03-08-12 江の川(広島県)


鳴瀬堰。


今回の川旅・カヌーツーリングは、広島県の江の川。

  ↓ツーレポに載ってない詳細・写真有り↓


夏休みを利用し、広島じゃけぇ団のバリバリ団長のおうちに遊びに行った。
その時の模様は”その他-03-08-10”をご覧下さい。
その中の一日を使ってカヌーツーリングをすることにした。

はじめは江の川を行ける所まで下ろう!と思っていたが
バリバリ団長に三次市から下見に連れていってもらったところ、
あまりにも良さそうな区間が無かったので
その中でもピックアップが簡単な区間を一日だけ漕ぐことにした。

江の川は、出廷に良さそうな河原が三次市近辺に2、3箇所あるだけです。
仮にそこから出廷しても7キロ下流に堰堤がある。
”鳴瀬の堰”といい、JR三江線ながたに駅付近にあります。

堰堤の下の瀬。


この堰堤は高低差があり、はしっこの魚道のあたりを降りて行けば
越えれないこともないが、チョット厳しそう。
堰の下から少しの間は、岩が点在する区間が続くので
それをかわしながら漕ぐ技術があった方がよい。

堰を超えて”カヌー公園さくぎ”までは
出廷・ピックアップに適した場所がほぼ皆無である。
ゆえにカヌー公園の少し上流側(香淀)のスロープをスタート地とし、
両国橋のたもとのスロープをゴール地にした。
どちらも車で川っぷちまで行けるし、駐車スペースもあります。

両国橋から浜原ダムまでは、ピックアップ地点にできそうなところが
ほとんど無い。

江の川は、浜原ダムまでは、途中にキャンプできそうな河原が少なく
道路から川までは草が生い茂り
石ころの河原があったとしても、ごくわずかのスペースだ。
ですから今度は浜原ダムより下流側を行ってみたいと思う。



今回のツーリングにはバリバリ団長がオトモしてくれました。
まず香淀のスタート地に車2台で行き、私とカヌー道具一式をおろします。
ここで私がファルトを組み立てる間
団長とその嫁がその車2台でゴール地まで行き
そこから二人は1台でまたスタート地まで戻ってくる。

川沿いにはJR三江線(さんこうせん)が走っているから
それを使ってもよかったが、一日3本くらいしかないのでやめた。


お昼前になり、ファルトがほぼ組み上がった頃
車の回送を終えたバリバリ団長が戻ってきた。
カヌーの準備は、ほぼ出来ていたので
昼飯をかき込んだあと、すぐにスタート!

曇り空だからそんなに暑くなくて丁度いいね。と言いながら
団長は久しぶりのカヌーに、嬉しさ半分・不安半分といった様子だ。

出廷場所は、よどみの部分だったので
バリバリ団長は勘をとりもどすかのようにウォーミングアップをしていた。



スタート地にした香淀のスロープ


ファルトに乗った団長に
「今回は荷物を積んでいないから、気楽に沈してもイイからね。」
と声をかける。  しかし、この後、私が沈するハメになった。(笑)

スタートして少し行くと、カヌー公園が見えてきた。
カヌー公園の手前にはチャラ瀬があります。

チャラ瀬に入る前、こちらに向かって団長の嫁と子が手を振るのが見えた。
それを見た私は、カッコ良くその河原へ近づこうとした。
がしかし、目の前に岩があったので
「はて?右側を行こうかな?左側を行こうかな?」と迷う。
迷っている間にも船は岩に引き寄せられる。
「やべぇ!左に行こう!」と方向を変えたが時すでに遅し!
船の右横を岩にブチ当て、水の勢いに押されて沈!まさに租沈である。

オレも焦ったが、周りにいた団長一家はもっとアセッタらしい。(笑)
バリバリ団長にとっちゃあ
「頼りの綱である隊長が、自分より先に沈なんて! あ・り・え・ねぇ〜!
 ほな、オレはどうすりゃええね〜ん?」と焦り

優雅にただようバリバリ団長


団長一家にとっちゃあ
「あれっ?カヌー熟練者やて聞いてたはずやのに、たいちょ〜!
 どういうことやねん!なにしてんね〜ん!(親子で目がテン!)」
と焦ったらしい。

隊長の面目のため、この沈の模様は封印しようと思ったのだが
バリバリ嫁がバッチリ写真におさめており
「この写真をHPで公開しなさい!
 さもなければフィルム代、数百万円を支払いなさい!」と私をゆするので
公開することにした。

では、ここからはノーカットで隊長の粗沈をお送りすることにする。
題して
「事実このあと、隊長は江の川の前にひれ伏すことになる。
                その結末の一部始終を見よ!」(byマネーの虎)





「フーッ!やぁ君達、元気かい?」と調子に乗ってるオレ。

「あっ!やべっ。左へ行こ。」

さっきの岩にぶつかり沈。即、沈脱!
隊長:「あれぇえええ〜!」
バリバリ団長:「うわっはっはっはっはっは!」
(↑隊長のこと心配してねーじゃん!)

