04-04-29 野根川(高知県)

今回の川旅は、高知県東洋町の野根川。
徳島県との県境に位置する為
上流域は徳島県。中・下流域は高知県となる。

 ↓野根川の詳細はこちら↓

朝早く、野根キャンプ場へ着いた。
そこから上流へ向けてチャリンコを走らせる。

 っと、その途中、わたしの興味をそそる”吊り橋”発見!
私は高所恐怖症なので、こんなものに近寄るなんてもってのほか!
なのだが、赤い吊り橋の可愛さに惹かれ、歩み出してみる。。。
1、2、、、3歩踏み出したところで腰が引けてきた。
万全を期して進む為(単にコワイだけ:笑)
両方の手すりをつかんで進もうとしたその時!

真砂瀬の辺りの景色ーその1
”びよよ〜んの、ぼよよ〜ん”
「うわぁ!グスグスやんけー!
 こういうのって、もっとピンと張っとかなアカンのちゃーうん!?
 なぁ、アカンのちゃーうんんんー!」
よろけながら、もっと腰が沈む。(笑)
そのままの態勢であとずさり。あとずさり。。。

一応、誰にも見られてないか確認した後
「今日はこのくらいにしといてやるわ!」と吐き捨て
何事もなかったかのように颯爽とチャリンコにまたがる。

「よし!初めて3歩進んだぞ!新記録や!」と
ちっぽけな達成感を胸に上流へと向かった。

真砂瀬のバス停を越えて、
下れそうな区間はないものか? 川へ降りる道はないものか?と
昇り坂をひたすら登る。

ある程度まで行って見たが、川の中に岩がゴロゴロしていて
これを交わしながら漕ぐのは大変に思えてきた。
ポリ艇ならともかく、大きなファルトでは少しキツそうな感じだ。
たとえ漕げそうな区間だったとしても、川へ降りるには

真砂瀬の辺りの景色ーその2

スタート地へ戻る途中、ひとさし指大のミミズ発見!→
なんや?ここはジュラシックパークかぁ?
ガングロに日焼けしようとコンクリートジャングルに躍り出たはイイが
ついウトウト寝てしまい、そのまま逝ってしまったようだ。
お食事中の方へ:パソコンしながら食事をするのはよしなさい!
どちらかひとつにしなさい!
(なんや、お詫びの文章ちゃうんかい!笑)
入川道(釣り人が川へ立ち入る為の道)をはるか下の方へ
降りていかねばならない。しかも”マムシ注意!”の看板付き。
川と道の間に、かなりの高低差があった。

という訳で船津より上へは行かず、野根キャンプ場へ戻ることにした。
 今日はここから出発だ。カヌー道具一式を河原へ放置し
車でゴール地(野根大橋のたもと)へ向かう。

ゴール地に車をデポした後
今度は折り畳み自転車で、またスタート地点に戻る。

野根川については情報が少ないので
ひとつひとつ確認(下見)しながら戻る。

今回も堰堤がいくつか有り、漕ぐ距離も短いので
キャンプ道具は積まずにセッティング。

「あー、久しぶりに組み立てるとしんどいな」

2日前に雨が降ったので増水したが、
今日あたりから少しづつ元に戻り始めたようでした。
だから、少しだけ濁りが入っています。
この川の一番ベストな状態を見てみたかったなぁ。
でもまぁコーヒー色じゃないので良しとしよう!
普段はもっとキレイなんだろうなぁ。。。

静かな河原から、スゥーッと出発!
浅い瀬に、時折、船底をゴツゴツいわせながら進む。
スタートして間もなく、大きな瀬音が聞えてくる。
注意深く近寄ると堰堤だった。

道路からは見えない(見えにくい?)所にあるので
下見でノーチェックだった。 あぶねぇ、あぶねぇ。(汗)

右岸側をポーテージ。
写真右側の階段状魚道に船を流し、
自分はその横のコンクリスロープを下る。
こういう堰堤ばっかだとポーテージしやすいんだけどねぇ。。。


堰堤をやり過ごし、また石ころだらけの浅瀬を行く。
今回この川を初めて漕いでみて思ったが。
全体的に野根川の水量は浅く、石がゴロゴロしている。
ゆえに、ファルトでのルート取りには神経を使った。
 といっても、私の場合、船底に石をゴンゴンぶつけながら
ひっかかりながらでも進むんだけどね。リジッド艇みたいに。(笑)
 おかげで、船底はボロボロさ。
そんな使われ方をしている為、最近ではこの船のことを
”ハードボイルド1号”と呼んでいる。
みんなも今度私の船に遭遇したら
「おまえさん、なかなかやるじゃねぇか!一杯どうだい?」
と声をかけてあげて下さい。(^;^)

だけど、ツーリングに支障が出るほど浸水したりはしないものなんだ。
そりゃあ使用後はちゃんとガムテープで補修しますよ。
沈下橋を過ぎた辺り(黒瀬)に、気持ちの良い河原があった。
道路からは川をはさんで反対側なので船でないと行けないのかな?

