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| 06-04-30 海部川(徳島県) |
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今回の川旅は、徳島県海部郡の海部川。
↓ツーレポに載ってない詳細・写真有り↓ 昼前、スタート地に道具一式を置いて、ゴール地に車をデポしに行く。 そこからテクテクと歩いて町営バスの停留所”海南町役場前”へ。 停留所に表示してある時刻表を確認すると、 事前に調べていた時間より少し早い。 「よかった、早く着いて。 自販機でジュースでも買うか。」 ”チャリン、チャリン” ”ピッ!” ”ガタッゴゴン” 「よいしょっと。 ん? アッチィー! なんや? HOTやんけー!」 (ちっきしょー!よく見ろよな!オレ。。。 こないだも同じことしてたぞ!オレ。。。)と自分を戒める。 間違ってもまわりの人達にはそのことを悟られないように缶を握り締め 平静を装い、サッサと袋にしまい込む。 「あぁ、調子狂うなぁ。。。」と、うなだれているとバスが来た。 |
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颯爽とバスに飛び込むと老人で一杯だ! 後方の空いている席に座る。 ”次は○○” ブーン。 ・・・ ”次は△△” ブーン。 (アレ?なんか方向が違う。 バス間違えたかも?) 隊長:「あのぉ〜、このバス、轟の滝へ行きますぅ?」 運転手:「えっ!イヤ、それは違うバスやで。 それやったら町営バスに乗らないかん。」 隊長:「あっ、じゃあココで降ります。」 運転手:「110円でええわ。」 隊長:「どうもすみません。。。(汗)」 バス:「プシュー!」 ちきしょー!なにがプシューじゃ。こっちがプシューじゃ! そういや路線が3つあるって書いてたなぁ。 凡ミスやぁ。。。 調べておいた時間で合ってたんやぁ。 へこむわぁ。。。 今から走って戻っても、もう間に合わん。 かといって次の便まで待ってられへんしー。 うーーーん??? |
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しゃーない。 タクシー使おう! 足取り重くタクシー会社へ。。。 運良く1台ゲットし、スタート地へ向かう。 タクシーの中では、川について会話が弾んだ! ・昔の海部川はこんなに浅くはなかった。 泳ぎの達者なヤツでも底まで行けんような淵があったんやけ! 今はもうホンマゆるいゆるい。 この川には堰堤っちゅうのが何ヶ所かあってなぁ、そこに砂がどんどんたまるんよ。それで全体的に川に深さが無くなるわけよ。 それで増水して水が土手から溢れ出したら、お上はどうする思う? 横の土手を高くしていきよんねん。 違うんじゃて。 そんなことせんと貯まり過ぎたバラス(砂利)を取り除いたらええことやねん。 昔はしよったんやでぇ。 大元の要因に手をつけんで、そんなことばっかしよる。 ホンマ、お上のする事っちゃ、ワシには分からんわぁ。 ・昔は、ちょっと雨が降ったり降らなかったりしたぐらいでは水量も変わらんかった。とうとうと流れとった。 けど今は、ちょっと降ったら増水して濁る。降らんかったら水は少ないし。 山のザツ(雑木林)を切りすぎたからや。 ・昔は海から、アユが集団で真っ黒いかたまりになって上がってきよった。 こんな大きなアユも、ようけおったんやけ。ホンマに。 というような話でした。 何事もやりすぎる(度をこす)からイカンのやないかなぁ。。。 川の全盛期を見ているおじさんと、それを見たことのない私の関係は ため池の全盛期を見ている私と、ブラックバスとブルーギルしかいない池しか見ていない若者の関係と同じだ。 私も、おじさんのように嘆くことしかできないのか。。。 |
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スタート地で船を組み立て、出発前に一服する。
絶対変なヤツやで!変なヤツやでぇー!」。ん? 水路に目をやると小魚が群れている。 そーっと近づくと、私のちょっとした動きに反応して群れが動く。 かといって、見えなくなるくらい逃げたりはしない。 「ニヤリッ!」(イイこと思いついた!) 不適な笑みを浮かべた次の瞬間 小魚の群れめがけてダーイブッ!ダ・ダ・ダーイブッ! よくハードロックバンドのビデオクリップであるやろ? ライブ中に観客に向かってダイブする場面が。アレ、アレ。 アレを小魚相手にやってみた! さっきと違って完璧に(見えなくなるまで)逃げてった!(笑) アレ? ふと我に帰り、キョロキョロ見まわす。 「やべ、今の、道路から誰かに見られてたらどうしよう? |
