」 モコさん:「あ、あんたっ!」 岡本っちゃん:「のりちゃん!?」 ノリさん:「。。。あっ、あぁぁ。。。。。。。。。。。。。。コレまずい。。。」 3人は無視し、何事も無かったかのように、また食べ始めるのだった。 岡本っちゃんが寝てる間に、偵察しに行った川の様子を話した。 ほとんど川に水がないから、この河原の前にある合流点で釣るしかないなぁ ということになった。 それにしても今日も蒸し暑いなぁ〜、などと言いながらメシを食ってると またノリさんがハシを落とした。 見ると、また硬直している! 目も先ほどより遠くを見つめている! やばい!もう一度言うが、ノリさんはこないだの健康診断で いつ血管が詰まってもおかしくない数値を叩き出している! |
|
日本古来の毛鉤釣法”テンカラ”を試みる隊長 この時の四国は渇水期でどの河川にもほとんど水がなかった |
しかし、立て続けにだまされるほど僕らもバカじゃない。 隊長:「どしたん。今度はなんな?」 モコさん:「う、うまいっ!とか言うなよ。」 岡本っちゃん:「モグモグモグ。(無視)」 ノリさん:「。。。あっ、あぁぁ。。。。。。。。。。。。。。家族連れが。。。」 隊長:「なにそれ?言おうとしてたことをモコさんに先に言われたからって 何を訳の分からんこと言うてんねんっ!」 モコさん:「ほんまや。ギャグになってへんやん!笑えねぇー。」 岡本っちゃん「ゴクゴクゴク。(無視)」 ノリさん:「い、いや。。。。。そうやない。 家族連れが泳ぎはじめた。。。」 3人:「ゲエェ〜ッ!」 振り返ると僕達がこれから釣りを始めようとしてた場所で 家族連れの川水浴が始まった。。。 |
|
仕方ないので僕らも川水浴 すぐそこでアユや大きなウグイが泳ぎまわっている それを捕まえようと網やモリを手にするが、翻弄されるだけだった |
この日、少年と化したモコさん 私の車の荷台にある網を見つけた時 モコさん、あなた目が輝きましたね。(笑) |
|
もうモコさんも魚獲りはお手のものやな。 あとはバイクで持ち運べるような 2ピースくらいの網をノリさんに作ってもらうといいよ。(^;^) ←愛嬌があって可愛いね! (こういう小さいドンコやヨシノボリは。。。 モコさんのことちゃうで:爆) |
||
川水浴をした後、早目に温泉に行き、早めに買出しをして、 夕方家族連れが居なくなった頃キャンプ場に戻ってくることにした。 今日は武丈の湯に行く。 ノリさんと岡本っちゃんはサウナと冷水を何度も往復し じいさんに「若いの、なかなかやるのぉ。」と誉められたそうた。 (ちっとも若くないのに。。。:爆) いつもオレに、「たいちょー、よぅそんな甘いもんが飲めるなぁ。」というノリさんが 風呂上りに珍しく”梅ジュース”を飲んでいた。 それも充分甘いと思う。。。 ←証拠写真 |
||
ノリさんと岡本っちゃんが肌身離さず愛用しているジャケット。 ルーシーさんも同じものを持っている。 ここでは説明を割愛させて頂くが、 彼等3人の間には、僕らの想像を絶する絆が刻まれているのだ。 岡本っちゃん、これからまたノリさんと伝説を作ってや! 第2ステージの幕は切って落とされたんやで! |
||
買出しを終えて店を出た時、 岡本っちゃんを除く3人は、「ハッ!」という顔をして急に立ち止まった! そう、あれほど「次は忘れずに持って行こうな」と言っていたポリタンを また忘れてしまったのだ。。。 帰る途中で”うちぬき水”(銘水)を汲んで帰って 明日の朝、それでコーヒーを入れような、と言ってたのに。。。 「アカンやん!もっと隊長がしっかり覚えとかんとぉ〜!」と、 なぜか私のせいにされ、 「うはうは隊、このままではもうヤバイでぇー!しっかりしてやぁ〜。」と非難の嵐。 株主総会の時の代表取締役の気持ちが少し分かったような気がした。。。 キャンプ地に戻ると家族連れは居なくなっていた。 急いでセルビンを仕掛け、釣りを始める。 |
||
|
のべ竿、テンカラ竿、フライロッドを駆使し、釣りに勤しむ。 岡本っちゃんは釣り経験があまり無いそうだが、それなりに楽しんでいた。 大きな魚を掛けたが、岸まで寄せてきたところで痛恨のバラシ。 その後ちょっとだけムキになって釣ってた岡本っちゃん。(笑) ノリさんもモコさんも魚を掛けたのに、私だけが掛けていない。 魚が見える上、ミミズまで付けているのにアタリすらない。 辺りが暗くなり釣りをしていられない状況になってきたので、やむ無く納竿。 ミミズをつけているのに雑魚さえ釣れないのは初めてで、ちょっとショックだった。 今日の晩メシは、私も何か一品作ることにした。 いつもノリさん夫妻に作ってもらってばっかなので、 たまには私も作ろう、と思ったのだ。 だがしかし、私の思いとはウラハラに これが後にみんなにとっての罰ゲームになってしまう。 普段料理をしない私は、明らかに多すぎる量の砂肝を購入してしまい 油・ニンニク・塩コショウを入れる過程もハチャメチャだったので ものすごくボケた味になってしまったのだ。 私が料理をするといつもこうだ。 |
|
ノリさんと岡本っちゃん、君ら、ほんま兄弟やな!(笑) ヘッドランプから手拭の掛け方まで一緒やんか! |
