04-05-01 仁淀川(高知県) |
今回の川遊びは、高知県越知町の鎌井田大橋たもとの河原。 ↓仁淀川の詳細はこちら↓ 「このGWは野根川・海部川あたりを満喫し、ゆっくりしてこよう!」と期待に胸を膨らませていたら、 GW直前に広島じゃけぇ団の団長より連絡が入った。 団長:「急で悪いが、GWは川でキャンプしよう! 家族全員でファミリーキャンプデビューを果たすつもりだ! どこか近場でイイところへ案内したまえ!」 隊長:「ええぇ〜!そんなぁ〜。 いつもながら急だなぁ〜。 オレ、徳島の方の川で、長期でのんびりする予定なんだぜ! HP見てないな!」 団長:「ん? あぁ、見たような〜、見てないような〜。。。 えっ!ひょっとして君は団長のお誘いを断ろうとしてるんじゃないだろうね? ん?まさかねぇ???」 隊長:「。。。。。」 団長:「たしか、うはうは隊って、じゃけぇ団の傘下のはずだよね?」 隊長:「。。。。。、じゃあ、仁淀川で。。。」 団長:「うむ。いつも悪いな! じゃ、また連絡するわ。 ウワッシャッシャッシャ!(笑)」 という訳で、野根川・海部川ツーリングを早々に切り上げ、5月1日の昼前に高知県伊野町に着く。 今日は、仁淀川周辺で以前から行ってみたいと思っていた所へ行こう! まずは、蘇鶴温泉(そかくおんせん)という温泉宿へ。 「その昔、傷を負って飛べなくなった鶴がこの温泉に入り、見事に治癒して飛び立った。」という伝説の湯だ! |
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右側に砂利の駐車場 |
「しまった!タオル持って来るの忘れた。」と思い、 女将さんに「タオル売ってますか?」ときくと 「ハイどうぞ。使い終わったらココに返しておいて下さい」とのこと。 昨今、タオルはいくら、石鹸はいくら、という温泉施設が多い中、 この気遣い(サービス)が胸に響いた。 温泉場に入ると、既に常連客が数人いました。 広くはないが、天井が高く、どこか懐かしさを感じる とっても癒される公衆浴場だった。 来る人、来る人、ほとんどの人が「よぉ!今日は遅いでないか!」 というように声を掛け合い、話してた。(笑) 地元の方達の憩いの場だ! 一人のおいさんと旅の話で盛り上がった。 この人も毎年バイクで旅に出るそうだ。 おいさん、イイ趣味持ってるなぁ〜。。。 ここでもやっぱり、方言で3割くらい聞き取れなかった。(笑) |
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この日の”鶴蘇ランチ” |
風呂上りにアイスクリンをナメながらくつろいでいると ん??? 怪しい空間発見! 休憩所のすぐ横の部屋が、小さなバーラウンジになっている。 それに受付の奥にも「カラオケ部屋」なるものが! しかも、休憩所に立てかけられてあるメニューボードを見ると ヘタな喫茶店よりはるかに多いメニューが揃っている。 「う〜ん、ここは単なる温泉施設とあなどってはならんな!」 ここで久しぶりにまともなメシを食べた。 温泉・メシ・女将さん、全てが私にとって100点満点だった! 3日分の汚れを洗い落とし、スッキリ・サッパリしたところで 伊野町をあとにする。。。 次の目的地は越知町商店街。 ここには”宮崎弥太郎”(川漁師)さんの親類が経営している店が あるらしい。 で、適当に歩いてみたが、分からなかった。(笑) 次の日に、聞き込みをして見つけたが、閉まってた。。。(泣) |
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そろそろお酒が飲みたくなり、河原へ移動。 本当は風呂上りにカァーっ!と一杯やりたかったんだけど 車だったから我慢していたのだ。 橋の下の日陰で、銀マットを敷いて一杯やる。 遠くから聞こえる涼しい瀬音。。。風が心地いい。。。 ウト、ウト、ウト。。。 〜爆睡中〜 お昼寝から目覚め、テントを張る。 椅子に腰掛け、野田知祐の文庫本を読みふける。。。 そういや昔、仁淀川で単独行中、 川下りしてる野田さんとテツに出会ったんだよな。。。あの時は 「同じフィールド(水面)で出会い、言葉を交わせた」 というだけで満ち足りた気分になったなぁ。。。 |
