05-05-05 赤木川(和歌山県) |
熊野川の支流・赤木川でのカヌーツーリング。 赤木川は”小口自然の家・小口家族キャンプ村”の箇所で、さらに2つの支流に枝別れしている。 私達はそのひとつ小口川の西地区からスタートした。 ゴールはキャンプ地にしている赤木川の河原。 約3〜4Kの行程だったのですが、浅瀬を歩いたり、のんびりと流れていたので じっくり4時間かけて下ってしまいました。(笑) 本日の主役はノリ夫妻。 ”カヌー初体験物語〜たいちょー優しくしてね〜”の巻。 私自身、赤木川というスポットは話には聞いていたが、 まさかこんなにも綺麗な支流だったとは。。。 例えようのない美緑色の川面へ漕ぎ出すノリ夫妻。 |
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ノリさん:「うっふぁあ〜、これエエわ! 隊長はこんな面白いもん、一人でしてたんかー!」 隊長:「むっひっひ!(^;^)」 モコさん:「あー!ぶつかる、ぶつかるぅ〜!」 隊長:「はい、しっかり練習してくださいよー!いっちに!いっちに! 夫婦なんだから呼吸はピッタリ合うはずですよー!(笑)」 |
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ノリさん:「よし!もうつかんだぞ! 行こ、行こ!」 隊長:「はやっ!もぅえんかい? じゃあ行こかー!」 モコさん:「しゅっぱーつ!」 |
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さぁ、浅い瀬だから、ルートをキッチリとらないと、つっかえちゃうぞ! ノリさん:「モコ、どっちへ行ったらええかなぁ? うしろは見えにくいから、前で指示してくれよ!」 モコさん:「うん、えぇっと、、、こっちかな? あっ、やっぱりこっちや!」 ノリさん:「うわぁあ〜!はよ言うてくれぇ〜。 あかん、操縦不能や!」 二人は、”まどかひろし”の歌のようにクルクル回り、何度となく石に乗り上げるのだった。 |
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瀬のほとんどが浅瀬なので、そういう時は船をひいて歩かねばならない。 モコさん:「あらぁ、また乗り上げちゃったわねぇ。」 ノリさん:「よいしょっと。 お前は乗っとけよ。 オレが引っ張るから。」 モコさん:「えっ、いいの? 引っ張ってくれるの? あなたステキ!☆」 仲むつまじい夫婦である。。。 |
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モコさん:「ヒェ〜!また船がまわるわよぉ〜!」 ノリさん:「よし!ここはオレの豪力一発で決めてやる!ふむむぅー! アレ?おかしい。豪力いっぱ〜つ! ふむむむむぅ〜!」 モコさん:「何してんの、早くしなさい。しんえもん!」 ノリさん:「なんで、しんえもんやねん!?」 |
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この川には、いい時間が流れていた。。。 途中、地元のおじさんに「気持ち良さそうだね!いいねぇ。」と呼びかけられた。 孫達とヤマトヌマエビを獲りに来ていたそうだ。 「もう少し上流へ行くとね、”静閑瀞”っていう景色のいい場所があるよ。」と教えてくれた。 いい川には、いい人がいる。 その、いい人が川を誇りに思い大切にしている。。。 こういう好循環はいつまでも続いてほしい。。。 |
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しんえもんさん:「あ〜、またチャラ瀬かぁ。 どう行こうかな?」 もこ姫:「ここは右よ!右! しんえもん。さぁ、お行きなさい。」 しんえもんさん:「え〜! 右はちゃうやろぉ〜? 。。。。。」 もこ姫:「早くお行きなさい! しんえもん!」 |
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しんえもんさん:「ほらぁ〜、また歩かなあかん。 わし、ええかげんもう疲れたわ。 ちょっと、歩いてもらえんかなぁ〜?」 もこ姫:「まぁ!あちらの木々の緑がステキねぇ〜!見て御覧なさい!」 しんえもんさん:「え〜? そやなぁ。 なぁ、ちょっと降りて歩こうや。」 もこ姫:「このへんの土地は安いのかしらねぇ?」 しんえもんさん:「出た! きこえてない振りや!。。。。。」 |
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もこ姫:「まぁキレイ!この花はなんていうの?しんえもん。」 しんえもんさん:「え〜、これはヤマフジの花ですなぁ。」 もこ姫:「そぅ、ヤマフジねぇ。 くるしゅうない、もっと近こう寄せよ、しんえもん!」 しんえもんさん:「ははぁ! って、しんえもんしてしもたやんけ!」 |
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とまぁ、こんな感じで、時にはのんびり流れ、時にはハードに歩いて来たのですが 今回の目玉はゴール直前でやってきた! 90度に曲がった瀬で、それなりの水量があったので、なんとか行けるやろ、と思って その下で私が待っていると、しんえもんと姫の乗った、じゃなかった、ノリ夫妻の船が瀬に突入。 次の瞬間、船は岩と岩の間に引っ掛かり、水勢に押され横倒しになった! 二人とも川に放り込まれた! でも、二人とも私の言いつけ通り、岸に向かって泳ぎ出したので安心した。 それでも水の勢いというのは強いもので、 モコさんが「私、思ったより流されてるよね?」といった表情で、「助けて〜!」と叫んでいる。 なので、私は高価なパドルをすくい上げるのをあきらめ しかたなくモコさんの腕をつかみ岸へ引き上げることにした。 それなのに、モコさんは「キャーぁぁあ!」と絶叫するので、 「どっこも触ってないのに、チカンにあった女性みたいに叫ばれてもなぁ。」 と、こっちがアセッってしまったじゃないか!(笑) |
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今度、私が助けているにもかかわらず絶叫したら、 ブン殴って気絶させてから岸に引き上げるか、 もしくはそのまま流してしまうことにする。それでもいいかな?ノリさん。(笑) その瀬は”モコ・絶叫の瀬”と名付けられたのは言うまでもない。。。(^;^) ←女人禁制のハードボイルド号に乗るノリさん。 彼は、なかなか見所があり、ヘタするとロデオ系に行っちゃわないかと心配している。 ただ、ひとつ確実に言えることがある。 もう少し”ぜい肉”を落とさないとダメだ。(爆) 初めてのカヌーツーリングで、日差しのキツイ中、弱音を吐かず浅瀬を歩き 4時間もよく頑張ったものだ。ノリさん、アンタはやっぱスゴイよ! モコさんも前に乗って、よく恐れずに瀬に突入したなぁ。アンタもたくましいよ! 今度は歩かなくてよい本流に行こうな! 今回、私が一番残念に思うのは、二人の”沈場面”をカメラに納めてなかったことだ! 第三者的に見て、こんなにおもしろいものはないのだから。 でも、私の脳裏にはしっかり焼き付いているので、 しばらくの間は思い出し笑いをさせてもらうぞ!(^;^) |
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ちなみに”モコ・絶叫の瀬”は一級の瀬でした。 しんえもんと姫だけに、一級(一休)。 おあとがよろしいようで! さっぶぅ〜!(笑) |