料理してる最中の匂いは物凄くウマそうな香りを漂わせるのだが いざ食べてみると、もうひとつパッとしないんだ。 今回も例のごとくだった。 にもかかわらず、岡本っちゃんは懸命に砂肝を炒めてくれて 「うん、おいしい。おいしい。」と言ってくれるイイ人でした。 という訳なので、これからの私の方向性は以下の2つに絞られることになる。 (その1) これからも一品、毎回違った料理をつくる。 何回かに1回はマグレでうまいのが出来るかもしれない。 もしくは、「頼むから隊長は何も作らないでくれ!」と言わしめることになる。 (その2) これからも一品、砂肝炒めを作り続ける。 同じ料理なので回数を重ねるごとにうまくなるかもしれない。 しかし、いつまでたっても”いまひとつ”なままかもしれない。 さぁ、どっちにしようかな? ノリさん、どっちがいい?(^;^) |
|
ノリさん作のウマイめしとウマイ焼肉を食べ 隊長作のマズイ砂肝をなんとか腹に納め アルコールもまわり、気持ち良くなってきた |
最高の友と、こうやって地面に寝っころがって、夜空を仰ぎ見るひとときは 人生の中でどれほどあるというのだろうか ノリさん:「あぁ〜、気持ちええなぁ〜。。。」 岡本っちゃん:「ホンマ、平和やなぁ〜。見て!見て!長崎・平和記念像!」 3人:「。。。。。」 |
|
まったりとした時間を充分満喫し、食器も洗い終え、さぁ、寝よか!というところで 「あっ!スイカぁーっ!!」という声が。 そういや昼間っから、川でスイカを冷やしてたんだ。 危うく忘れるところだった。。。 (いかん、いかん。 やっぱり痴呆が入りかけている。) スイカと梨を腹に納め、心置きなく眠りについた。。。 |
||
|
||
|
最後の日の朝。 曇天。 天気予報では、いつ雨が降り始めてもおかしくない模様。 昨日、1匹の雑魚さえも釣り上げることの出来なかった私は このままでは悔しいので早起きし、雑魚釣りに出かけた。 そしてノリさんと同じく2匹のウグイを釣り上げたので これで良し!とし、引き上げることにした。 帰りにセルビンを揚げたが、小さな雑魚しか入ってなかった。 期待した手長エビは影すらなかった。 どうやら私が仕掛けた場所が悪かったらしい。。。 釣りから戻ると、みんなテントから這い出してきた。 朝はいつも、ノリさんの立てる1杯のコーヒーから始まる。 この日のコーヒーは、 今までノリさんが立ててくれたコーヒーの中で一番うまく感じた。 ここで「ウマイ!」と言ったら、逆に安っぽく聞こえるといけないと思い。 じっくりと無言で噛み締めていた。 |
|
|
そしたらノリさんが大阪のオカンに変身した。 ノリさん:「黙って飲んどらんと、ウマイとかマズイとか、なんとか言いなさい! あんたはホンマにもぉー!」 実はそういう訳で黙って飲んでたんだよね。(^;^) 朝食を終え、キジ打ち(野グソ)に行く。 私のキジ打ち法は、まず地面に穴を掘り、そこへ脱糞。 河原の場合、土に埋もれた大きな石を持ち上げると、 そこにポッカリと穴ポコができるので、そこへ脱糞。 お尻を拭いた紙はライターで燃やしてから土をかぶせ その上に石を置いて終了。 クソは分解されにくいけど、こればっかりはどうしようもないが 同じく分解されにくい紙は燃やすことができるからね。 なるべく自然界に対するインパクトは少ない方がいい。 外国の国立公園などでは、インパクトを最小限にとどめる為、 自分のクソは自分でお持ち帰り、というところもある。 キジ打ちの場所は、たいてい限られるので、多人数で行った時はドキドキものだ。 他人の使用済の石を持ち上げてしまわないようにしなきゃいけないからね。(^;^) |
|
|
この日のキジ打ちは、場所を選定する段階でチビアブにたかられてしまった。 場所を変えても、一旦遠くへ逃げても離れない。 しかたなくアブを手で振り払いながら、しゃがみこんだとたん ビックリするようなことが起こった! な、なんとっ! アブが1匹も居なくなったのである! あれほどしつこく付きまとっていたアブ達が、 ズボンを下ろしてしゃがみこんだとたん、居なくなったのである。 事態の好転に戸惑いつつも考えた結果、ひとつの理論に達した。 「あいつらアブにはプライドがあるのだ。」と。。。 恐らく彼等は、私が脱糞することに気付き 「あっ!コイツ、脱糞する気だぞ! いかん、いかん! このままたかっていたら、オレ達はハエどもと変わりないじゃないか! 撤収!撤収!ハエのように成り下がってはならん!てっしゅーーーー!」 といったところか? |
|
カッパの上にベスト。 さすがだ! |
みんなもアブにたかられてどうしようもなくなった時、ぜひ脱糞してみてくれ! その後の結果に責任は持てませんが。。。(^;^) キジ打ちも無事に終わり、テントの撤収も終えた頃、雨が降り始めた。 思ったより早く降り始めたのは、雨男・岡本っちゃんのせいらしい。(笑) 私は車で隣県に帰るだけだが、 ノリさん達は雨の中をバイクで大阪まで帰らねばならない。 ローテンションになるノリさんと そのローテンションを気遣うモコさんと 相変わらず同じテンションの岡本っちゃんとここでお別れ。 ここまで書いて気付いたのだが、全然”渓流釣り”してねーじゃんかっ! ノリさんと岡本っちゃんがフライ竿を振ってる写真も残ってない。 だから「釣り」の項目に入れることができず、 予想外に「川遊び」の項目に入れるハメになった。 なんともボケボケな旅であった。。。 |