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後日、その時の場面がDVD「仁淀川カヌーツーリング教室」に 収録されていてビックラこいだ!(笑) 今度、野田さんちにDVD出演のギャラを請求しに行かねば! 「あ〜ぁ、今日は、なーんにもしたくねぇー!」 船を出して向う岸まで行き、釣りでもしようと思ったが。。。 このまま河原で椅子に座り、野田さんの本を読みながら 時折、川を眺め、また本を読む。 充足した時間だ。。。 赤い彗星のようにカヌーが流れてきた。 シャアか!?。。。 河原に船を上げ、テント場を決めようとしている様子だったので 近づいて話しかける。 シャアは、じゃなかった彼は「今日はここでキャンプ」と言うので 「じゃあ、こっちで一緒にどう?」と誘ってみた。 |
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彼は、兵庫県から来た、これまた”いぶし銀カヤッカー”だ! 今ではもう販売されていないフェザークラフト艇を操り カヌーを自作したこともあると言う。 その藤村さんがお風呂に行ってる間に夕飯。 カレーうどんウインナー入り。 またカレーだ!(笑)。 辺りが暗くなり始めた頃、藤村さんが戻ってきた。 ものすごくサラリと料理の仕度を済ませるのには驚いた。 ビールで乾杯! 藤村さんがお気に入りの短テーブルの上に おつまみを並べてくれた。 その心配りに感謝! 藤村さんと話していると、こういうことが心底好きなんだな と思った。 それと、イイ奥様を連れ添っていることも分かり なんだか羨ましかった!(^;^) |
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翌2日朝、うす曇。 また藤村さんに朝食まで御馳走になってしまった。。。 藤村さんがゴール地点に車をデポしに行っている間 オレの”ハードボイルド1号”を組み立てる。 今日は広島じゃけぇ団がやってくる日だ! 楽しみでしょうがない。 船も作り終え、これといって何もする気がせず また椅子に座り込み、読書。。。たまにウトウト。。。 昼頃、ようやく藤村さんがゴール地点の準備を終えて帰ってきた。 出発前にフェザークラフト艇に乗せてもらった。 「うわぁ!ものすごく感度がイイ! 船体布も、シートというより布だな!」 高級な船に乗れて感激! またどこかで会えるといいね! 笑顔で藤村さんを送り出す。(^;^) |
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隊長:「じゃ、気をつけて!」 |
藤村:「じゃ、またね!」 |
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昼過ぎ、団長から電話が入った。 団長:「おいおい!高知道に入る手前でスゴイ渋滞じゃねぇか! いったい何があるんや?高知で何があるんやぁーーー!」 隊長:「GWなんだから当たり前だろ! 高知道はなぁ、聞いて驚くなよ! 片道一車線なんだよー!」 団長:「なにぃ〜!? 今すぐニ車線にしなさい!」 隊長:「無理。。。。待ちくたびれた。はよぉ来てよー!」 団長:「プツ。つぅーーーーーーーーー。」 それからどのくらい待ったであろうか、、、 空には先程まで3機だったパラグライダーが、 いつの間にか15機になってる。 キモイねん! 3機くらいなら絵になるけど、15機も飛んでたら(思わず数えてもうた) ウジャウジャしてキモイねん! ていうか団長 おっそぉーーー! 文庫本も読みきり、隣に来ていたグループの 荷物番までもが終了した頃、ようやく団長が到着。 「遅いじゃないか!」と車に駆け寄ると 8時間の運転でフラフラになった団長が出てきた。 団長:「さ、さ、酒をくれ! アルコールが切れかかっている。。。!」 |
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川とカヌーと私 |