それからまた少し行くと、堰堤が立て続けに現われた。
堰堤(上流側)も、堰堤(下流側)も、どちらも左側をポーテージした。

←調子こいて写真を撮ってたら、この後、船が流されそうになった。
 その時、ハッ!と思った。 流されるというよりも
 船が、あまりに過酷な条件下で、粗末に扱われたので、
 怒って私から逃げるみたいだったのだ。

そして私は思った。
「ごめんよ、ハードボイルド1号。君は僕の大切な相棒。
 次からは優しく扱うからね。。。」
なんだか、恋人に逃げられそうになった男みたいだな。(汗)
立て続けの堰堤を過ぎると、すぐに川幅の狭い瀬が現われる。
水に勢いがあるので、勢いよく横のテトラに突き刺さると嫌なので
回避した。

その後、間もなく、3級の瀬が現われる。ルートが狭いので
これも回避。

それからも、まだまだ川幅の狭いルートが続く。
気持ち良さそうな流れではあるが、
狭い上に横にはテトラ群。急カーブには石積み。
と、ひとつ操船を誤れば苦労しそうだったので回避した。

「あー、それにしても忙しい川だ!」(笑)
←最後に現われる鴨田橋上流の堰堤。
これは右岸からポーテージした。
どの堰堤も、やり過ごしやすかった。

ここより下流は障害らしい障害もなく、比較的安心して下れた。
あとはのんびりと流れるだけ。。。

押野橋をくぐりぬけ、さらにのんびりと流れる。
そのうち野根大橋の手前の橋が見えてきた。
「もうゴールかぁ。。。」
この橋の下付近は、川と岸の間に高低差があるので上がれない。

野根大橋の下に、なんとか上がれる場所があったので、そこで上陸。
野根川カヌーツーリング終了ー!



野根川周辺は本当に静かです。
人もあまり見かけず、その分出会いもなかった。。。
 しかし、どんな静かな田舎でも、山奥でも、
必ずと言っていいほど出会うものがある。 それは、ダンプカー。
こんな細い林道をなんで通るねん?と思ったら山奥で工事してる。。。


野根大橋を越えると太平洋。
←橋の下で暮らすテレビくん一家のお茶の間。
 (手前左から母、父、兄、妹。真ん中はビデオ)

母:「こんなビデオデッキ拾って来てどうすんのよ!
   うちではビデオなんか飼えないって、いつも言ってるでしょ!」

妹:「だって、お兄ちゃんがぁ。。。」

兄:「こんなにうすっぺらいのに、かわいそうだよ。うちで飼おうよ!」

母:「ちょっとお父さん、なんとか言ってやってちょうだいな!」

父:「。。。。。 うちには、、、コンセントがないんだよ。。。」

一同:「・・・・・・・・・・。」


野根キャンプ場へチャリンコを取りに戻る。
静かで小さな河原が気に入ったので、今日はここでキャンプ。
だれもいない。だれも見えない。自分一人。自由だ!



今日もカレー。食パンをナンのかわりにして食らう。
カレーのレトルトを沸かした湯で、パック酒をお燗してみた。


うん?なんだコリャ? なんの足跡じゃあ? もののけの気配。。。
たぶん、イノシシかな? なら大丈夫! オレ、いのしし年だから。
でも、これを見た途端、
どこかでイノシシに見られてるような気がしてきた!(笑)


食事を終え、河原に大の字で寝そべり、天を仰ぎ見る。
月が出ている。 いい景色だ!
花鳥風月。 全部揃ってるじゃないか!
気持ち良くなり、そのままウトウトする。 充実した一日だった。。。
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ホンマ製作所 ストーブコンロセット







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紙与作(かみよさく) 紙薪つくり器 紙与作







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イスカ(ISUKA) スーパーキャンプマットレス







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スノーピーク(snow peak) インフレータブルマット キャンピング2.0







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モンベル(montbell) U.L.コンフォートシステム エアパッド180







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