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いよいよ水路から出発!無事に本流に乗り、優雅に流れる。 何年か前に、初めて海部川を漕いだ時 「水がプールの水のようにキレイだ!青透明だ!」という印象を受けた。 今日の海部川は、先日の雨の影響で多少濁りは入っているものの それでもキレイだ! 夏に泳ぐにはサイコー!な川だと思う。 しばらくすると若松の堰堤が現われた。 右岸からポーテージ。 ここは、水の流れも緩やかで、足場も良く なんということもなく越えることができた。 若松大橋をくぐり抜け、ほとんど漕がずに のんびり、のんびり、と流れる。 |
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この辺りには、気持ちの良い河原があった。 船をつけて休む。 両足を思いっきり放りだし、座り込む いい眺めだ。 胸がスーッとする。 焚き火の炎を見ていて飽きないように 川のゆらめきも、見ていて飽きない。 さて、再びのんびりと漕ぎ下る。 中野を過ぎた辺りで、岩や竹の障害物が現われた。 隠れ岩が「オイ、オーイ!オレここにいるんだぜ!」と船底を小突き、 水面まで覆いかぶさった竹が 「オイ、オイ、オーイ!ココ通る時はオレに挨拶していかんかーい!」 と顔面をパシパシしていく! 笹の葉たっぷりの若い青竹ならまだしも 茶色に枯れ、葉も落ちきったような竹達がオレをシバいてゆく。 |
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狭い通路のような流れなので、逃げようがない。 なすがまま、シバかれるがままだ。 ようやく、シバキのアーチを抜けかかった時、 最後に竹の親分がオレの帽子をスコーン!と後ろへ放り投げた! あっ!オレの帽子! 親友にもらった大切な帽子! 屋外に出かける時はいつもかぶっていく帽子!ぼうしぃー! 急いで振り返り、辺りを見まわす。 (リングの上からエイドリアンを探すロッキーのように・・・) 「あった! よし、そのまま。 沈むなよ! 沈むなよ!」 (帽子は水面下5センチくらいの所をグルグル回りながら流されている) ヒッシに船を近づけ、すくい取った! 「やったぁー! エイドリアァァァ〜ン!」 |
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そういや今日に限ってクリップを付けてなかった。。。 「今日はなんだか調子が狂ってるなぁ〜。。。はぁ。。。」 その後、丁度面白い程度の瀬を、うはうは言いながら越えると ゆったりとした流れになる。 漕がなくとも気持ち良く流れてくれるので、足を組んでくつろぐ。 ・・・腕も組んでみる。・・・ついでに頭をグルングルン回転させてみる。 なんか”おっさんサラリーマン”みたいになったので、正しく座り直す。 やがて、大井の堰に辿り着いた。 「デカイ堰堤やなぁ〜!」という印象に比例して ポーテージもキツかった!左岸からポーテージしました。 その後、大井大橋をくぐり抜けた辺りから イヤラシイ個所がポツポツ現われ始めた。 |
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ものすごい音がしているので、船を早めに右岸に付け、歩いて見に行く。 「うーん・・・、こんな白泡の下に何があるか分からんような所はパス!パス!」 しかし・・・、右岸の河原からポーテージするいうても、この”どっさりテトラ”の山をファルト担いで越えるなんてとんでもない! 草むらの方へ大きく迂回したら、めちゃめちゃ歩かないかんぞ!オレにそんな体力と根性はない。。。 「これ、ど真ん中突っ込むしかないんかぁ? あ〜、そんなのこわい!こわい! うわぁ〜、ホンマ、どないしょ〜・・・。」 近年の川下りの中でマレにみるアセリ。。。ホンマに困ったな〜、と途方に暮れ、何気なく辺りを見まわす。 「あっ!」(←マンガでよく、何かひらめいた時に頭の上に電球の絵を書くやろ?あの状態) 「あんな所に階段があるやんけ! あれ登ったら楽にポーテージできそうやな!」(上の左の写真の左奥の白い階段) 良かったぁ〜。困った時は周りを見まわしてみるもんやなぁ〜。。。 早速、船に乗りこみ階段に近づく。