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今回の川旅は、高知県東洋町の野根川。
徳島県との県境に位置する為
上流域は徳島県。中・下流域は高知県となる。
↓野根川の詳細はこちら↓
朝早く、野根キャンプ場へ着いた。
そこから上流へ向けてチャリンコを走らせる。
っと、その途中、わたしの興味をそそる”吊り橋”発見!
私は高所恐怖症なので、こんなものに近寄るなんてもってのほか!
なのだが、赤い吊り橋の可愛さに惹かれ、歩み出してみる。。。
1、2、、、3歩踏み出したところで腰が引けてきた。
万全を期して進む為(単にコワイだけ:笑)
両方の手すりをつかんで進もうとしたその時! |
真砂瀬の辺りの景色ーその1
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”びよよ〜んの、ぼよよ〜ん”
「うわぁ!グスグスやんけー!
こういうのって、もっとピンと張っとかなアカンのちゃーうん!?
なぁ、アカンのちゃーうんんんー!」
よろけながら、もっと腰が沈む。(笑)
そのままの態勢であとずさり。あとずさり。。。
一応、誰にも見られてないか確認した後
「今日はこのくらいにしといてやるわ!」と吐き捨て
何事もなかったかのように颯爽とチャリンコにまたがる。
「よし!初めて3歩進んだぞ!新記録や!」と
ちっぽけな達成感を胸に上流へと向かった。
真砂瀬のバス停を越えて、
下れそうな区間はないものか? 川へ降りる道はないものか?と
昇り坂をひたすら登る。
ある程度まで行って見たが、川の中に岩がゴロゴロしていて
これを交わしながら漕ぐのは大変に思えてきた。
ポリ艇ならともかく、大きなファルトでは少しキツそうな感じだ。
たとえ漕げそうな区間だったとしても、川へ降りるには |
真砂瀬の辺りの景色ーその2
スタート地へ戻る途中、ひとさし指大のミミズ発見!→
なんや?ここはジュラシックパークかぁ?
ガングロに日焼けしようとコンクリートジャングルに躍り出たはイイが
ついウトウト寝てしまい、そのまま逝ってしまったようだ。
お食事中の方へ:パソコンしながら食事をするのはよしなさい!
どちらかひとつにしなさい!
(なんや、お詫びの文章ちゃうんかい!笑) |
入川道(釣り人が川へ立ち入る為の道)をはるか下の方へ
降りていかねばならない。しかも”マムシ注意!”の看板付き。
川と道の間に、かなりの高低差があった。
という訳で船津より上へは行かず、野根キャンプ場へ戻ることにした。
今日はここから出発だ。カヌー道具一式を河原へ放置し
車でゴール地(野根大橋のたもと)へ向かう。
ゴール地に車をデポした後
今度は折り畳み自転車で、またスタート地点に戻る。
野根川については情報が少ないので
ひとつひとつ確認(下見)しながら戻る。
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今回も堰堤がいくつか有り、漕ぐ距離も短いので
キャンプ道具は積まずにセッティング。
「あー、久しぶりに組み立てるとしんどいな」
2日前に雨が降ったので増水したが、
今日あたりから少しづつ元に戻り始めたようでした。
だから、少しだけ濁りが入っています。
この川の一番ベストな状態を見てみたかったなぁ。
でもまぁコーヒー色じゃないので良しとしよう!
普段はもっとキレイなんだろうなぁ。。。
静かな河原から、スゥーッと出発!
浅い瀬に、時折、船底をゴツゴツいわせながら進む。 |
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スタートして間もなく、大きな瀬音が聞えてくる。
注意深く近寄ると堰堤だった。
道路からは見えない(見えにくい?)所にあるので
下見でノーチェックだった。 あぶねぇ、あぶねぇ。(汗)
右岸側をポーテージ。
写真右側の階段状魚道に船を流し、
自分はその横のコンクリスロープを下る。
こういう堰堤ばっかだとポーテージしやすいんだけどねぇ。。。
堰堤をやり過ごし、また石ころだらけの浅瀬を行く。
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今回この川を初めて漕いでみて思ったが。
全体的に野根川の水量は浅く、石がゴロゴロしている。
ゆえに、ファルトでのルート取りには神経を使った。
といっても、私の場合、船底に石をゴンゴンぶつけながら
ひっかかりながらでも進むんだけどね。リジッド艇みたいに。(笑)
おかげで、船底はボロボロさ。
そんな使われ方をしている為、最近ではこの船のことを
”ハードボイルド1号”と呼んでいる。
みんなも今度私の船に遭遇したら
「おまえさん、なかなかやるじゃねぇか!一杯どうだい?」
と声をかけてあげて下さい。(^;^)
だけど、ツーリングに支障が出るほど浸水したりはしないものなんだ。
そりゃあ使用後はちゃんとガムテープで補修しますよ。
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沈下橋を過ぎた辺り(黒瀬)に、気持ちの良い河原があった。
道路からは川をはさんで反対側なので船でないと行けないのかな?