隊長:「やば、やば!パドルどっかに行ってもうたー!」
バリバリ団長「うわっはっはっはっはっは〜!」
(↑まだ笑うとんかい!)

隊長:「すまんがパドルをたのむ〜!」
バリバリ団長:「うぷぷっ、よっしゃ!まかしとき!」
(↑笑いこらえながらしゃべんなや!)

隊長:「ハァ、ハァ、ハァ。やっとついた。。。」
バリバリ団長:「パドル、うぷぷっ、とったよぉ〜!ぷぷぷっ。」
(↑いつまで笑ろとんねん!)

あたたかい〜ひとの〜なさけ〜を〜(byタイガーマスクの終わりの歌)




以上が隊長の租沈の一部始終だ!
それにしてもバリバリくん、笑いすぎだよ!

この後、ドライバックの口をいいかげんに閉めていた為
袋の中が水浸しになっていることに気付く。
慌てて袋から携帯電話・デジカメを取り出しバリバリ嫁に預けた。
のちに、携帯電話は復活したが、デジカメはオシャカとなりました。(泣)

という訳でデジカメ不能の為、これ以降の写真がありません。(涙)
ここからはバリバリ嫁が撮っていた写真でお送りします。

カヌー公園の大勢のギャラリーの前で笑いをとった隊長は
水抜きをして意気揚揚と再出発!
バリバリ団長と伴に、川面のアメンボと化す。
時にはのんびりと漂い、時には波しぶきと闘いながら。。。





江の川を漕いでいて気付いたこと。
この辺りは、そんなにキレイというほどの水ではなかった。
また、休憩するようなイイ河原が皆無だった。
川からすぐ草むら→がけ→道路という感じだった。
バリバリ団長も「この川はホント、谷川やなぁ〜」と言っていた。
それに、ひとつの瀬の距離が長い!腕が疲れるよ。
ほとんどの川は、瀬があっても、ちょっと頑張って漕ぎ下れば
すぐに穏やかな川面が現れるのに、江の川の瀬は長いので
長い間頑張って漕がなくてはならない。腕が疲れるくらい。
普通の瀬が短距離走だとしたら、江の川の瀬は長距離走だな。
でも今回の区間で、頑張って漕がなきゃならない瀬は3つくらいだった。
どの瀬も、初心者でも諦めずに漕げばクリアできる程度のものだが
ただひとつ、初心者にとって一番キツイ瀬が
両国橋の手前1キロくらいのところにありました。
そこは、音や目で見るからに頑張らねば!と思う瀬ですが
その手前に船を着けて下見に行く河原が無い。





だから我々は”出たとこ勝負”でエイヤ!と進んだ。
のんびりパドラーの僕達にとってはいやらしい瀬でした。
大きな波頭がほうぼうで立ち、ルート取りにを迷ってしまうほどだ。
時には岩が頭を出しており、それにはじかれては態勢を立て直し
波頭に乗っては宙を舞いバシャンと着地する、という具合だ。
その瀬で隊長もバリバリも沈するのでは?と思うようなヤバイ場面が
ありましたが二人とも無事通過。
なぜなら二人とも最後まで諦めなかったからだ。沈しそうになっても
「沈してたまるかぁ!」とふんばること。気合!これが大事なんだ。
バリバリなんかは瀬の中で操船が思うようにいかず
大きな三角波に、船が真横を向いた状態で突入してしまったらしい。
それで水流に押され、沈しそうになったが
「わりゃあ、このオレさまに何さらすんじゃあ〜!」と叫び
とっさに三角波のてっぺんをパドルでブッ叩いたそうだ。
そのトッサの一撃(ハイブレイス)が決まり、事無きを得たそうだ。


あとで、その模様を道路の上から見ていたバリバリ嫁に聞いたところ、
我々はすさまじい形相でその瀬の中を漕いでいたらしい。(笑)
「今声をかけたら、きっと二人とも沈して流されるだろうな」と思ったから
声をかけるのを止めたそうだ。賢明である。。。

先程の瀬の興奮が冷め止まぬ間にゴールを迎えた。
ゴール地の両国橋ではバリバリ嫁とミチくんが出迎えてくれた。
2時間半くらいで着いた。あっという間でした。

橋の下のよどみで「うはうはカヌー教室」を開いた。
バリバリ嫁にはスパルタ教育を、
ミチくんには英才教育を施しておいたからもうだいじょーぶだ!

しかし私が一番驚いたのは、この一家、
オレよりもカヌーがサマになっているのだ。
写真を見てもらえば分かるが、みんなオレよりも熟練者に見える。
チキショー、なんだかくやしいなぁ。。。(笑)
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