船先を上流に向けた状態で、階段の上流側からコンクリ土手にしがみつきながら徐々に階段に近づこうとした。 がしかし、写真の手前側(河原側)は浅く、奥の土手側は深く水心になっている。 ゆえに水の流れで船先が川の方へ押し流される。 人力で修正しようとするが、水の圧力の方が上手。 船が川に向かって横になり始めた為、土手から手を離し、向きを修正しようとした。 その瞬間、あっという間に流されて階段を通りすぎて行った。 「ヤ、ヤバイ!」 このまま流されると、船が後ろ向きになった状態であの白泡の中に突入することになる! 「イヤだぁ〜!そんなのぜったいにイヤだぁー!」 一瞬、変な汗をかき、顔がまるこちゃん状態になった後、上流に向かってフォワードストローク全開! こんな顔見られたら恥ずかしいなぁ、というくらいのアセリとヒッシの形相で上流を目指す! 少しづつではあるが、水流に打ち勝ち上流へ向かう。 「もう二度と失敗できないぞ!」 船先を上流に向けた状態で、今度は土手を掴まずに、船をまっすぐな状態に保ったまま、流れに乗せて階段の横まで流される。 そして階段の横に来た瞬間、パッ!と階段に飛び移り、間髪入れずに船を掴み、引っ張り上げた。 「ふぅぅぅ〜。助かったぁ〜! やれやれ。。。」である。 |
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この後、吉野橋をくぐり抜けて少し行った芝の辺りに 気持ちの良い河原がありました。 両岸が広い河原。しかも人工物が一切見えない! もう、最高! 気持ちの良い流れに乗り、清流橋を越えると 新海部川橋の手前で、支流の母川の流れ込みと合流。 母川には大ウナギの生息地があるのだそうだ。 新海部川橋のたもとに”イーランド”という大ウナギ水族館があります。 新海部川橋を越え、最後は海部川橋。 この橋の下にはコンクリのデコボコが有り、水量によっては擦りそうだ。 一番右岸寄りのルートが擦らずに行けました。狭いけど。。。 |
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”河口に来た時のお約束”をする。 「ペロペロ。ん? もう一度ペロペロ。 しょっぱくない!」 すぐそこは太平洋。 ここで海部川カヌーツーリングは終了ー! 親水護岸のスロープで、しばし船を乾かした後、撤収作業に入る。 そんな折り、護岸の原っぱに一人のライダーが現われた。 片付けをしながら様子を伺っていると どうやら一人で来て、ココで泊まろうとしているようだ。 よし、あとでちょっと話しかけてみよう! もし一人で泊まるようなら 今日のスタート地点がキャンプ地に良さそうだったから誘ってみよう1 そう思って撤収作業を急いでいたら、一人の老人が現われた。 そして、ポリタンクに川の水を汲み始めた。 「その水、何に使うんだろう?」と思って見ていると、目が合った。 |
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「こんちは!」と挨拶したら、老人の方も私のことが気になっていたらしく、いろいろと質問された。 そう、”お決まりの質問コース”です。(笑) 「これはカヌーか?」→「折り畳めるのか?」→「いくらするんじゃ?」→「学生か?」→(年齢発覚)→「結婚は?」→(私生活発覚)→「お説教」 とまぁ、だいたいこんな感じ。(^;^) このコースの後に、それぞれ、その人の個性的な話が始まります。 この老人が話してくれた内容は、だいたい以下の通り。 ・老人は昔、海軍で暗号通信兵をしていた。(なるほど、確かに70代の老人には見えないくらいシャキ!っとしていた。) ゲンシ・バクダンという暗号がきたので理解に困っていたら戦争終結で、そういう意味だったのかと知る。 自分の暗号解読次第で、部隊の動きが決まる。もし、自分の解読が間違っていたら、、、という葛藤があったが、躊躇してはならなかった。 訓練中の罰則(集団責任)は過酷なものだった。軍隊のことを知らない人はどうのこうの言うが、人間の持っている能力を引き出す良い面もあった。 敗戦の大きな理由は”暗号作戦”の失敗だったのではないか? 暗号カードは、ひとつの作戦が終われば廃却・埋没される。 日本軍が、米軍の暗号部材をツルハシで掘り返すのに対し、米軍はユンボで掘り返す!そりゃあ効率が違う。 恐らく、廃却しきれていない暗号部材の切れ端を見つけ出され、そこから解読され敗戦につながったのではないか? ・今の、大人と若者(親子)の関係について。 