それからまた少し行くと、堰堤が立て続けに現われた。
堰堤(上流側)も、堰堤(下流側)も、どちらも左側をポーテージした。
←調子こいて写真を撮ってたら、この後、船が流されそうになった。
その時、ハッ!と思った。 流されるというよりも
船が、あまりに過酷な条件下で、粗末に扱われたので、
怒って私から逃げるみたいだったのだ。
そして私は思った。
「ごめんよ、ハードボイルド1号。君は僕の大切な相棒。
次からは優しく扱うからね。。。」
なんだか、恋人に逃げられそうになった男みたいだな。(汗) |
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立て続けの堰堤を過ぎると、すぐに川幅の狭い瀬が現われる。
水に勢いがあるので、勢いよく横のテトラに突き刺さると嫌なので
回避した。
その後、間もなく、3級の瀬が現われる。ルートが狭いので
これも回避。
それからも、まだまだ川幅の狭いルートが続く。
気持ち良さそうな流れではあるが、
狭い上に横にはテトラ群。急カーブには石積み。
と、ひとつ操船を誤れば苦労しそうだったので回避した。
「あー、それにしても忙しい川だ!」(笑)
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←最後に現われる鴨田橋上流の堰堤。
これは右岸からポーテージした。
どの堰堤も、やり過ごしやすかった。
ここより下流は障害らしい障害もなく、比較的安心して下れた。
あとはのんびりと流れるだけ。。。
押野橋をくぐりぬけ、さらにのんびりと流れる。
そのうち野根大橋の手前の橋が見えてきた。
「もうゴールかぁ。。。」
この橋の下付近は、川と岸の間に高低差があるので上がれない。
野根大橋の下に、なんとか上がれる場所があったので、そこで上陸。
野根川カヌーツーリング終了ー! |
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野根川周辺は本当に静かです。
人もあまり見かけず、その分出会いもなかった。。。
しかし、どんな静かな田舎でも、山奥でも、
必ずと言っていいほど出会うものがある。 それは、ダンプカー。
こんな細い林道をなんで通るねん?と思ったら山奥で工事してる。。。
野根大橋を越えると太平洋。
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←橋の下で暮らすテレビくん一家のお茶の間。
(手前左から母、父、兄、妹。真ん中はビデオ)
母:「こんなビデオデッキ拾って来てどうすんのよ!
うちではビデオなんか飼えないって、いつも言ってるでしょ!」
妹:「だって、お兄ちゃんがぁ。。。」
兄:「こんなにうすっぺらいのに、かわいそうだよ。うちで飼おうよ!」
母:「ちょっとお父さん、なんとか言ってやってちょうだいな!」
父:「。。。。。 うちには、、、コンセントがないんだよ。。。」
一同:「・・・・・・・・・・。」 |
野根キャンプ場へチャリンコを取りに戻る。
静かで小さな河原が気に入ったので、今日はここでキャンプ。
だれもいない。だれも見えない。自分一人。自由だ!
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今日もカレー。食パンをナンのかわりにして食らう。
カレーのレトルトを沸かした湯で、パック酒をお燗してみた。
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うん?なんだコリャ? なんの足跡じゃあ? もののけの気配。。。
たぶん、イノシシかな? なら大丈夫! オレ、いのしし年だから。
でも、これを見た途端、
どこかでイノシシに見られてるような気がしてきた!(笑)
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食事を終え、河原に大の字で寝そべり、天を仰ぎ見る。
月が出ている。 いい景色だ!
花鳥風月。 全部揃ってるじゃないか!
気持ち良くなり、そのままウトウトする。 充実した一日だった。。。
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