隊長:「あんた、アルチューじゃねえだろ! しかもオレ、飲み物持ってねぇし。 君達が酒・ジュースを買ってくるのを待ってたくらいやし!」 団長:「あっ、そか。 そうやった!クーラーに入ってるんやった。。。」 それから急いでテントを張り、夕食の準備に取りかかった。 子供達は、なんだかやっぱり嬉しそうにウロウロしている。 今日の天気と季節柄、川にザブンと行けないのがチョット残念。 キャンプに関しては彼等の方が1枚、いや5枚くらい上なので 私は眺めているだけでよかった。(^;^) あっという間にカマドができ、あっという間にゴハンが出来あがった! 彼等は私の友人でもあり、アウトドアの支障、、、 じゃなかった師匠でもあるのだ。(^;^) |
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団長:「えへへ。 久しぶりに夫婦揃っての共同作業! いつもは全部ぼくがやらされてんねん。」(笑) ミズゴン:「ちょっとぉ〜!そんなことないわよぉ〜。 ミズゴンなんてアダナ付けられて、 知らない人が聞いたら、どんな恐妻かと思うじゃない!」 サエちゃん:「ねぇ、にいにいー。”きょーさい”ってなぁに?」 ミチくん:「えっ?あぁ、おかあさんみたいな人のことを言うらしいよ。」 隊長:「へぇ〜、そうなんだぁ〜!?」(爆) |
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団長は本来、キャンプ道具というものがキライな頑固一徹くんです。 しかしながら、子供が生まれファミリーキャンプをするようになると、キャンプ道具を揃えざるを得ない状況になってしまったようです。(笑) 今では会うたびにキャンプ道具が増えていってるのが笑えます。 少し前までは「オレはいいんだけど、やっぱり子供達の為にねぇ。。。」と言ってたのが、近頃では 「コレ、こないだ買ったんや! 実は前から欲しかってん。。。」とか、「ランタンって、やっぱ、あれば便利かな? どう思う?」と 聞いてくるくらいです!(笑) もうじき、この団長が、雑誌に出てくるようなファミリーキャンプをするようになると思うと、おかしくてたまらない!(爆) しかしながら”AC電源付のオートキャンプ場”に行くことだけは許さんからな! |
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ミズゴン:「ミチくーん、ちょっと味見してくれるぅ〜?」 |
ミチくん:「えっ、今、子供用カマドで忙しいからダメだよぉ〜!」 |
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サエちゃん:「ウインナーおいしいね! 熱いから気をつけてね。」
ミチくん:「おいさんも食べてるぅ? ねぇ、食べてるぅ?」 |
ミズゴン:「お!ごはんの炊き上がりはどうなのよ?見せてごらん!」 団長:「えっ!(ビクッ) いや、あの、それがぁ。。。」 ミチくん:「おとーさん。。。。。」 |
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今日のメニューはカレー! あれ?最近カレーばっか食ってるなぁ。 お願いだから”黄レンジャー”って呼ばないでね。。。 あー、やっぱイイなぁ。。。こういうの。。。 満ち足りた時間が流れる。。。 知らぬ間に僕らも童心に戻っていた。。。 |
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ミチくん:「みんな何してるの!焚き火のまわりでは踊らなきゃ! ほら、こんな風に、ウンぼぼ!ウンぼぼ!」 ミズゴン:「シラぁーーー。。。」 団長:「ミチくん、さむい。。。」 ミチくん:「へっ?(汗)」 |
団長:「ミチよぉ、焚き火ってのはなぁ。。。ぶつぶつぶつ。。。」 ミチくん:「もぅ、はなし長いねん。。。 そりゃ!草とうにゅうーっと。」 団長:「あつ! 何すんねんなぁ? あっつぅ〜。。。」 ミチくん:「あっ!ごめん。 おとんの足やったんかぁ? タキギかと思った。」 |
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団長:「どしたの?サエちゃん!?」 サエちゃん:「にいにいが焚き火に夢中で遊んでくれないの。」 団長:「そっかぁ。仕方ないねぇ。あんな焚き火バカ、ほっとけ!」 隊長:「あんたも焚き火○○じゃなかったっけ?」 |