今の大人は”言わなければならないところ(要所)で何も言わず、言わなくてよいところでギャーギャー言ってる” それで子供達が萎縮してしまっているのでは? 大人(親)が何も言わない、というのもあるのだろうが。。。 君達若者は、ホントは、だれかに怒って欲しいのとちゃう? 自分を怒ってくれる人が欲しいんとちゃうん? なぁ? 隊長:「う〜ん、確かに。。。あなたのようにバシ!っと言ってくれる人は必要だろう。 ただ、今、大衆の面前で私を叱りつけるのだけは勘弁ね!笑」 たしかに今、教員は生徒の頭をポカリとすることさえ許されない世の中だ。 しかしあれも、ごくごく一部のバカな教員が、度を越したことをしてしまったから、あんな風になっていったのだろう。 大半の生徒は”要所、々”で、適切にポカリされるのなら納得し、大半の親も”適切に叱ってくれる”のなら多少のポカリは納得するんじゃないかな? 私は、同じ暴力でも、”叱りつける(しつける)暴力”と”体罰という暴力”は全然違うと思う。。。 たしかに、行き過ぎた暴力は良くないと思う。 が、今の風潮は、例え教員が適切に叱る上で殴ったとしても、体罰だ!と騒ぎ立てるのではないか? どんどん意味が履き違いられ、どんどんズレた方向へ進み、どんどんバカな決まりが創られていく。。。 何ごとも”適材適所”で度をこしてはならないのだ! ・ここ海部町は、元ボクシングチャンピオン”川島郭志(かわしまひろし)”の故郷なんだよ。 小さい頃は海部川沿いをランニングしたり、オヤジさんとトレーニングしてたらしいよ。 巨人の星みたいに。(^;^) |
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私は、幼い頃におじいさんを亡くしたので、 その老人の話に目をウルわせて聞き入ってしまった。。。 そして、1時間くらい話し込んだ後、老人は立ち去った。 かたづけを終え、ふと川を見ると、白いものがキラキラ光っている。 まるでバターナイフのナイフの部分が水中でひらめいているように。。。 若アユの遡上だ! あー、長い間、話し込んじゃったなぁ。。。 さて、先程のライダーは?っと。。。 アリャ!もうテント張っちゃってるよ!イイ場所教えようと思ったのにぃ。 ライダーに近いて挨拶。 少し話した後、一緒にキャンプさせてもらう。 ノリさん:「橋のたもとのスーパーに買出しに行こう」 隊長:「じゃあ、私の車で一緒に!」 ノリさん:「そんな、近いんやから歩いて行こう!歩いて!(^;^)」 昨今、ちょっとした距離でも車を使い、他人もそんな感じなのであろう と思っていたので、ノリさんのこの一言は衝撃であり、嬉しかった! あっという間に夜が更ける。。。 |
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![]() ノリさん:「ダメじゃないか! 日本人はごはん食べなきゃ! オレはいつもごはんやぞ!ごはんだけはちゃんと炊くねん。」 隊長:「へぇ〜、すごいなぁ。オレはごはん炊いたことないわ。てへへ。 えっ!そしたら朝もごはん炊くんや!?」 ノリさん:「へ? あぁ、朝はパンやけどな。。。」 隊長:(ドテッ!) |
![]() 暗くて見えにくいが、解説しよう! マイケルジャクソンの「ポォーッ! ポゥ、 ポォーーーッ!」のポーズ をしているのであります。(^;^) |
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ノリさんは面白い人やったなぁ〜。 ヘラブナを釣りに、ダム湖などを巡っているそうだ。 竿ケースを肩に担いでオフロードバイクで走ってるやつは そうはいないね。 しかもヘラブナ釣りだぜ! しぶぅ〜、いぶし銀ライダーだな。。。 また、バイクで日本一周を成し遂げる。 林道マニアなので、普通の道では飽き足らず、 すぐに寄り道ならぬ”寄り林道”してしまうそうだ。(笑) こってこての大阪弁をしゃべる。 ノリさんとは、話していくうちに 良く似た考え方を持っていることが分かり こってこての大阪弁が気にならないくらい楽しかった!(笑) ただ、写真はもっと普通に写ろうね。(爆) |
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![]() 海部川と野根川の中間地点にある道の駅”宍喰温泉” |
次の日、夜明けと伴に目が覚めた私は 朝寝坊のノリさんをおいて、この地を発った。 後日ノリさんから連絡があった。 「隊長においしい朝食を作ってあげようと早起きしたら もういなかったのでビックリして二度寝した!」とのこと。 おいおい! |
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![]() 小川〜荒瀬の間の景色その1 |
以上が海部川ツーリングの楽しい一日の模様。 ここからは前々日に下見に来た時の話。 川旅の初日、昼過ぎに海部町についた。 河口に車を置き、折りたたみ自転車で上流へ探索にでかける。 大ウナギ水族館”イーランド”は、残念ながら閉まってた。 この川の支流”母川”には大ウナギの生息地がある。 「そこでウナギを釣っていたら怒られるのだろうか?」 などと考えながら上流へ進む。 前日の雨で増水している。 流れも速い。 普段、瀬になっているところも押しつぶされている感じだ。 桑原の辺りまで来たら、工事をしていた。 しかも通行できるのは1時間に10分間だけ。 時計を見ると、あと30分くらい待たねばならない。 交通整理のおいさんと、 単車で通りかかったおばあさんと世間話。 地元の方言があるのか、3割くらい聞き取れなかった。 |
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![]() 小川〜荒瀬の間の景色その2 |
私が、上流の方にある滝まで行くつもりだ!と言うと 「そうかー、滝まで行くんか? 自転車で!? 若いうちでないとできんのー!はっはっはー!」と笑ってた。 (あのぉ・・・、もうそんなに若くないんですけどぉ・・・。) ようやく通行できる時間になり、待っていた車が全部出た後に出発する。 交通整理のおいさんの無線のやりとり。 おいさん:「えー、最後、自転車。 どうぞー。」 相手:「え?最後何ですか? どうぞー」 おいさん:「最後は自転車です。 どうぞー」 相手:「え?自転車? もう一度お願いします。 どうぞー」 おいさん:「だから最後は、じ・て・ん・しゃ! どうぞー!」 こんな山道を自転車で通る人はいないのだろうか? 開通時間は10分間だ。急いでこぎきらねば!シャカ!シャカ!シャカ! 工事区間の出口まで来ると、交通整理員の半笑いの声が聞こえた。 整理員:「ハイー。 最後、自転車通過ー!」 小川の辺りから上はゴツゴツした石が目立ち始めた。 ファルトでギリだな。 しかもそれなりの瀬があるじゃないか! (ちょっとビビる) |
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![]() 皆ノ瀬の急カーブの瀬を上流へ行った辺り |
皆ノ瀬の、急カーブの瀬の上流側に出発点にできそうな場所があった。 私的には、ここから下り始めるのが上流限界かも? というのも、ここから上は、ファルトで下るには「ちょっとぉ。。。」 と思うような感じだったからです。 ![]() 皆ノ瀬の急カーブの瀬を上流へ、小さな橋を渡って行った辺り |
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さらに上流へ進むと、いたる所から滝が流れ落ちていた。
こんな道端に、ええ感じの滝が。。。 風情やねぇ。。。 試しにちょっと飲んでみた。 「うん。ウマイ!」 昔の人もここでノドを潤したんだろうなぁ。。。 昔からあるものが今も残り 昔の人と同じように接することができる、ということに感動! ![]() |
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さらに上流へ進むと、下の写真のような場所が現われる。 私的には、もうとんでもない! (坂本商店よりは下流側にある) |
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さらに上流へ。 樫谷の手前で、ほうきが立てかけられていた。 こんな山奥の、こんな場所に、ポツンと。。。 ガードレールの下は谷底だぞ。 いったい誰が。。。? 何のために。。。??? 「あっ、そうか! キキがこの辺で住んでるのか? でも、ジジを見なかったなぁ。。。サルはおったけど。。。」(byジブリ) 私も大人なので、さすがに。 ハリーポッターみたいに手をかざして念じてみようとは思わなかった。 さらに上流へ。坂本商店を越えて1kmほど行くと、橋の手前で分岐点。 轟の滝方面へ進む。この辺りはもう渓谷ですね。 |
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![]() 轟キャンプ場付近の流れ。 |