ミズゴン:「サエちゃん早く寝ましょうよ!おかあさん、もう眠いわぁ。」 団長:「えっ?もう寝るんかいな? オレ、お酒飲んで絶好調ぉー! えへ、えへへ。 このランタンええやろ? えへへ、うぷっ!」 隊長:「お前、やっぱアルチューじゃねえの!?」 |
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夜遅くまで、団長と座りこみ、焚き火を眺めてた。。。 言葉なんかいらない。。。 翌朝、カヌーを漕いで、仕掛けておいたハエナワを上げに行く。 朝食も、あっという間に”じゃけぇ団”が作り上げてしまった。 雨が降りだした。。。 この日は一日中、雨が降ったり止んだりのお天気でした。 ミズゴンが雨女らしい。。。 「こんなスクリーンテントがあれば雨・日差し・蚊をよけられるし テントになるし、下が地ベタってのもいいねぇ。」 私の予想では、彼等は次にタープかイスを買い揃えるであろう。(笑) |
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団長:「どうや?ミチ。 おとうさんの作った朝飯、ウマイやろ?」 ミチくん:「うん。おいしいね。 お・か・あ・さ・んが作ったこの朝飯。」 団長:「ぶふッ! ゴホッ!ゴホ、ゴホッ!」(汗) |
ミズゴン:「ミチくん、しっかり食べて大きくなるのよ。 そして、早くおかあさんを養ってちょうだいね。 サエちゃんはちょとセーブしましょうねぇ。。。」 団長:「お!ミチ。おとうさんも養ってくれよな。たのむぜ!」 隊長:「あっ!ミチくん、おいさんも!たのむ。お願いね!」(笑) |
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サエちゃん:「♪ラン、ランララ、ランランラン。ラン、ランラララン ラン、ラン、ランララ、ランランラン。♪ ♪ララララランランラン!」 (byナウシカバージョン) |
ミチくん:「しっ!今だれかいる!」 サエちゃん:「えっ?それって、”だれかいる”じゃなくて ”何かいる”でしょー!?何がおるんー? にいちゃん!うち、なんも見えへんでぇー?」 ミチくん:「しっ!セツコぉ、静かにせんとお魚逃げてまう! 今日の晩ごはん無くなってもええんか?」 サエちゃん:「いやや!うち、そんなんいややぁ〜!」 (byほたるの墓バージョン) |
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サエちゃん:「じゃぶ、じゃぶ、じゃーぶ! こっちよ、ハクぅー!」 ミチくん:「もぉええっちゅうねん!」 サエちゃん:「そんなこと言うと泣いちゃうぞ!坊、泣いちゃうぞー!」 ミチくん:「勝手に泣け! もーぅ、波紋で見えんやんかぁー! サエちゃん:「ん!ん、んん! ん!ん、んん!」 ミチくん:「なんで”顔無し”やねん!言葉分からんちゅーねん! もーぅ、お前、ゼニーバにしてやろうかぁ!」 サエちゃん:「いやや!うち、そんなんいややぁ〜!」。 ミチくん:「もぉ、ええわ!」 (by千と千尋の神隠しバージョン) |
サエちゃん:「ぴょん、ぴょん、ぴよ〜ん! 見て!ねぇ、見てぇー!」 ミチくん:「もぉ〜!そんなことしたら魚逃げちゃうじゃないか!」 サエちゃん:「まぁそう言うなジーナ、飛べないブタはただの豚だ!」 ミチくん:「そうね。マルコの気の済むまで飛んでらっしゃい! ・・・ってバカ!なんでオレがジーナ役やねん!?」 (by紅の豚バージョン) ひとんちの子供で遊ぶな!って? ハイ、すいません。 てへっ。。。 |
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今日は一日中雨でどうしようかと思ったけど 子供達にはそんなことは関係ないらしい。。。 どんどん川の中へ入っていった。 しまいにはパンツを脱ぎ捨て、オシリを水面に付けて遊び始めた。 子供の方が遊び方を知ってるようだ。 今度、僕らもやってみようか? なぁ、団長! お昼に、ミズゴン特製”ラーメン玉”を食べた後 うぷ・うぷ言いながら、”仁淀川こいのぼり”の会場に立ち寄り、 それから蘇鶴温泉で疲れを癒して帰った。。。 受付が女将さんからカワイイ女子高生に替わっていて驚いた! 帰りも高知道で渋滞に引っ掛かり、眠気との格闘であった。 うーん、次のファミキャンが楽しみだ! どんな道具が増えているのだろうか??? |