轟の滝キャンプ場があったが、シーズンオフで閉まっていた。 さらに上流へ。 ようやく、轟の滝に着いた。 平日の夕方前だったので誰もいない。 そこらじゅうから「ザァーーー」っという水の音が聞こえる。 「さぁて、どれが轟の滝やぁ?どれどれ。」 と案内板に目をやり、ブッとんだ! 轟の滝というのは、いくつもある滝のひとつで それぞれの滝を見るには、さらに長い階段を上へ登っていかないと いけないのだ。 まさにギャフン!である。 今のオレには、もうそんな体力は残っていないぞ。。。 しかも全部見ていたら帰りのバスに乗り遅れちゃうじゃないか! 「チキショー、轟の滝 ! チキショー、長い階段!」 |
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しかたなくバス亭でジュースをガブ飲みし、バスを待つ。 ←バス亭には、この近所の人達の新聞受けがあった。 まだ2件の方が新聞を取りに来ていない。 観光地だから、心無い人に取られたりしないのかな? こういうのを見ると田舎の”のどかさ”を感じる。 そろそろ辺りが暗くなってきた。 「バス、来るやろなぁ? ていうか来てもらわんと困る」 だんだん不安になる。 「トットロ、トットぉロー! ちゃん。ちゃん。 トットロ、トットぉロー!」 待ちぼうけは暇なので、歌を歌う。 さらに暗くなる。。。 「トトロが出るくらいならええけど、変なもん出んとってくれよ!」 ちょっと寒くなってきたので、貧乏ゆすり。 |
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ようやくバスがやってきた。 隊長:「あ、すみません。 自転車で下まで帰ってると真っ暗になってしまうので、自転車も載せてもらえませんか?折り畳めるので!」 運転手:「あぁ、分かった。 ちょっと上のバス亭まで行って、またココに戻ってくるから、チョット待っててな。」 隊長:「ハイ!待ちます。待ちます。 もう、いくらでも待ちます!」(あー、良かったぁ!) それからしばらく経ち、辺りはますます暗くなる。 かなり寒くなってきた! 「うぅ〜寒い!頼む、早く戻って来てくれ!」 夕焼けを過ぎ、真っ暗になる寸前、まわりの木々が不気味に見えてきた。 「あー、いかん。いかん。変なもん見ないよーに!」 更に時間が経つが、バスは戻ってこない。 「アレェ?もしかしてオレ、忘れられてたらどうしよう!そんなん最悪や! 絶対戻って来いよ!オッサン! 戻ってこんかったらブッ殺すぞ!」 と立ち上がった瞬間、、、戻って来た。 私が自転車を邪魔にならないように後方へ持っていこうとしたら、「この時間はもう乗ってくる人いないから、そこに置いとけばいいよ。」と言うので 運転手の後の席に座り、いろいろ話した。 内容は、だいたい以下のとおり。 ・昔はアユが淵で黒いかたまりになってグルグル回ってたのを、よく突いたもんだ。 欲を出して、できるだけ大きいヤツを突こうと選んでたら、そのうちに行ってしもうたりしてなぁ。(笑) ・今はもう、天然のアユは全然やぁ。 養殖のアユを放ってるが、さぁ、昨日の雨でどこまで居着くかなぁ? 去年は、何万円か払って年券買ったんよ。 で、行ってみたら全然おらんのや。 それから行く気がしなくなり、全然行ってない。 券を買ったはいいが、1回しか使わずに終わった。 ほんま、アホらしい話やで! ・だいたいみんな、アユの解禁前日になると、歩いて川の様子を見に行くわけよ。それで「あ!あそこに居着いとる!」というのを調べておいて 解禁したらそこへ向かうわけよ。 でもなぁ、昨日あんだけたくさんおった魚が明くる日には1匹もおらんようになってる、ってことがあるんよ。 いったい何か?というと、解禁前夜に網をかけるヤツがおるんや! ごっそり取っていく悪いヤツがおるんや! ・母川には大きなウナギがおるので有名やけど、あそこにはこんな言い伝えがあるんや。 昔、弘法大師があの川の近くで住民に水を飲ませてもらったらしい。 それでお礼に「この川の水だけは、何があっても絶えないように」と念じてくれたらしい。 そのせいか、今まで干上がったことは一度も無いんや。ほんまに。 まわりの川が干上がったことはあっても、あそこだけは干上がらんかったんや! 不思議なこともあるもんやなぁ。。。(^;^) その運転手さんも、私に”昔はすごかったでぇ話”をしてくれて、 ちゃんと飲食店寄りの場所で降ろしてくれました。 こうして、下見だけの一日が終わった。。。 |
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